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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第二章
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竜の試練3


 ミオの頭の横の髪を手ぐしで梳く。

 ミオは僕の手に頭をこすりつけるように動く。この感触、間違いない。ミオだ。


「えへへ、やっぱりご主人様にゃん。」


 ミオは日本に居た時に飼ってたメインクーン種の猫だ。


「ミオ、どうして人の姿に? 」


 僕はあぐらをかいて座ると、ミオは頭をあぐらの上に乗せてなんか幸せそうだ。

 ミオが仰向けになって、体が全部見える。毛が生えていないところは胸からおへその下までかな?

 それ以外は顔以外毛におおわれてる。

 仰向けなので、でっかいおっぱいは丸見えだ。


「ミオはここに来てすぐ豹人というのに進化したにゃん。」


 そういえば、この世界の魔獣や幻獣は進化することがあるってマリーナは言ってたっけ。


「ミオ、かなりデカいぞ。今何歳? 」


「こっちに来てから、冬が12回あったにゃ。」


「そこは同じなんだね。てことは、日本では7歳だったから、19歳? 外見もそのぐらいだ。んー。…ひょっとしてミオはメインクーンのままこっちに来てる…? 」


「ん?そうにゃんよ?ご主人様はすごく縮んだにゃ。でもオーラが同じだからすぐわかったにゃん。」


 オーラ? 闘気ってことかな? 後でその話も聞こう。


「女神さま、女の神様に会わなかった? 上も下も青空の場所で」


「女神様? 会ってないにゃ。でも、白いひげのお爺さんにはあったにゃ。なんか欲しいものは何かって」


「なんて答えた? 」


「病気にならずに長生きしたいだにゃ。」


「なるほど。」


「ご主人さまは12歳になってるにゃ。あ、魔力がすごいにゃ。さすがご主人様にゃん! 」


 あれ? 僕はギルドカードとか見せてないよね? あれ?

 そうだ、首にしてる鎖をたぐってみる。うん、ギルドカードはここにあるな。とすると?


「ミオ、どうして僕の魔力が高いとかわかるの? 」


「白いお爺さんにもらった鑑定ってスキルを使ったにゃ」


 えっなんだって!? それ、確かすごい貴重なスキルだったはず。

 そこでふと思いついて、もう一回僕を鑑定してみてもらう。


 僕はミオを凝視する。


「したにゃんよ。ゴロゴロ」


 僕はミオをなでながらギルドカードを見てみる。


オルター 12歳 男 種族:人 LV:??

職業 :鍛冶師

体力  :390

筋力  :550

防御  :220

魔防  :520

敏捷  :750

魔力  :54349550

闘気  :20

属性 :地水火風空

スキル :模倣lv10/体術lv9/心話lv10/剣術lv9/斧術lv9/鎚lv10/魔法lv10/召喚lv10/鍛冶lv10/木工lv8/彫金lv10/結界lv10/鑑定lv10


 おお。やった! “模倣”がちゃんと仕事して、スキルの最後に“鑑定”が追加されてる!

 あ、僕のレベルが?? なのは魔法の数値がおかしいからだね。これはしょうがないらしい。

 よし、さっそくミオを“鑑定”してみる。


ミオ   19歳 女 種族:豹人 LV:43

職業 :武闘家

体力  :710

筋力  :690

防御  :450

魔防  :1650

敏捷  :1250

魔力  :10

闘気  :980

属性  :地風

スキル :自動体力回復lv10/長寿lv10/鑑定lv10/爪術lv10/体術lv7/闘気lv8/気配察知lv10/雄叫lv10


 うお。僕の前に半透明のウィンドウがでて、ステータスが表示された。

 これはすごい。で、ステータスは…魔力以外はひとつも勝ってない。ていうか全体的に高くないか!?

 このスキル構成にこのステータス、かなりチートくさいな。

 あとでスキルを模倣してもいいか聞こう。…って、僕のほうが全然チートだった!


「んー。それでご主人様はなんでここに来たにゃんか? 迷子かにゃ?」


「ああ、エンシェントドラゴンに呼ばれたんだよ。ここの火口まで行かないといけないんだ。」


「この先は竜がいっぱいいるから大変にゃ。でもこれからはミオがいるから大丈夫にゃんよ!」

 

 ミオは勢いよくぱっと立ち上がった。おおきなおっぱいがぷるるんと揺れる。


「あ、ご主人様、今日の夜までまってにゃ。猫族の集会があるにゃんよ」


 僕は頷いた。猫族の集会? これは面白そうだ。




今日はアクセスが多かったので頑張って書き上げました。

短くてごめんなさい。もしよかったら感想とか頂けると励みになります。

よろしくお願いします(ぺこり)

あとステータスは今後ちょっと変える事があるかもしれません。

勢いで書いてるので…

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