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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第四章
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しばしの休息

 温泉回2かな? 夜にもう一話アップします。

 僕らはいったんバンロへと帰ることにした。


 賢者マリーナと連絡を取りたい。


 四天王の残りは残り魔女レダだけだが、さすがに魔王のそばから離れないだろう。

 

 魔王側に何も動きがないのが不気味だ。


 勇者を封印してしまったから甘く考えているのだろうか。


 魔王城は島にある。島と言ってもかなりの大きさだ。日本で言えば北海道ぐらいの大きさはある。


 が、魔王城は対岸から見える所にあるので、島まで渡ってしまえばそれ程距離があるわけではない。


 マナに聞いたところ、勇者パーティーはこちらの大陸と島を繋ぐ地下ダンジョンを通って魔王城まで行ったということだ。


 しかし僕らはその道は通りたくない。ダンジョンの中に大群を送り込まれてしまうと詰むからだ。



 一応現在、何個か案があることはある。こんな感じだ。



 1、僕がドラゴンになりみんなを乗せていく。


 2、バンロ国に帆船を出してもらう。


 3、小舟を用意し、スキルの水流操作で速度を上げ一気に島へといく。



 マリーナと合流できれば他の方法もあるかもしれない。


 と言うことでバンロに帰ってきた。この間の宿屋に行く。やはり温泉があるのは魅力的だ。


 恰幅のあるおかみさんがまた、嬉しそうに出てきた。


 僕はまたしばらく泊まるからよろしく、と言うと、なんか張り切りだした。

 

 普通に対応してくれていいですよ……。

 

 まあ僕らは総勢十三名もいるので、泊まるとほぼ貸し切りになっちゃうんだけどね。


 でもまだ解放したばかりなので、お客さんは来ないのかな。


 四人部屋が二つ、二人部屋を二つ借りることにする。


 僕はミオと二人部屋だ。


 僕が鎧を脱いで手入れしていると、ミオがリヨンと部屋に入ってきた。


「あれどうしたの? ミオ?」


「一番はミオだにゃ。二番目がリヨンにゃ」


「……まさか」


 ミオが獲物を狙う鷹の目で僕の事を見てる気がする。


「今鎧の手入れ中…」


「そんなの後でもできるにゃ!」 


「ちょまっあーーー!」


 僕はミオにベッドに押し倒された。 


 ………


 ……


 …


 今日は二人に搾り取られました……。



 二人とも寝ちゃったので、僕はそっとお風呂に行くことにした。 

 

 露天風呂に肩まで浸かる。


 これはあれだろなぁ。明日の朝におかみさんに、ゆうべはお楽しみでしたね、とか言われちゃうやつか……。

 

 ミオもリヨンも手加減しないからなぁ。自分の欲望に忠実と言うか……。


 僕はぶくぶくと口まで温泉に浸かる。


 と、誰か入ってきた。


「オルター様?」


 ミモザだ。


「うん。」


 ミモザは前と同じく僕の隣に来て座る。バランスのいいプロポーションが丸見えだった。

 そしていろいろ当ててくる。これはわざとか? わざとなのか!?


「オルター様にお願いがあるんです」


「うん?」


 ミモザが両手で僕の右手を握りこんだ。なにか言いにくそうにしてる。


「どうしたの?」


「わ、わ、私にもミオさんにしてるのと同じことをしてくださいっ!」


 なんだってーー!?


 ミモザは僕の投げだした足の上にまたがってきた。


「わ、私、オルター様がす、好きです。大好きです!」


 ミモザが顔を近づけてくる。僕の唇に軽く触れるだけのキスをする。

 

 ミモザの顔は真っ赤だ。


「ミモザの気持ちはありがたいけど、僕にはミオが……」


「大丈夫です! リヨンにもしたのでしょう? 」


 やっぱりバレてた。


 というか目の前にミモザのおっぱいがあるので、自然と僕の体が反応してしまう。


 据え膳食わぬはなんとやら、かなぁ。


 僕はそのままミモザをぎゅーっと抱きしめた。


 あとでミオになんて言おう……。



勝手にキャラクターたちが動き回った結果こうなってしまいました(言い訳)

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