古竜エンシェントドラゴン3
短いです。ごめんなさい。明日、日曜日は一日2回更新しようと思ってます。
がんばります。
僕は驚愕した。
光魔法を使えるだって!? いや、もしかしたら使えるかもしれないとは思っていた。でもはっきり言われるとやはり驚かざる負えない。
「光魔法というのはそもそも神々の魔法なんだ。勇者の役目を負うものに対する神々からのプレゼントという意味合いが強い。君の“模倣”も同じ意味合いを持って、女神から授けられたはずだ。勇者を助ける者としてね」
なるほど。
「でも残念ながら姉さんが光魔法を使うのを見てないんです。聖女が里にやってきて姉さんを連れて行ってしまったから」
「それは残念だね。まあ助け出したら試してみるといいよ。あと闇の魔法を使うなら心が闇に落ちないように注意しなさい」
「わかりました」
うん。僕だって某SF映画の黒い人にはなりたくない。
「それと、“模倣”だけど。君はまだそのスキルを使いこなしてないね。そのスキルはかなりのチートだよ? 」
「ええ。戦ってる敵のスキルをそのままやり返せるのはかなりのチートだと思ってます」
「いや、そういうことじゃない。君はまだ常識で出来ないと思ってる部分があるね」
うん?
「ヒントをあげよう。一度見たことがあれば、見たのが過去のことでも発揮できるんだ。これをよく覚えておきなさい」
うーんどういうことだろう?
「まあ今はわからなくてもいいよ。さあ、もうないかな? 」
どうだろう。もう全部聞きたいことは聞いたかな。
僕は頷いた。
「よし。じゃあ今度はこっちの番だね」
ほらきた。どんな無理難題を言われるのか……。
「いや、そんなに緊張しなくていいよ。取って食おうってわけじゃないし」
ウリシュナは苦笑い。それから少し言いにくそうに、
「なに簡単なことさ。五日……、いや、三日でいい! 一緒に寝てくれればいいよ」
な、なんですとーーーーーーーーーーーー!!
「にゃ!?」
ミオがパチリと目を覚ます。
「えっとそれはどういう意味で……」
ウリシュナは言いにくそうに、
「まさか彼女さんが付いてくるとは思ってなかったからさぁ。でもこのチャンスを逃すとまた数百年チャンスがないんだよ」
ミオの視線が痛い。
「助けると思って! ネコちゃんおねがい! 」
ミオに向かって両手を合わせた。ミオはしょうがないにゃーとため息をついた。
「三日は多いにゃ。一日だけにゃ」
「せめて二日! 」
「はぁ。まぁ能力のある雄がモテるのはしょうがにゃいもんにゃぁ」
おいおい僕を置いてなんか話が進んでるぞ……。
「やった! ありがとネコちゃん! そのかわり美味しい食事を提供するよ。楽しみにしててね」
なんかウリシュナは見てわかるほどウキウキしてる。わかりやすいなぁ。
「お肉にゃ。美味しいお肉をいっぱい食べさせるにゃ」
「オーケー! 腕によりを掛けちゃうから! 」
お肉で売られるのか僕は……
評価ありがとうございます!
今評価に気づいてテンションが上がりました!!
明日も頑張ります!!(ぺこり)