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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第三章
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バンロにて

遅くなりました。

体調が良くなく、かなり短いです。申し訳ないです。


 僕はすぐに“リンク”でカレンに話しかける。


『こっちは片付いた! そっちは大丈夫?』


 即、カレンから返事があった。


『次から次へと! 雑魚ばっかだが、助けに来てくれるとありがたい』


『すぐに行く』


 僕らは急いでエントランスホールへの扉を開ける。


 一瞬息をのむ。エントランスホールはアンデットで埋め尽くされていた。


 普通のスケルトン、鎧を着たスケルトン、ゾンビ、グール、確かに低級のアンデットばかりだ。


 エントランスの正面階段の上でカレンたちは戦っていた。


 僕はとりあえず見える範囲にドラゴンブレスを吐き、アンデットを一掃する。


 知恵のあるアンデットはデスタイラントが倒されたのがわかると、逃げていったらしい。


 僕らはそのまま城下町のアンデットを掃討することにした。


 “リンク”があるから分散して報告しながら倒してまわれる。


 僕はユニコーン姿のティノに乗り、町中をアンデットを倒しながら駆けまわった。


 馬に乗った骸骨の騎士の集団が、唯一すこし手こずったが、助けを呼ぶ必要もなく、僕の聖なる闘気剣で一掃できた。


 そしてその日。


 僕らはバンロをアンデットたちから解放した。


 



 ***




 

 カレンが叫んでいる。


「この街は勇者の弟、オルター様によって解放された! 町の人々よ! もうなにも恐れることはない!」


 めちゃくちゃ恥ずかしい。たぶん僕は顔が真っ赤になっている。 


 最初は恐る恐る、そしてアンデットがいないとわかると、どこにこんなに人が居たんだというほど人が出てきた。


 僕らを見ると抱きつかんばかりに、いや、何人もに抱きつかれて感謝された。


 あの男の子もいた。父親が僕に向かって頭を下げた。二人ともいい笑顔だ。


 ちょっと恥ずかしいとミオに言うと、


「ご主人様は感謝されるだけのことをしたんにゃ。ミオも胸を張っていられるにゃ」


 と帰ってきた。


 いや、ミオこそ魔華四天王の一人と一対一で戦って勝ってるんだから、そっちのほうがすごいと言うと、


「にゃはは」


 笑ってごまかされた。なんかずるい。


 バンロの王は港町カザリアに軍と共に避難しているそうだ。 

 王には町が解放されたと使いを出そうと思う。


 ぼくらは王が戻って来るまで街に滞在することにした。


 ふと、ミモザが皇女だったということを思い出し、ややこしいことにはならないの?と聞いたところ、


「今の私は聖女ミモザですから」


 とにっこりされた。

 それで通るならいいけど。身分を明かす気はないということなのかな。


 ティーリンが、この街の北西に最下層に竜王がいるダンジョンがあるから、王様たちが帰還したら潜ってみようと言ったので、僕らは次はダンジョンに行くことにした。


 どうやら今日は町をあげての宴になるらしい。


 町の大広場に、どこにこれだけあったんだというほどの食糧と酒の樽が運び込まれた。

 どうやらデスタイラントに徴収されていたものらしい。


 アンデットには食料が必要ないのではと言うと、徴収された食物は魔王のところに送られていたようだ。

  

 これは地味に魔王にダメージを与えたのかもしれない。


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