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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第九章
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魔神迷宮15

短くて&時間ギリギリで済みません。明日は二話更新しようと思います。

 巨大スライムはミオに向けて触手を何本も、いや、何十本も繰り出す。


 ミオは急ブレーキをかけ、たたらを踏んだ。


 「にゃにおおおおお」


 伸びてくる触手を下がりながら炎属性の爪で切り刻む。


 僕は天井に向けてライトを掛けた短剣を四つほど投げる。


 巨大スライムの全貌が明らかになった。


 巨大スライムの中心部に何十匹ものデーモン達が浮かんでいる。


 ピクリとも動いていないのでおそらく死んでいるのだろう。


 白いデーモンも、それからグレーターデーモンすら何匹も浮いている。


 僕は戦慄した。


 見た目で判断して所詮はスライムだろうと甘く見ていた。


 グレーターデーモンを捕食するスライムなんて聞いたことがない!


 僕は大声で叫ぶ!


 「ミオっもっと下がって!」


 「にゃ!」


 ミオはバックステップを連続で使いスライムの間合いから遠ざかる。


 僕は呪文を唱える


 ファイヤーウォールをミオとスライムの間に立てる。


 これでしばらくは炎に遮られこちらへ来れないだろう。


 だがスライムは炎などお構いなしにファイヤーウォールを跨ぐ!


 こいつは本当にスライムなのか!?


 マリーナが“ドラゴンブレス”を吐く!


「これすら駄目なのか……」


 しかしスライムには全く効いていない。

 

 そこにティノがライトニング、リリアンがウォーターカッタ―、マーガレットが魔力を込めた弓で攻撃するも、すべて効果がない。


 矢に至っては魔力がこもっているにもかかわらず、刺さりもしなかった。


 これは焦る。


 完全に手詰まりじゃないか!?


 いや……まだだ。バレるかもしれないが、というか確実にバレるがもうしょうがない。


 僕は呪文を唱えた。



――――神級光魔法“ホーリーレイ”



 スライムに光のレーザーが突き刺さる。



 効いている!


 

 スライムが煙を上げて身悶えしている。


 いける! 光魔法が効くという事は、これも効くという事だ!


 僕は技を放った!



 “真竜・勇者の一撃”ドラゴンロードブレイブソード



 僕の攻撃が巨大スライムに向かって振り降ろされた!

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