表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第七章
105/379

帰還

短いです。そして時間ギリギリですごめんなさい。

明日の更新だけ休ませてください。

第二部の構想を明日で練り上げます。

 ウリシュナはそのまま魔法陣を出すと帰っていった。仕事が山積みらしい。


 ラフェに言わせれば仕事をさぼることが出来て万々歳じゃないのかな、と言われた。


 そんなに忙しいんだ……。


 それから僕らは、僕らを待っていた船に乗って港町カザリアに帰った。

 

 船に帰ると全員が集まって僕らに抱きついたり、肩を叩かれたりで全員もみくちゃにされた。


 船長によると、魔王城の上に隕石が降ったり、白い柱がたったり、ドラゴンが飛んだりで、肝を冷やしたそうだ。


 まるで神話の一ページのような戦いだったと言われた。


 まあ相手は大魔王と邪神だから、それもあながち間違っていないけどね……。

 

 そんなわけで船にのり、僕らは無事、港町カザリアに着いた。


 領主に報告し、領主の館に泊まって行かないかと引き留められたが、僕らは町のちょっと高級な宿に泊まることにした。


 温泉もついてるらしい。


 まあ休むと言ったら温泉は必須だよね! 日本人なら!


 ウリシュナには聞きたいことがまだある。


 指輪を使ってウリシュナに会いに行こう。その前にミモザを国まで送らないといけない。


 ミモザは皇女様だからね。


 これからは気軽に会えなくなるのだろうか。


 ちょっと、いや凄くなんか悲しい。


 今日の温泉で二人きりになれればいいけど。


 無理かなぁ。


 僕らは領主の館を出たところでティノを呼んで、勝利の報告をした。


 ティノは大喜びでその場でバク転を三回決めた。馬の姿で!


 さすがユニコーン、見てた皆は拍手喝采だ。


 僕はティノに乗り、町中を宿まで歩いた。


 すでに知れ渡ったのか、みんな通りまで出てきて手を振ってくれた。


 僕らも手を振り返す。


 ああ、みんなも一人も欠けなかったし、今ここにいることが信じられない。


 僕は皆の、世界の役に立ったんだと、今なら胸を張って言える。


 ユニコーンの上から手を振りながら、僕は誇らしい思いに包まれていた。

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ