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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
蓬莱大陸編
353/379

ミオ対白虎神2

 受けて見よ、と言われれば受けざる得ない。


 白虎神の“残影ひっかき”(ミラージュスラッシュ)とミオの“捨て身ひっかき”(マシンガンスラッシュ)が激突する!


 その白虎神の腕から繰り出される巨大な斬撃の嵐を、ミオは一歩も引かず受けて立つ。


 威力の差を手数でカバーする!

 

 防御を捨てたミオの連撃が、逆に白虎神の斬撃を受け止める。


 白虎神は驚愕の顔だ。


「これをっ!受け止めるかっ!避けもせずにかっ!?」


 しかし圧倒的質量の斬撃に、さすがにミオの体が悲鳴を上げる。


 ミオは考える。


 体の大きさに差がありすぎる。


 このままだと体がもたない。


 ならどうする!?


 簡単だ。


 なら体を大きくすればいい!


「にゃおあああああああっ!!“獣人神拳・猫王”アニマルフィスト・ねこおう!!」


 ミオの体から橙色のオーラがあふれ出し、豹を形作る!


 白虎神はその闘気で出来た巨大な豹に思わず目を見張る。


「なんと!!!!!!」


 攻撃の手が止まった白虎神に、今度はこちらから攻撃をする!



「“猫王・(ねこおう)・・捨て身ひっかき(マシンガンスラッシュ)”!!!」


 白虎神もあわてて技を再び発動させる。


“残影ひっかき!”(ミラージュスラッシュ)


 先ほどと逆だ。


 白虎神の倍以上もある、闘気で出来た豹の上半身が、白虎神を見下ろしながら、斬撃を繰り出していく。


「むむむむむむむむっ!!!」


 耐える白虎神だが、限界が来たのか、



「ここまでっ!!!わしもう限界っ!」



 ついには白旗を上げたのだった。


 

*****


****


***


**



 


「こう、ですか?」


「違う、ここの力は抜いて。体をまっすぐに保つ」


「は、はい」


 布陣している右翼の陣営の中、剣の稽古をしている三人がいた。


 ティーリンとマナとカレンだ。


 習うのはエルフの剣術。


 マナは“エターナルフレアソード”を、うまく使えるようにするにはどうすればいいかを考えた結果、ティーリンに師事することにしたのだ。


 それを見ていたカレンが相手役を買って出た。


「ああ。エルフの剣術は力のないものには良いものですね。これならマナさんが剣を振るうにはちょうどいい」


「けど難しいわよ。人族が覚えるには時間がかかるかもね。まあマナは筋がいいし、形にするだけならそう時間はかからないかもしれないわ」


 マナが嬉々として言う。


「ほんとですか!?」


「ええ。一日数時間、毎日やれればね」


「頑張ります!」


 そこへ馬に乗ったミモザがやってきて、呆れた口調で、


「戦場で一体なにをやってるのよ。まあ、当分敵は攻めてこない様子だけどね」


「龍軍はどんな様子ですか?」


 と、カレンが聞く。ミモザは、


「再布陣してるわね。こちらも攻め込む気む動きはまだないみたい。戦況が動くのはいつになるやら」


「皆が集まるまで、攻めてきてほしくはないですね」


 まあね、とミモザは言い、


「攻めてきたらきたで、殲滅してしまえばいいのよ」


 物騒なことを言う。


「向こうの布陣から、大分ゴブリンなんかの亜人が減ったので、次の戦いが実質本番みたいなものだと思うわ」


 マナが焦ったように、


「それまでに、剣をもう少し覚えないと」


「マナは頑張り屋さんね。あんまり稽古で力を使いすぎないでね。本番になって疲れ果てていたら問題よ」


 ティーリンが木の棒を構え、マナに合図をする。


「まあ、加減をして鍛えるわ。それでいて早く、強く、ね」


 マナはティーリンの言葉に頷いて、そしてまた木の棒を構えるのだった。


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