vs魔王ゾルマ4
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「わ、た、し、の、弟を、これ以上傷つけさせてたまるかーっ!」
姉さまが僕の前に立ちふさがり、翼を前に出して、黒い炎から自身を包むように防御する。
その背中に新たな翼が光と共に現れる。
四枚の翼だ!
七本の黒い炎のブレスの集中攻撃すら、アンフィの純白のその翼に傷をつけることが叶わない。
姉さまが“リンク”でオルターに言う。
『オルター、これを真似できる?』
僕は頷く。
アンフィは居合の状態で魔力を溜め、叫ぶと同時に聖刀と神刀を抜刀し、破壊の衝撃波を二重に放つ。
超級聖光星爆斬!
光の力を込めた技だ! よし、“模倣”完了!
鞘はないけど、なんとかいけそうだ。
両手に闘気剣を構え、魔力をため、腰元に構えた闘気剣を一気に居合の構えから解き放つ!
超級聖光星爆斬!!
巨大な斬撃が魔王ゾルマに襲い掛かる!
アンフィは楽しそうに笑う。
『まったく、私がこの技を使えるようになるまで、どれだけかかったと思ってるのよ』
僕は答える。
『僕は、模倣っていうスキルを持ってたんだ。このスキルの効果だよ』
『なるほどねぇ。じゃあ飛びながら集中砲火よ!』
『了解!』
これだけ体が大きいと、逆に的だ。
純白の翼で空を縦横無尽に飛びながら、僕と姉さまから次々と放たれたギャラクシーブレイクが魔王ゾルマを削っていく。
ブレスは最初の一回以外かすりもしない。この光の翼は思っただけで操作できるから、攻撃を避けるのもかなり楽だ。
これはこのまま倒せるか!?
僕は動きが鈍くなってきた魔王ゾルマに接近して、接近して攻撃しに行く。
超至近距離からギャラクシーブレイクを首の根元に放つ。一撃、二撃、首のひとつが僕を食いちぎろうと迫って来たので、一旦空中へに避難する。
ちぎり飛ばすことはできなかったけど、その首は力なく垂れ下がった。あきらかにあの首は死んでいる。
僕とアンフィは交代で首を落としにかかる。
アンフィ―が接近戦をしてる間は、僕が飛びながらギャラクシーブレイクを放つ。
一本、二本、三本、四本!!
五本! 首が力なく垂れ下がる。
残るは魔王ゾルマの頭と、レダの頭が付いたものの二本!
アンフィがゾルマの顔、僕がレダの顔を同時に攻撃する!
「これで終わりよ魔王ゾルマ!」
僕と姉さまの声が唱和する。
「「超級聖光星爆斬!!!」」
「があああああぁぁぁぁぁあぁ!!」
ゾルマは一回声をあげると、
最後の二つの首も力なく垂れ下がった。
ゾルマの体がしなびれていく。
「やった……のか……?」
ぼくは姉さまの隣に飛ぶ。
「終わった……の?」
その時二度と聞きたくなかったあの音が響く。
どくん。
心臓の鼓動なような、空間を揺らすような不気味な音。
どくん、どくん、
僕と姉さまは魔王ゾルマの体に目が釘付けになる。
何かが来る。
ゾルマか?
もっとまがまがしい何かだ。
ゾルマの背中が縦に割れていく。
その割れ目のふちに、何かが外に出ようと手を掛けている。
「あの手はなんだ……」
僕とアンフィが見る中、そいつは姿を現した。




