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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
蓬莱大陸編
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蓬莱大陸編エピローグ

 こうして僕らは誰一人欠けることなく、蓬莱大陸での冒険を終えた。


 意外だったのが玄武族の王だ。


 姉さまと邪神の殲滅の報告と共に、龍滅剣を返しに玄武の城へと行ったのだが、返却を拒否された。


 それは勇者の武器で、勇者が持つものである、と。


 じいさん、意外と良いやつだったのか?


 いや、この剣があったら邪神に襲われる可能性を考えたのかもしれない。


 邪神にとってこの剣は恐るべきものには違いない。


 僕と姉さまは丁寧にお礼を言い、玄武の国を後にした。



 僕らが乗ってきた帆船には、龍の国のお酒やら独特の香辛料などを詰め込み、皆に見送られながらラマス大陸を目指し出港した。


 白雪が涙ぐみながら僕に抱きついてきたりして一波乱あったけれど。



 今は船の上、穏やかな海上を帆を膨らませ船は進む。


「結局、邪神と戦うことになってしまいましたね」


 マナが僕に向かって言う。


「まったくだよ。もう勘弁してほしいよ」


 僕が大きなため息とともに言うと、傍にいたリヨンが、


「襲い掛かって来るならひとつひとつ叩き壊していけばいい。簡単なことだ」


 いやいやいや、戦わないに越したことはないと思うんだけどなぁ。


「けれど次からは邪神の襲来に備えないといけませんね」


「そうならないといいけれど。備えだけはしておこう。帰ったら対策を練らないと」


 そう言って僕は船首近くの甲板に身を投げ出す。


「せいぜい今のうちにこの平和を満喫しておこう」


 大の字に横になると、


「そうですね」


 と、マナが僕の横に寝転ぶ。


 リヨンがその反対側にそそくさと横になる。


「いいにゃー」


 ミオがうらやましそうにこっちを見ているから手招きしたけど、口を押さえると船尾に消えていった。


 船酔い組は大変だ。


 エルフのティーリンも海とは相性が悪いのか船酔い組だ。


 意外なことに姉さまもだ。


 感覚が鋭敏なほど船酔いになるのだろうか。



 船は帆を膨らませ、ゆっくりと縫うように波間を進んでいく。



 こうして船での航海は何事もなく進み、僕らはラマス大陸に帰還したのだった。



次回から不定期連載になります。

毎日更新だと作品のクオリティが下がっていくことに気が付きました。

一週間に2~4回の更新を目指します。

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