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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
蓬莱大陸編
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決戦1

「ふははははは待ちかねたぞ!お前たち!」


 邪神アラクが空中を浮遊し、僕らの前に立ちふさがる。


 その六本の腕にはすでに漆黒の武器を持っている。


「さあ楽しもうではないか。そして絶望とともに息絶えるがいい」


 この押しつぶされそうになるプレッシャーは、魔王クラスの比じゃない。 


 考えが甘かった。


 こいつは姉さま一人だけで相手が出来るような奴ではない。 


 これではリリアン救出に向かえない。


 いや違う。


 邪神アラクがすべての元凶だ。


 こいつを倒してリリアンを迎えに行けばいい。



「―――暗黒魔法“魔銀変化”」



 僕の体を黒く輝く魔銀が、天使の鎧の上を侵食するように覆っていく。


 そして四本の腕を形作る。


 僕は六本の腕に武器を持つ。


 ヒヒイロカネの刀二本、トンカチ、竜の牙、オリハルコン製の刀二本だ。


「ふははははは!じきに夜になる。邪悪なる女神の復活も近い。いよいよ我の時代が来るのだ!」

 

 アラクは上機嫌だ。


 僕らのことなど問題にならないとでも思っているのか。


 姉さまが龍滅剣を構える。


「姉さま、僕が先に!」

  

「ええ。いいわ」

 

 アラクに向かって飛びながら僕は技を放つ。


“真竜(ドラゴンロード)|流星剣”!!!」


「ハッハ!ぬるいぬるい!」


 僕の六つの腕から繰り出される“流星剣”をしかしアラクも六つの腕で弾き飛ばす。


 “真竜”のワードを入れての攻撃なのにまるで効いていないなんて。


 しかしそこへ飛び込んできた姉さまが技を放つ。


“真竜(ドラゴンロード)聖光星爆斬”!!!(ギャラクシーブレイク)


 その攻撃を右手の漆黒のハルバードで受け止めようとしたアラクだが、


「甘いわ!ぬっ!?」


「甘いのはどっちかしらねっ!」


 そのハルバードを姉さまの“真竜(ドラゴンロード)聖光星爆斬”(ギャラクシーブレイク)が柄のなかばから斬り飛ばした!



 ・・・・


 ・・・


 ・・


 ・



 地上戦は白虎軍が黒龍軍を圧倒的な力でねじ伏せていく。


 だけど邪竜が動き出してから状況は一変。


 白虎軍は二体の邪龍に翻弄されている。


 私は馬上で“エターナルフレアソード”を発現させながら、


「将軍!私たちが右の一体を仕留めます!左の一体、足留めしていてください!」


「よしわかった!全軍!左の邪龍に向かって突撃だ!!!!」


 蘭青将軍の怒号が響く。


「マナ!行くわよ!」


 ティーリンが馬上の私の後ろに立ちながら私の肩に手を置く。


「はい!」


 右の邪龍に向かうのは私マナ、リヨン、ティーリン、レン、ルスリィ、フィナ、カレン、シズカ、半巨人族のロミ、セルフィ、ミランダの九人。


 十分すぎるほどの戦力だ。


 リヨンが馬に乗っていないにもかかわらず、素晴らしい速度で駆けて邪龍に向かい拳を振るう。


 亜人達は邪竜の攻撃に巻き込まれては大変、とばかり一旦下がっている。


 これなら私たちが邪龍と戦うのに邪魔をする者はいない。


 リオンが邪竜の噛みつきを掻い潜り、首の付け根の弱点に向けジャンプする。


“白神拳・神撃”!!ホワイトフィスト・ゴッドブレイク


 そしてその心臓を内部から破裂させる!


 首の一つが轟音と共に地面へ落ちた。


 さすがはリヨン。頼りになる。


 首は後四つ。


 ティーリンが馬から飛び降り、飛ぶように走りながら首元へと向かう。


 私は“紅の牙”のメンバーと首の届かない位置から“エターナルフレアソード”を伸ばし牽制する。


「えいっ!」


「こっちです!」


“竜王疾風撃”!!(ドラゴンタイフーン)


 レンとルスリィとフィナが近距離で攻撃し、囮となってティーリンとリヨンへの攻撃を分散させる。


 その間にティーリンとリヨンで次々と心臓を破壊していく。


“森人神剣”!!(エルフソード)


 そしてあっという間に最後の心臓をティーリンがレイピアを突き入れ破壊する。


 邪龍を一体仕留めるのに、そう時間はかからなかった。


 さあ、もう一体の邪龍を倒してしまおう、と左の邪龍に向かおうとした時だ。


「っ!!!!」


 強大なプレッシャーが私達を襲った。


 一瞬動きが止まってしまうほどのプレッシャーだ。


「このプレッシャーはまさか……」


 次の瞬間、城壁から巨大な黒龍が身を乗り出し、私たちを睨む。


 確かに倒したはずの轟炎がそこにいた。






何人か存在を忘れていました。

過去にさかのぼって少し書き足しをします。

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