表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第四章
52/379

ダンジョン2

夜10時ごろにもう一度更新します。ボス戦2回かな?

 ダンジョン39階


 僕らは50階目指して先を進む。


 ここまでの敵は、ほぼ瞬殺でミオとリヨンに倒されてしまっている。

 なんというか、このダンジョンに対して僕らは強すぎた。

 

 カレンには呆れられた。

 本来なら初心者のころにダンジョンに潜って、いろいろ辛酸をなめたりするらしい。


 35階層から出てきた首のない騎士のデュラハンなどは、Aランクでも撤退を考えさせるほど強敵らしいのだが、普通にミオとリヨンが数発殴ったら終わってしまっている。


 前衛を交代して僕とティーリンで前衛をやったりもしたが、やはり瞬殺だった。

 まあ、ティーリンのレイピアはオリハルコンだし、僕の闘気剣もやはり強い。  


 20階に居たボスの巨大カブトムシ数体もミオとリヨンの攻撃と、マナのフレアで瞬殺だった。

 30階のボスは巨大な蝙蝠、ジャイアントバットの大群だったが、僕のトルネードの呪文で一掃できた。


 まあよく考えたら魔王を倒すために旅してる僕らは、この程度のボスで負けるわけがない。

 

 そして今目の前の階段を下りたら40階層のボスへの扉だ。


 ボスの部屋の前には、小さな部屋になっていて、小さな噴水があり、水が湧き出している。

 こういう休憩所は、どのダンジョンにもあるらしい。


 そしてありがたいことに、ここにはモンスターは来ないという話だ。

 ボスの前の40階から50階の10階層は、今までとは比べられないぐらい強い敵が出るらしい。


 ほとんど駆け足のように攻略してきたので、みんなも疲れている。

 今日はここで休むことにする。


 僕は魔法の袋から、肉や野菜を串で焼いたものを大量に出して、食事にした。

 さすがに袋の中は時が止まるだけあって、買ったときそのままの温かさだ。

 

 「いただきますにゃ!」


 「ミオ、そこ肉ばかり食べない!」


 「これなに? にんにく? それは食べれないからいらないわ」


 「ああっそれ私が狙ってたお肉!」


 「私は何でも……。」


 「じゃあこの野菜つきのをあげるにゃ。ささ、どうぞどうぞ」


 「これはどうやって食べるのですか?」


 姦しい。みんなでわいわいと食べる。食べ物がなくなるのだけは嫌だから、ほんとにいっぱい準備してきている。


 普通の冒険者だと、ダンジョンの中に居るモンスターも食べたりするそうだ。

 

 ミノタウロスも牛肉と同じ味がするらしい。

 僕は人型のモンスターはあまり食べたくない。


 昆虫とかも普通に食べるらしい。僕は絶対にそんなの嫌だから、準備は怠らない! 


 ティノとティーリンは果物のほうがいいだろうから、それも大量にお盆に乗せて出す。


 みんなお腹いっぱいになったら、もう休むことにする。


 久しぶりに月灯の小刀を出して、明かりにする。ライトの魔法だと明るすぎるからね。


 夜の見張りは、紅の牙のみんなが交代でやってくれるということなので甘えることにした。

 ここには他のパーティはいないが、休憩所で一番怖いのは他のパーティらしい。

 

 私たち何もやってないから、見張りをします……とのことだ。

 いや、地図を見て指示してくれるのは、すごく役立ってるんだけどね。


 今日は前々から考えてたことをミオにお願いする。ミオは承知してくれた。


「しょうがないにゃー」


 ミオは集中すると、豹の姿になる。おお。白銀の豹だ。それも毛が長い。普通の豹と違うのは元がメインクーンだからか。

 なんか神々しい。ミオは獣人と豹と猫の姿になれるらしい。


 僕はミオのお腹を枕にして横になる。もふもふだ。

 

 そんな僕の事を、じーっと見ていたティノが、そそくさと僕の隣によってきて、一緒に丸くなった。


 特等席だ。 




 

 こうして僕の初めてのダンジョン探索一日目は無事に過ぎた。






うう、これだけ書くのに6時間もかかってしまったよ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ