古竜エンシェントドラゴン4
本日2回更新の1回目です。次の更新は21~22時ぐらいになると思います。
「じゃ最初からこれ目的だったの? 」
僕はベッドの中でウリシュナに聞く。すこし気怠い。
部屋の中はウリシュナが焚いたお香の香りで満ちている。
ウリシュナはぼくに軽くキスをして、
「ん。まあ、そうかな? 」
僕の顔におっぱいを押し付けぎゅーっと抱きしめる。
先ほどと外見が違う。
今は黒髪のロングヘアだ。
魔法で僕好みの恰好になってくれている。
とりあえずおっぱいは大きい。
僕はあきれながら言う。
「世間では竜の試練は英雄への登竜門みたいな感じに言われてますよ」
ウリシュナは、んふふと笑う。
「そう思ってもらったほうがありがたいね」
「まったく……」
「まあでも、それほど間違ってないかもね。ここまで来るのに竜種の縄張りを抜けないとだし、知識だけはあるからね」
「うーむなるほど……」
結果だけ見ればそうなるのか。竜種に鍛えられ、知りたかった知識を得る。確かにそう世間で言われてるものと違わないかもしれない。
「そもそも、ここはなんで隔離されているんですか?」
「ここ? ああ、ここは竜種の保護区なんだよ。私が竜種だからね。あんまり人間に竜種が狩られているのを見るのは面白くないんだ」
なるほどね。
「あと、私に会えた者には、別れる時もお土産を持たせるしね」
「お土産? 」
「ん。それも相まって誤解の元なのかもね。まあそれは後でのお楽しみ。今はこっちをもっと楽しもう? まだ全然足りてないよ? 」
ウリシュナは舌で唇をなぞると艶っぽく言う。
「もう……」
僕の肉体は、若いだけあってどれだけでも大丈夫そうだ。
そして僕らはまたその行為に没頭する……。
…………
………
……
そして2日はあっという間に過ぎていった。
***
3日目の朝。ウリシュナはテカテカしている。僕はちょっとやつれたか……。
結局僕はずっと寝室で過ごした。
「ありがとね、ネコちゃん。貴方のご主人様を返すね」
ウリシュナは満足そうだ。
僕はミオにぎゅーっとされた。
「ただいまミオ」
「おかえりにゃさいご主人様! 」
「さあさあ、朝ご飯を食べたら、最後にまだちょっと付き合ってもらうよ」
これで次に人を呼ぶのは数百年先になるそうだ。
さすがに少し僕はウリシュナに同情した。
これR15で行けるのかちょっと心配です。
最初に書いた分から18禁要素をかなり減らした結果、短くなっちゃいました。
ごめんなさい。(ぺこり)