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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第八章
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聖王国シーサ魔法学園

次回から魔法学園編はじまります!

今回はプロローグ的なものになります。

学園編はバトル多めになりそうです。




 結論から言うと、僕はシーサ魔法学園に入学することになった。


 やはり王の言う通り、魔法学園内に反応があった。


 僕は、中等部一年に特待生として来月、四月に入園することになる。


 学園は僕への対応として、最大限の融通をつけてくれるそうだ。


 曰く、学費の免除。 


 夜間の寮からの出入り、ありとあらゆる所への立ち入りの許可の不要。


 教師の命令への不服従の自由。 


 武器の帯刀の自由。

 

 魔法の行使の自由。


 休学の自由。


 教師への協力の要請。


 これは王族ですら守らないと罰を受けるようなことも、僕は自由に動いていいという事だ。


 逆に言えば闇の種子を持った者に対する警戒の表れでもある。


 学園用のステータスプレートには情報が表示されないというロックをつけてくれた。


 僕のステータスプレートは名前以外はすべて“?”で埋め尽くされている。


 名前もオルター・ドヴェルグではなく、ユウ・オールドリバーにしてもらった。


 これなら半分本名なので、偽名でもないし、心も痛まない。

 

 そして寮の部屋だ。


 僕は本来なら高等部にならないと入居できない個室の一番大きい、貴族用の部屋を用意してもらえた。


 僕は小さな部屋でもいいかと思ったが、一般生徒とあまり近くない方がいい、という事でこうなった。


 まあ、ミオなんかが入り浸りそうだし、大きな部屋の方がいいかな? とは思うけど。


 最後に研究棟の一棟を自由に使ってよいという事で借り受ける。


 今は使われていない旧校舎の一部だ。ここは何かと使えそうな気がする。

 

 姉さまはクリスタルを持って闇の種子を探しに行くという事で、それにレン、アンリ、ティーリン、マナがついて行く。


 ついでにあちこちにあるダンジョンから、竜王を倒して技と神級魔法を手に入れてくるという事だ。


 僕も行きたかったけど、有用なスキルや魔法があれば、あとからもう一回行こうという事になり、我慢することとする。って“模倣”を使えばいいじゃないか! やっぱりなんというチートスキルだ“模倣”は。

 

 ミモザは元々学園生ということで、高等部二年へ復学することになった。


 それからミオだ。


 ミオはなんと先生として戦闘の授業を教えることになった。


 まあ、ミオは勇者パーティの一員だ。人寄せにも効果絶大なのだろう。


 ミオはティーリンに闘気法を教えてもいるし、意外と人にものを教えるのは上手いのかもしれない。



 そうして慌ただしく一か月はあっという間に過ぎた。 



 四月。



 僕はシーサ魔法学園の中等部一年生となった。




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