魔神迷宮31
感想でいろいろ言われてしまい、筆が動かなくなってしまいました。
とりあえず書けただけアップします。
6日の分です。短くて済みません。
「ここまで来れたという事は、他の魔神王はすべて倒したというか」
ウルヌスは面白くもなさそうに言う。
「ああ、お前で最後だ」
「人間と我らは所詮相容れぬもの。丁度良い。我が配下共よ。そいつらを食い散らせ!」
そうウルヌスが言った途端に二百体のグレーターデーモン達が一斉に動き出した。
僕は慌ててリンクで言う。
『第一チームのユウです! なるべく合流を急いでくれ! 現在グレーターデーモンの大群と交戦中』
『『『了解!』』』
僕は呪文を唱える。
――――神級光魔法“武装天使鎧”
白い魔力の奔流が天に向かい膨れ上がり、鎧と剣にまとわりつき、防御力と攻撃力を増す。
背中にも収縮し白い翼となる。
マリーナもドラゴン形態になっている。
あまり手の内を見せたくはないが、グレーターデーモン相手にそうも言ってられない。
僕はカタナを両手で構え、スキルを使い身構える。
―――― “ 真竜 ・攻撃反射 ”
次々と襲ってくるグレーターデーモンに“真竜”の力を込めたカウンター攻撃を入れていく。
動きの鈍くなったグレーターデーモンはカレン達がとどめを刺す。
だがやばい。数が違いすぎる。
ミオが縦横無尽に走りまわり、グレーターデーモン達を屠っていく。
ウルヌスは楽しそうに王座から僕たちの事を見ているだけだ。
そんな戦いが続いてた時に、風を切る音が聞こえてきた。
この感じはレッドドラゴンか!
ラフェだ!
ラフェがグレーターデーモンめがけ、爪を立て急降下して、一体のグレーターデーモンを屠る。
さらに飛んできた、もう二体のレッドドラゴンが同じようにグレーターデーモンに向かい爪を立て、引き倒す。
次々とグレーターデーモンを屠っていく。
よし、今のうちにウルヌスと戦おう。
僕は白い翼を広げ王座に座ったままのウルヌスに向かい、“真竜攻撃”!!
ウルヌスは玉座から立ち上がり、身をかわす。
動作が早い!
「ふん。そんなに死にたくば、よかろう我が相手をしよう」
魔神王ウルヌスはハルバードを構え、そう言い放った。