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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第二章
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竜の試練10

「ミオ、見てあそこ天井!」

 

 天井に穴があり、光が差している!

「あれなら真下から真上に向かって風魔法を使えば地上に出れるかも」


 と、ぶくぶくぶくと湖面に気泡が立ち、水中の黒い影が水面へ近づいてくる。

 僕とミオが同時に叫んだ!


「ミオ、何か来る!」

「下がるにゃ!」


 僕らは慌てて湖面から下がる。

 ほぼ同時に、


 湖面が盛り上がる!


 盛大な音を立て、黒い塊が姿を現す!

 

 地響きを立て、地底湖のふちに手を掛ける。


 顔がデカい!顔だけで二メートルはある!

 そいつは湖面から池の端に手を掛ける。

 一見でっかく黒いサンショウウオだ。


 猛烈に嫌な気がする!


「ミオ、もっと下がって!」

「わかったにゃ!」


 ミオが下がった瞬間に、ミオが元いたところに、そいつの舌がカエルの舌のように伸ばされ地面を打つ!


 瞬間、僕は通常仕様のファイヤーボールを200倍の魔力を使って放つ!


 命中!


 だがダメージがない!?

 急いで鑑定をする!


土水竜王 72歳 性別:♂ LV:75

職業  :竜王

体力  :2750

筋力  :1250

防御  :50

魔防  :2750

敏捷  :650

魔力  :1200

闘気  :60

属性  :水地

スキル :粘膜防御lv10/粘膜操作lv10/気配察知lv10/水流操作lv10/火属性耐性lv10/自動再生lv10


 りゅ、竜王だと!?

 てことはレッドドラゴンより強いのかっ!?


「ミオ、今の攻撃見えたか!?」


「大丈夫にゃ!」


 僕にも何とか見えたから、まあそれは大丈夫か。


「こいつは竜王だ!レッドドラゴンより強いぞ!」


「!?とんでもないにゃ!」


 くそっ火魔法に耐性があるだとっ!これは圧縮した火球も防がれてしまう可能性が高い。


 それなら!


 僕は呪文を唱える!


”ライトニング!”


 ライトニングはなんと頭に当たるも弾かれて散ってしまった。

 僕は立て続けに呪文を放つ!


”ストーンランス!””アイシクルランス!””ウインドエッジ”


 どれも200倍で撃ってるが、正直効いてるようには見えない。


 それと同時にミオへ結界魔法を掛ける。

 サッカーボールの形をしたシールドがミオを中心に展開する!


 そいつは黒く大きな口を開けると、次々とミオに向かって舌の鞭を伸ばす!

 ミオは紙一重でかわしていく。


 僕は叫ぶ!

「雄叫びを使う!一撃入れてくれ!」


「了解にゃ!」


 僕は雄叫びを使う!


「ぅぅぅぅぅぉぉがああああああああああああ!!!!!!」


 びりびりと空気が震える!土水竜王の動きがほんの僅かに止まる!

 ミオはその隙を逃さず、一瞬で間合いを詰めると爪の一撃を体を支えている腕に振るう!


 一撃 二撃 三撃!!


 入った!かなり深い!白い骨が見えた!よし!

 ミオはバックステップで離れる!

 土水竜王は一瞬前までミオのいたところを大きな口でバクン!と空振りする。


 斬撃なら入るのか!?

 僕はもう一度”ウインドエッジ”を放つ!さっきの倍の400倍の魔力を込める!


 入った!


 が、かすり傷だ!

 しかしこれ以上の魔力を込めるには時間がかかる。

 止まってる間に狙われたら避けられない。


「ご主人様!傷!再生してるにゃ!」


 はっとしてミオが攻撃したところを見る。

 思わず声が出る。


「まじか…」


 足は再生していた。

 やばい勝ちが見えない。思い出せ、なんかないか……。

 ミオだって無限に体力があるわけじゃない、いや、自動回復があるから多少は平気か……。

 いや、余計なことを考えてる場合じゃない。

 敵に集中する。


 三つ、思いついた。

 

 一つ、湖面を凍らして身動きを止める方法。だがこれは湖面に触れないと凍らせられない。そんな冒険をおかしたくない。

 二つ、倒すだけなら、マリーナから伝授された神級魔法を使う。だがこの洞窟が崩れる可能性があるのでよほどのことがない限り使いたくない。

 となると残るは最後のひとつだ。

 成功するかはわからない。でもやるしかない!


「ミオ!」

「はいにゃ!」


「合図したら左か右に飛んでくれ」


「わかったにゃ!」


 僕は魔力を練りながらその瞬間を待つ!


「今だ!」

 

 土水竜王は大きく口を開け、また舌で攻撃しようとした。僕は呪文を解き放つ。


”ストーンウォール!”


 斜めに発動させた速度を上げたストーンウォールが、土水竜王の口に突き刺さる!


 成功だ!でもここからだ!

 僕は魔力を注ぎ続ける!


 石の壁は伸び続け、


 水面に波紋を広げながら土竜水王は運ばれていく!


 土水竜王はじたばた暴れるが、がっちり噛んでしまってるストーンウォールを外せない。

 

 ズガン!


 土水竜王は壁にぶつかる。

 これで倒せたかはわからない。だがもう倒したかどうかはどうでもいい!

 

 今だ!


「ミオ、ついてきて!」僕はなんとか走る。


 湖面にわたされたストーンウォールの橋の上を駆ける!!

 ミオが付いてくる。

 真上にある光が差している所の真下だ!


「ミオ、しっかりつかまって!」


 僕は風の魔法を400倍で唱え、ミオをきつく抱きしめる。


「わかったにゃ!」


 すぐに魔法を開放する。

 僕らはそのまま真上にかなりの速度で上昇する!


 もうすこし…




 そして僕らは洞窟から脱出した。





火魔法耐性を火属性耐性に変更しました。

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