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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
蓬莱大陸編
360/379

攻城戦3


 マナの“エターナルフレアソード・流星剣”がオークロードに向かって放たれる。


 オークロードはぎょっとしながらも、盾で防ぐ。


 マナの狙いは、頭だ。


 頭がある位置に執拗に“流星剣”を放つ。


 さすがに対魔法の防具でも、むき出しになった頭になら攻撃が効くのだろう。


 僕はオークロードが防御している間に、急いでヒヒイロカネの刀を取り出す。  


 馬を進め、オークロードの脇を抜けるタイミングで技を放つ。




 “真竜(ドラゴンロード)聖光星爆斬”!!!(ギャラクシーブレイク)

 


「ゴフッ」



 僕の攻撃がオークロードの盾ごとオークロードを真っ二つにし、どしゃり、と上半身が後ろへ倒れた。


「はぁはあ、やりました!」


 マナの笑顔が眩しい。


「ん、いろいろ聞きたいけど、後回しだ!このまま門を破る!」


「はいっ!」


 そう、オークロードの後ろ、城門までもう敵の姿はない。


 その巨大な城門へ向け、馬を走らせる。


 その間に武器をしまい、素手になる。


――――神級光魔法“武装天使鎧”(アームドエンジェル)


 そして背中には翼を生やす。


 あと五メートル!


 僕は気を練りながら馬の背からジャンプし飛び上がり、門に向けその技を放つ。




“鬼神拳・神撃”オーガフィスト・ゴッドブレイク!!!」



 

 赤いオーラが拳に集中し、門へ当たった瞬間、轟音と共に門は吹き飛んだ。



 そのまま馬の背に着地し、


「マナ、突入する!」


「はい!」


 僕らは門を抜け、城下町に入る。


 後ろから白虎軍がついて来る。


 よし、このまま天守閣まで攻め込もう。


 逃げ惑う人々を無視しながら馬を走らせる。


 エターナルフレアソードを長めに作り出し、障害物を排除しながら進んでいく。


 敵兵士たちも出てくるが、もはや統制が取れていない。


 マナと僕のエターナルフレアソードですべて排除できてしまう。


 天守閣まであと少し、という所で空が(かげ)った。 

 

 天守閣から黒い龍が次々と飛び出してくる。


 やっとお出ましか。


 僕は、


「マナ、行ってくるよ。下はまかせる!」


 マナは少し悔しそうに、


「空も飛べたらいいんですけどね、はい、地上は任されました!」


 僕は頷くと、翼をはためかせ空に飛び上がる。


「オルター!!」


「姉さま!」


 空で姉さまと合流する。


「来るわ、轟炎よっ!!」


 黒龍達が僕たち二人に向かい襲い掛かって来る。


 その後ろ、巨大な体躯の黒龍と、さらにそれを二倍にした大きさの黒龍が飛び出してきた。


 黒刃と轟炎か!


 それと黒龍達は全部で四百と言ったところか。


「ちょっと数が多い!」


「でもやるしかないわ!!」


 そこへ空から黒龍に赤い弾丸が飛び込んできた。


 レッドドラゴンだ!


「ラフェ!!来てくれたのか!」


 そして僕の脇を抜け、今度は青いものが通り過ぎていく。


「私も来たぞ!」


 スカイドラゴンがその巨体を持って黒龍達に襲い掛かり、一瞬で三匹を屠った。


「わらわ達も!」


 その後ろから次々と現れたのは、白雪と寝返った二百の龍兵達だ。


「オレ達が他の龍を押さえます。オルターさんは轟炎を頼みます!」


 まだ若い青い龍が僕にそう声を掛け、黒龍に向けて飛び去って行った。


「姉さま!」


「行きましょう、轟炎の元へ!」


 僕は頷き、黒龍達を薙ぎ払いながら轟炎の元へと飛ぶ。


 数の上ではこちらは劣勢だ。急いで轟炎を倒さなければならない。


 姉さまが轟炎へと辿り着き叫んだ。


「さあ轟炎!決着をつけましょう!」


 轟炎は真紅の目で姉さまを睨みつけながら、


「何もかもが気に入らぬ。人族のくせに我が領地に土足で上がり込み、荒らしまわりおって。正義はこちらにある」


 姉さまは聖剣と神刀を構えながら、


「邪神と組んだ時点でお前たちは邪悪なる者だ。私は……勇者はそれを許さない!」 


「ほざけ!力こそ正義なり。お前を倒してそれを証明しようぞ」


「やれるものなら!」


 轟炎の体から漆黒のオーラが噴きあがると同時に、姉さまの体から純白の魔力が噴きあがった。

 

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