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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第六章
85/379

vs??? 2

すみません遅くなりました。


『大魔王だって!?』


『はい。……強さの質が違います! 神代の存在です!』


『まだ生まれたばかりのうちに、倒したほうが良くないか?』


『倒せるのなら……。でも、無理しないでください!』


 姉さまが言う。


『わかった。駄目そうなら撤退する!』

 

 僕がみんなに伝える。


『みんなでは無理しないように。前衛は僕、姉さま、ミオ、リヨンで! 後衛はマリーナ、セルフィ、その防御に中衛がティーリン、カレン、シズカ、ロミ、ミランダ、ミモザ、アンリ、で!』


『『『『『『はいっ!』』』』』』


「やられたらやり返すにゃ」


 ミオが本気だ。目をらんらんと輝かせている。


「強い相手だと燃えます!」


 リヨンもだ。


 緑の男は四つ足で、そろり、そろり、と近づいてくる。


『姉さま、行きます!』


『わかった!』


 僕と姉さまの声が合わさる!


「「超級聖光星爆斬(ギャラクシーブレイク)!」」


 緑の男は小首をかしげている。これはもろに入る!


 男の胸がXの字に深くえぐれ、


「ぎいやぁぁあぁぁあぁっぁぁ!」 


 悲鳴と共に吹き飛んだ! 緑の血が盛大に花を咲かせる。

 

 そうか、まだ何が自分にどう影響を与えるか、とかわからないんだ!

 

 よし、では神級の呪文なら神代の存在でも効果はあるはず!


 男は地面でもがいている。


 悪いけどここで沈んでもらう!



――――神級魔法“アブソリュート・ゼロ”!!


 氷の玉から発生した氷のレーザーが緑の男に直撃する。


 一瞬で氷の彫像になるが、その瞬間にぱりん、と言う音ともに男が氷を弾き飛ばす。


 だめか! でもダメージは入っているようだ。


――――神級魔法“エターナルフレア”!!


 マリーナの呼び出した四本のフレアが男に襲い掛かる!


 全部入った! 


 避けるという考えがまだないのか!?


 ミオとリヨンが急接近する!


 ミオが男の懐に入り、アッパーで男を浮かせ、そこをリヨンの衝撃波付の打撃のラッシュが、男に全弾入る!


「あああぁぁあああぁぁあ」


 男が悲鳴を上げる。だが手加減するつもりはない。


 僕の重力魔法が男に吹き飛ぶことを許さない!


「姉さま、魔法を!」


「わかった!」


『ミオ、リヨン、回避して!』


『わかったにゃ!』


『はい!』


 ミオとリヨンが斜めに引いて、そこに僕らの魔法が入る。


「「――――神級光魔法ホーリーレイ!!」」


 僕と姉さまの光のレーザーが男の胸に突き刺さり、貫通し背中から抜ける!


 これはもろに入った!


 重力魔法で吹き飛ぶことを許されない男は、ミオとリヨンの攻撃すべて食らう。


“捨て身ひっかき”(マシンガンスラッシュ)!!


 ミオの必殺技だ!


 その場に固定された男に向かって、ミオのダメ押しのマシンガンスラッシュだ!


 リヨンが後ろに回り、後ろから衝撃波付きのラッシュを入れていく!


 なんとか阻止しようとした男の両腕を、文字通りミオが吹き飛ばし、そのまま心臓に爪を突き入れる!


 これで終わったか……?


 男はその場に頽れた。


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