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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第二章
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竜の試練5

短いです。ごめんなさい。プロローグ的な感じです。






 ミオと僕はそのまま黒豹に別れを告げ、

 ミオはあっけらかんと、「じゃーちょっと魔王倒してくるからまたにゃー族長によろしくにゃー」とすごい軽かったが。

 周りの期待に満ちた目に晒されながら、そそくさと話し合いの場を去った。

 

 僕らは霊峰セブの頂を目指す。


 岩石地帯を抜け、樹海に入る。

 樹海を進むこと1時間程で、土竜の巣と言われ、他の竜が出ないかわりに、土竜がたくさんいる所に出た。土竜と言ってももぐらではない。歴とした竜だ。

 ミオ曰く、ここが一番楽なルートだという話だ。

 月灯の小刀を抜き、明かりを確保し先へ進む。

 このルートを取らないと、空を飛ぶワイバーンやレッドドラゴンという最強ランクのドラゴンを相手にしないといけなくなるらしい。

 しかしいかんせん数が多い。土竜は群れるらしく、次から次へとやってくる。

 土竜は竜の中で最弱なのだが、最弱と言っても竜は竜、その辺の魔獣よりよっぽど強い。

 外観は巨大なアルマジロ、大きさは2m~3mぐらいだ。翼はないが硬い。尻尾は長く、動きも速い。

 ミオが顔や手足を狙い動きを鈍くしていく。たまに一撃で頭を落とせる時もあり、調子はよさそうだ。

 僕はと言うと、ミオが動きを鈍くした土竜に右手の虹色のトンカチを振るい食い込んだところで、ゼロ距離のファイヤ―ボールで一匹ずつ落としていく。


「ご主人様、足元に穴が開いてるところがあるから、気を付けてにゃん。」


「分かった」


「落ちるとあがってこれないからにゃ。」


 ん? ああ、分かった。風穴だっけ?溶岩が固まってできたやつか。


「気を付ける」


 ミオの話だと、土竜の巣の真ん中を通るわけではなく、端の方を少し掠めているぐらいらしい。

 それでこの量。負けることはないが、少々うんざりしてくる。


 延々と戦い続けてどれくらいたっただろうか。

 1時間?2時間?ひょっとしたらもっと経っているかもしれない。

 樹海の向こうにまた岩石地帯があるのが見えてきた。


「ミオ、土竜の巣はあそこで抜ける?」


「うにゃ。もうちょっとだにゃんね」


 ミオが土竜に攻撃する。


 僕もハンマーで一撃入れ、そのままファイヤーボールで沈める。延々と同じ作業を繰り返す。


 ミオも僕も作業みたいな感じになってきてる。


 それがいけなかった。


 3m級の土竜の尻尾の薙ぎ払いをもろに食らってしまった。


 ミオが声を上げる「にゃっ!?」


 悪いことは重なるものだ。僕の吹き飛ぶ先に穴が開いているのが見えた。


 そして僕はその穴に吸い込まれるように倒れこんでしまい、そのまま下に落下していったのだ。



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