表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第七章
120/379

vsスカイドラゴン 2

今日の分の二回目の更新となります。


 スカイドラゴンは急上昇し、そこから僕めがけて急襲する!


 動きが速い!


 なんとかぎりぎりで避けると僕の翼の端を、その大きな口で食いちぎった。 


 翼はすぐに修復するが、今の攻撃を体に喰らえば致命傷になることは間違いない。


 スカイドラゴンはあり得ない速度で急転回すると再び僕に向けて突撃してくる。


 ダメだ、翼の飛行だけでは避けられない!


 スカイドラゴンは大口を開けて迫って来る!


 届く、と思った瞬間に僕は重力魔法を自分に使い急降下して何とかかわした。


 僕の真上でスカイドラゴンの口がバクン、と閉じるのが見えた。


 あ、危ない。


 でもこの隙に僕は呪文を唱え終わる。


 急旋回してスカイドラゴンはこちらに向かって猛スピードで突撃してくる。


 今だ!


――――中級魔法“トルネード”


 を千倍の魔力を使って放つ! 


 ラフェにだって効いたんだ! 

 

 ここは竜の結界の中じゃないからとんでもない威力になってるはずだ!


 スカイドラゴンがトルネードの中に飛び込む。


 思った通り、今のスピードではかわせまい。


 スカイドラゴンはトルネードの中で身を縮こませる。


 魔力で防御しているのか、しかしトルネードを放った次の瞬間から僕は追加の魔法を唱えている!


 くらえっ!


――――神級魔法“エターナルフレア”


 エターナルフレアを飲み込んだトルネードは火炎竜巻となりスカイドラゴンを襲う。


 体が大きい分ダメージも大きいはずだ。


 が、次の瞬間火炎竜巻ははじけ飛んだ!


「グガアアアオオオオオオオオ!!」


 体のあちこちから血を噴き出したスカイドラゴンは、目は赤くなり、大口を開けて僕に向かって噛みつこうと首を伸ばす!


 僕は逃げ回るが、ダメージを無視して噛みつかれたらいずれは捕まってしまう。


 できればこの姿で勝利したかったのだが……。

      

 しょうがない。


 姿お借りします!


 僕は呪文を唱える。



――――竜魔法・変化“古竜・ウリシュナ”!!



 体を圧倒的な力が駆け巡る。



 僕は変化する、紺色の巨竜に。



「グオオオオオオオオオオ!」



 雄叫びを上げる!


 スカイドラゴンはひるんだ。


 その隙にさらに、



――――竜魔法・強化“バーニングスタイル”!!



 竜体の節々から炎が噴き出す!



――――竜魔法・強化“ミラージュボディ”!!



 体がぼやけ、二重三重に分身しだす。


 はっと正気にもどったスカイドラゴンは、半狂乱になって噛みつこうとする。


 僕はツノで応戦する!!


 ツノ術はレベル10だ! 


 こんなところで役に立つとは。


 そして隙をついて背中に回り込む。


 片手でスカイドラゴンの張りだした頭の角を掴み、自分のツノを後ろから頭に向かって振り下ろす!


 振り下ろす!


 振り下ろす!


 そのまま後頭部に噛みつき、両方の翼を両手で押さえ、自身に掛る重力を十倍にして落下する。


 見る見るうちに地面が近づいたと思うと、轟音と共に地面に衝突し、地面はクレーター状になり、スカイドラゴンからの抵抗が止んだ。


 スカイドラゴンを離してみると、どうやら気を失ったらしい。



 どうにか僕はスカイドラゴンに勝利した。 



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ