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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
蓬莱大陸編
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決戦3 vs轟炎


 轟炎がのけぞりながら呻く。 

 

「白虎族が上位種かっ」


 ミオが答える。


「ミオはミオにゃんねっ。もうお前の自由にはさせないにゃ!」


「ほざけっ邪龍神の力を取り込んだ我が、たかが上位種一匹に負けるわけがないわ!」


 そう言うと今一度ツノに雷を溜める。


「くらえっ」


 そしてまたツノから激しく雷を放出する。


 先ほどの広範囲の雷ではなく、雷の束がミオに向かって放たれた。


 ミオは銀色のオーラを右手に集中し、雷に向けて手を伸ばす。


「“うけながし”にゃっ」


 雷がミオを避けるように割れていく。


 轟炎の目が見開かれる。


「なんだと!?」


「次はこっちの番にゃんねっ」


 ミオが轟炎に向かって空中を駆け上がる。


 その体が銀色のオーラに包まれる。


「“白虎神拳”………“白虎神”にゃあ!!!」


 銀色のオーラがミオを中心に巨大な白虎の体を形作る!


 その巨体を操り、それでもなお巨大な轟炎の顔を張り倒す。


 轟炎は城壁まで吹き飛び、盛大な音ともに城壁へ叩きつけられた。


「今にゃんね!」


「おう!」


「助かったわ!」


 リヨンとティーリンがミランダの回復魔法によって電撃からのダメージを回復し、轟炎に向かい走り出す。


 私も馬を走らせ、倒れた轟炎へ“エターナルフレアソード”を振るい、体のあちこちを削ぎ落す!


 轟炎が口から血を吐きながら体を起こす。


「なぜだっ我が野望は正しかったはず。腑抜けな王を追放し、我が世界を収める。それこそがっ」


 私は声を上げる。


「お前の野望はっ、それがどんなに正しいものだったとしても!邪神と組んだ時点で、終わりを告げていたのです!」

 

 ティーリンが、


「邪神を復活させるために一体何人の犠牲者を出したというの!」


「もう後には引けぬ。やってしまったものは取り戻せぬ。我は勝たねばならんのだあ!!!」


 轟炎が息を吸い込み、ミオに向けて炎を放つ。


 が、巨大な白虎はそれさえも受け流す。


「みんにゃ!今にゃ!」


 轟炎へ向け走り込んでいたティーリンが叫ぶ。


“森人神剣”!!(エルフソード)“二奏剣”!!」


 ティーリンの姿が掻き消える。


 次の瞬間現れたのは轟炎の顔の横だ。


 二人に分身したティーリンが轟炎の左右の目の前に現れ、同時に目を斬り付け、盛大に血が噴き出した。 


 その間に走り込んだリヨンが轟炎の胴体に向け、渾身の、



“白神拳・神撃”ホワイトフィスト・ゴッドブレイク


 再び轟炎は城壁に叩きつけられ、轟音と共に城壁に大きな亀裂が入る。


 馬を走らせながら私は二本のエターナルフレアソードを狙いを定め、一本にし、切っ先をねじり伸ばす。



「“エターナルフレアソード”っ!!!“スパイラル”!!!!」



 一本の太くなった赤い火炎が轟炎の胸に直撃し、貫通し背中から抜ける。



「ばかなっ我がたかが人族の攻撃に………」


 轟炎は盛大に血を吐く。


 間髪入れずにミオが、



「これでおしまいにするにゃ!」


 ミオの体から銀色のオーラが盛大に立ち昇る。



「“白虎神拳”“残影ひっかき!”(ミラージュスラッシュ)!!」


 ミオの連撃が目にも止まらぬ速さで繰り出され、残像を残し轟炎を切り刻んでく。


「こ、このオレが、、、まけ・・る・・の・・・か」


 その巨大な白虎から放たれる爪の連撃に轟炎は、激しく体のあちこちから血を吹き出し、城壁へと叩きつけられた後、そしてそのまま崩れ落ちた。

 

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