表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第九章
173/379

魔神迷宮35

すいません、今日は頭痛がひどくすこし短いです。

 そのままアンフィは隣の魔神王バルガに斬りかかる。


 呆気にとられ、動きが止まっているバルガに神剣と聖剣を振るい、首を二本斬り落とす!


 そこでバルガは反撃しようとアンフィの方を向きハルバードを振り上げると、アンフィは後方、僕らの居るほうへジャンプしハルバードの射程圏から出る。


 ハルバードは虚しく空振りする。


 忌々し気にウルヌスが言う。


「勇者だとっ……。神が作り出した殺戮兵器か!」


 白い翼を背中に生やしたアンフィが空中に留まりながら答える。


「そうよ。人間に仇なすものはこの私、勇者アンフィが排除する! 覚悟なさい!」


 僕とウリシュナはここでマモンに攻撃する!


「ランスチャージ!」


 マモンはハッとこちらを見たがもう遅い。


 虹色に光るランスが、その穂先をマモンの心臓へ向け放たれた!!


 マモンは何とかその攻撃を避けたが、しかし完全には避けきれず、ランスはわき腹をえぐる。


 銀の血が傷口から吹き出た!


 そのままウリシュナが爪に闘気を纏わせマモンに攻撃する。


 マモンは何とかハルバードで攻撃を防いでいく。


 だんだんと僕もランスの扱い方が分かってきた。


 今ならランスで技を使えそうだ。


 僕は集中する。


 ウリシュナと打ち合っていて僕の動きは目に入っていないようだ。


 今がチャンスだ!


 僕はマモンに向けて狙いを定め、虹色のランスで技を放つ!



――――“ 真竜(ドラゴンロード)・流星突き ”(メテオシューティング)



 ウリシュナの攻撃を捌くことで手いっぱいだったマモンに、“真竜”の威力を乗せた“流星”の連続技が決まりマモンを蜂の巣にしていく! 


 マモンが驚愕の顔で僕と目が合う。


 最後の一発をマモンの頭部に決めると、全身を爆発させマモンは爆ぜた! 


 銀の雨が降り注ぐ。


 ウリシュナはそこで一旦後方へジャンプし距離を取る。


 残りは首が三本のバルガだけだ。


 ウルヌスが言い放った。


「くくく。我はわずかな時間さえ稼げればよかったのだよ! 魔銀を司る闇の意志よ。我に従いその身を捧げよ!」



――――暗黒魔法“魔銀変化”



 魔銀と呼ばれた銀の液体はウルヌスの体を渦を巻き覆っていく。


 ウルヌスの体が魔銀を吸収し盛り上がっていく。


 でかい!


 ウルヌスは見上げるほどの巨体になってゆく。

 

 ムカデだ。


 大きなムカデと言う表現がぴったりくる。


 足は全部手になっている。


 なんというおぞましい姿だ。



――――暗黒魔法“武具生成”



 その起き上がっている手のすべてに、黒いハルバードが生まれその柄を掴む。


「ぐふふ。我はこの姿で神々の追撃を振り切り、何体もの神を切り伏せてきたのだよ」


 ウルヌスは言い放った。


「たかが人間が我に敵うと思うな。調子に乗るなよ。すぐに切り捨ててやろう」


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ