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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第九章
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魔神迷宮32vs魔神王ウルヌス

7日分の更新になります。


 僕はそのまま虹色のカタナを、ウルヌスに向かい袈裟懸けに振るう!


 ウルヌスが避けたところをそのまま斬り上げる。


 それも避けられた!


 僕は次々と斬撃をいれていくが、ウルヌスはすべて避けていく。


「どうしたどうした。全然当たらないぞ」


 くそっ遊ばれている。


 まるで次にする行動を読まれているようだ……。


 ん? 行動を読む?


 そうか!


 僕は左手の人差し指の指輪に魔力を通す。 


 額に魔力で作られた第三の目が見開く。


 そのまま上段から斬り下げる!


 ウルヌスは右にかわそうとしてる!


 僕はそこから斬撃を右に軌道を変える!


「ムッ」


 ウルヌスはそのまま後ろに下がったが、僕の攻撃が左腕をかする。


 パッと黒い血が左腕から飛ぶ。


 よし。きちんと当たれば斬撃も有効だ。


「なるほど。神代の装備を持っているという事か。これでは上の階のやつらは手が出ないのも納得だ」


 僕は少し衝撃を受ける。


 喋る余裕があるのか!


「では我も本気を出すとしよう。出でよ“ゴッドブレイカー”」


 ウルヌスの右手から漆黒のハルバードが出現する。


 いや、よく見ると黒く虹色に光っている。


 これはまさか。


「神代の装備は、なにもお前の専売特許というわけではないぞ」 


 ヒヒイロカネ製か!


 くそっ僕は下がりながら呪文を発動する。


――――竜魔法・変化“古澤勇”


 二十八歳の僕になる。


 十二歳の肉体で勝てる相手ではない。


「ほう。少し変わったか? まあよい。我が武器の錆となるがよい」


 ハルバードを横薙ぎにする。


 僕はカタナを両手で持ち、その攻撃を受ける。


 いや、受けられない。


 力で薙ぎ払われ、そのまま吹き飛ばされる。


 斬られたわけではないからダメージはそれほど喰らっていないが、何回転も地面を転がる。


 ミモザが走り寄り、回復魔法を掛けてくれる。


「ミモザありがとう」


「はい。いくらでも回復します!」


 僕は頷くとウルヌスに向かい走りながら技を繰り出す。


“流星彗星斬り”メテオコメットスラッシュ


 流星剣を彗星斬りに乗せ、ウルヌスに向かい放つ!


 遠距離からの斬撃の連打だ!


 ウルヌスはそれをハルバードで防ぎ、切り捨て、一発も喰らわず防ぎきった。


 僕の額から汗が流れる。


 これが神代の存在の力だというのか。 


 ではこれならどうだ!



――――超級魔法“バーニングエクスプロージョン”



 を、魔法で強化し通常四つの炎の玉を、二十発まで増やし、さらに威力も神級まで上げて放つ!


「喰らえっ!」


 二十発の炎の玉がウルヌスに向かう!


 ウルヌスが言い放つ。


「効かんわ! カッ!!!!!!!」 


 炎の玉はそのウルヌスの掛け声とともに半数が消滅した。


 残りはすべてハルバードで捌ききる。


 半数消されたことに衝撃を受けつつも、僕は連続して魔法を放つ。


 これならどうだ!



――――神級魔法“エターナルフレア”



 高温のフレアがウルヌスに向かい放たれた!






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