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Explorer Baby  作者: maria
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四章

 ママがこの日のために誂えてくれたピンクのツイードのスーツを着て、片手にはハートの取っ手が付いたサマンサ・タバサのバッグ、もう一方には半年間の封印から解放したばかりのギターの入ったハードケースを持ち、私はママの運転する銀色のボルボに乗って大学に向かった。受験後初めての、本物の大学生の詰まった本当の大学だと思うとどうしようもなく胸が躍った。

 空気は暖かく、桜は見事な花々を咲かせていた。車の窓を開けると、それらが心躍る匂いを充満させていることがわかった。もう二度と冬なんて来ないようにさえ感じさせた。次第に大学が近づいてきて、黒いスーツを着た案内係の人々があちこちに目に入ってきた。ボルボはゆっくりと校門から入り、赤煉瓦で出来た校舎のすぐ脇の駐車場に停まった。「それじゃあ、終わったら連絡を頂戴ね。ママは一旦帰りますから。」私は車から降り立った。

 目の前には夢のような光景が広がっていた。そう、それは夢であった。少なくとも私の現実には存在しなかった光景――。だからこれが私に与えられた環境であることがにわかには信じられなかった。この画幅の一点を構成できるなんて――。両脚が何の誇張も無くガクガクと震え出した。

 綿菓子のように満開に咲き乱れる桜並木の下を、大勢の大学生が喧しくサークル勧誘のチラシを撒き、正装に身を包んだ新入生が嬉し気に足を止めながら歩んでいく。サッカーにバスケット、バレーにクリケット、乗馬、アメフト。煌びやかなユニフォームに身を包み、それぞれ新入生に楽しげに話しかけている。これはまるで、TVで観た、お祭りだ。

 しばらく私はこの風景をただ茫然と眺めた。あまりに非現実的であったし、私の人生で見たどの風景よりも色鮮やかで、喧噪的だった。そのうちに喉の奥がごつごつと痛くなり、自身が泣こうとしているのがわかった。その時である。

 頭上で、「それ、エクスプローラーじゃねえか。」という野太い声がした。私は声のした方を見上げると、桜の中、煉瓦作りの建物の二階の一室から、春風に赤い髪を靡かせた、季節には不釣り合いな黒いTシャツ一枚で、何やら図案の刻み込まれた屈強そうな二の腕を剥き出しにした男が窓枠に危なげに越し掛け、こちらを見下ろしていた。桜の枝と枝の間から男は更に身を乗り出すと、その薄い唇を歪ませて怒鳴った。「それ、エクスプローラー? の何?」

 春風は桜の花びらを散らすこともあれば、こんな赤い髪を靡かせることもあるのだと、暫し私は感慨に耽った。その途端、男の後方からアンプを通した図太いギターの音が鳴り響いた。「うるせえ!」男はそう怒鳴って一瞬窓の中に入り姿を消した。そしてまた窓枠に身を乗り出し、私に声を掛けた。「エクスプローラーの、何なの?」

 「ESPのダイヤモンド・プレート! James Hetfieldのサインとシリアルナンバー付きよ!」私は喧騒にかき消されまいと大声で答えた。

 男は威勢よく笑った。威圧を与える眼差しが、一瞬緩む。「マジかよ。お前、METALLICA好きなの?」

 「好きとかではなくって!」そこまでは言い切ったが、その後言葉を選ぶのに少し手間取った。そして、「信仰! 私の病気を治してくれたのが、このギターだから!」と再度怒鳴った。

 「信仰か!」何かを得たかのように男は叫んだ。「俺もメタル信者だ。」

 こんな反社会的な人と私は一緒なのか、と疑念と同時に少々の落胆が同時に湧いてくる。

 「あんた、新入生? 今から入学式に、出るのか?」

 「ええ。」

 意外だとでも言うように男は頭を傾げた。「オリエンテーションも?」

 「もちろん。」

 「つまんねえぞ。」

 「そう。」

 男は右手で長髪を掻き毟り、なぜだか苛立った様子で、「……俺たちは、メタルバンドサークルのTHRASHだ。つまんねえ用が済んだら、ここ、3学棟2Fに来い。」と言って、また姿を消したかと思うとすぐに現れ、ぐちゃぐちゃに丸められていたであろう紙片を無理矢理両の掌で伸ばし、そっと下に落とした。それは花びらみたいにひらひらと私の目の前に落ちた。私は何だろうと紙切れを拾うと、へたくそな、しかし一応何度も書き直した線が見えるメロイックサインをした拳の絵のついた、配るのももらうもの恥ずかしいチラシだった。

 「先に言っておくが、他のバンドサークルに入っても、METALLICAができないどころか、色恋沙汰の歌ばっかりクリアトーンで弾かされて鬱になるぞ。」

 私は神妙に首肯した。

 「そこはMETALLICAが出来るんですか? あの、デスメタルも?」

 男は一瞬口をぽかんと開けて、慌てて「お前、デスも聴くのか?」と問うた。

 「デスは、心の故郷よ!」慌てて諸手を振りながら答えた。

 男は再びさも面白そうに笑んで、言った。「オリエンテーションが終わったら、さっさと来い。」

 「お前、さっきから誰と喋ってるの?」と男の後ろから声がした。

 「確かに。」男は桜の合間から落ちそうな程頭を下げ、私を凝視した。「誰だ、お前は。否、人に名を尋ねる時にはまず自分が名乗るべきだな。俺は高宮だ。」

 「私は今日からこちらの大学でお世話になります、今成まりあです。」

 「そうか、今成、先に合わせて待ってるからな。ブラックアルバムは弾けるな?」

 私は馴染み深い単語を聞いて反射的に破顔した。「もちろん!」


 社会が混迷していることも、答の出ない模索的思考こそが大学生としては不可欠であるということも、確かに暫くは胸中に残った。しかしあの赤い髪をした男たちと、この語ブラックアルバムの曲を合わせられるのだと思うと、大学とは何と素晴らしいのかと、そればかりが鼓動を逸らせた。まるでツーバスを得意とする手練れのドラマーが住んでいるように。やはりこのギターは神だ。私を正しい人生に導く、神だ。正しい、神だ。誤った神の下、原理主義に導かれている人々よ、気の毒に。私は改めて足下に立てたギターを眺め微笑んだ。そこでふと思い至った。あの赤髪の高宮は、二階から雲海の如き桜の花々の隙間から、これがエクスプローラーであると見て取ったのだ。先だって、入学式会場である講堂に入るに当たっては、見当違いかつ無知な案内人がエクスプローラーを見て、「銃の持ち込みは止めて下さい。危険物持ち込み禁止ですから。」などという戯言を述べたが、それに比べて高宮は見識の深い男なのかもしれない。私は今更ながらに尊崇の念を新たにした。

 「それではこれからオリエンテーションになります。学部ごとに分かれ、移動をしてもらいます。医学部は中央会館、体育学部は、……」

 聞き終わらぬ間に私は颯爽と立ち上がった。手にはエクスプローラーのケースを固く握り締めて、3学棟に向けて早々と踵を返した。


 次第に音は近づいてくる。土砂崩れのようなバスドラが鳴り、そこに地響きのようなベースが絶えず絡んでいる。そこに乗るギターは次々に音を変えながら、自由に空を舞う鳥のように何度も滑空する。

 とうとう音のする部屋の前に到着すると、その扉には「軽音楽部THRASH」とマジックで書き殴った、黄ばんだ紙片がセロハンテープで辛うじてくっ付いていた。チラシといい、表札といい、ほとほと美的センスの無い人々の集団なのだと思い成した。

 扉なんて叩いてもどうせ聞こえやしない。私はそう思い、ドアノブを握り締め、一つ深々と息を吸うと、勢いよく扉を開いた。すると目の前にはBC.RICHのクワガタムシみたいな黒い変形ギターを持った高宮がいた。そして先程は気付かなかったが、ケネディの死体が大写しになったCARCASSのTシャツ(確かそのあまりに斬新なジャケットのCDは即座に発禁となったはずだ。)に、戦場でもあるまいし軍靴を履いていた。音は止まった。

 高宮はアンプに片足を乗っけたまま、にやりと笑った。「来たな。」

 「何、エクスプローラーの奴って女だったの?」そう言って顔色を変えたのは、高宮とは全く違ったタイプのベースの男である。美しい顔立ちに加え、まるでフットサルチームのレギュラーをしていて、始終女の子に囲まれているとでもいったような爽やかさと甘さがあった。悪いけれど、そのDEANの二股に尖ったベースは不似合いだった。

 「お前、そんな暇はねえ筈だぞ。」爽やかな人は、そう乱暴な言葉で即座に高宮に向き合い、「よく聞け。女でメタルがどーの、ギターがどーのっていう奴は、男の趣味に追随しているだけだ。そんなのわかるだろ?」と言い放ち、爽やか青年は親の仇でも見るように私を睨んだ。

 「私の恋人はブラックよ。お見舞いに来てくれたのは、ブラックだけだったもの。でもブラックはメタルが好きなのかしら。好きそうな気もするけれど、わからない。私は自分でメタルの信仰を始めました。」

 爽やか青年も高宮も、それから大仰なドラムの城に囲まれて座っている茶髪も皆、黙った。

 「……わかった。女ならこんな訳わからねえのじゃなくって、ちゃんとしたの紹介すっから。だからこんなつまんねえマネは、やめてくれ。」爽やか青年は半ば懇願するように、高宮の肩に手を載せて言った。

 私は部屋を見渡した。先程高宮が身を乗り出していたであろう窓には、カーテンが意味の解らない染みを付けながら、破れて半分はどこぞにいっている。壁にはバンドのロゴを真似たものやら、意味不明な図形やら、よくわからない落書きが無秩序に書かれ、地を埋めているのは、誇りに塗れた楽器のケースに敗れた楽譜の破片、破壊されたCDプレイヤー、煙草の吸殻、もうめちゃくちゃだ。私は部屋の隅に置いてあった、唯一埃を被っていないMarshall2000に目をつけ、歩み寄った。

 「何する気だ、てめえ。」後方で爽やか青年の声がする。

 「あなたのことは知らない。でも高宮は、ブラックアルバムを一緒にやってくれるって、言ったんだから。男に二言は、」私は高宮を鋭く見据えた。「ない筈でしょ?」

 高宮は「ああ。」と静かに発した。

 早速シールドを繋ぎ、電源を入れた。ちゃんと全てのお気に入りエフェクターが顔を並べたエフェクターボードを持ってくるべきだったと酷く後悔をしながら、バッグに一つだけ、どうしても離れ難く入れておいたエフェクターを取り出した。今朝ボードから外して唯一持ってきた、keeleyのトワイライト・ゾーンだ。青い目を光らせながら誰よりもへヴィな音を出す逸品。

 「あれ、トワイライトじゃん。メタルゾーン改造したやつ。」

 ドラムだろうか。そんな声が聞こえてきたが、今更どうでもよい。私はつまみをあれこれいじりながら、心臓の奥底を揺るがす音を見つけ、手早く耳だけでチューニングを済ますと振り向いた。「できた。ブラックアルバムの、何からやる?」

 「お前の好きなのは?」高宮が言下に、しかしどこか期待の籠った声で言った。

 「through the never」

 ヒューッと、ドラマーが下手糞な口笛を吹いた。

 「私が最初のリフを刻んで、ソロも弾く。」

 「駄目だ。ソロやるんだったらイントロは俺だ。」

 「了解。」

 高宮がドラムに一瞥した。それですべてを悟ったかのように、ドラムはスティックを四つ刻むと高宮がリフを刻み出した。すぐにハマっている。私はほくそ笑んだ。

 四小節後、ドラムとリフを刻むギターに私のリードギターとベースが同時に入る。音の厚みが増し、鼓動を高鳴らせる。進み行く戦車のように、堂々と、揺るぎなく、いかなる外的要因も受け付けず。ちらと見遣ると高宮が悔しさと嬉しさの綯交ぜになった顔で、私を見ていた。私もそれを見て肯く。

 次いで高宮の声がそこに入った。下品に陥る寸前の、暴発的とも言えるエネルギー。荒々しくも投げやりなそれではない。計算されている。私は即座にこの男の歌唱力、表現力を認めざるを得なくなった。と同時に、目の前の薄汚い落書きだらけの壁は消え、炎の上がる戦場が広がっていた。絶望と怒りと欲の渦巻く、戦場。軍を勝利に導く緻密な計画が、かつてはあったのかもしれない。しかしそれは練り上げられた末に、感情と一体化し、誰にも止められない凶暴さと強靭さを兼ね備えながら突き進んだ。上官からの指示を打ち消すように、チャイナの音が鳴り響いた。ソロの合図だ。私は自ずと一歩踏み出して、脳髄を突き刺すような高音の速弾きを披露した。時折タッピングも織り交ぜながら、最早何物にも屈しない、何物にも妨げられない強さを見せつける。高宮が吠え、がなり立てた。私もそれに合わせて、削り取るような激しいピッキングでより分厚いリフを展開した。それは勝利でも敗北でもなく、もちろん命令が完了したというのでもなく、単に気が済んだという一点を理由に収束した。その時は数分に過ぎなかったが、戦場を駆け巡る疲労と、本能に突き動かされる動物的な疲労で私は眼の前が歪むのを感じた。

 「最初、お前、遠慮していたな。次からのリフ、あれは、良かった。ソロも、勝手に変えやがったが、効いてる。」高宮が興奮気味にそう言い放った。「次は、デスメタルをやろう。お前、何が好きなんだ?」

 「おい、まさか。」爽やか青年は先程とは異なる危機感じみたものを剥き出しにしながら、高宮に再度向き合った。

 「やってみるだけだ。」

 爽やか青年は舌打ちをしながら視線を反らすと、渋々、と言ったように足下のチューナーを踏みながらベースのペグを回し始めた。

 「私もCARCASS大好きなの。」私は高宮のTシャツを指さしながら言った。「『HEART WORK』やりたい。」

 「待てよ、じゃあ、ツーバスの準備するからさ。」ドラマーがそう言って、何やらごそごそとセッティングを始める。「これバスドラ一本で叩くと、郡司さんはマジ切れしたからな。」

 「やったことあるのね?」私はチューニングを変えながら、高まる鼓動を抑えきれずに言った。

 「当たり前だろ。」爽やか青年は準備を終えて私に静かに向き合った。「てか、確認しとくが、お前俺らのこと、知らねえよな。」

 「だって私、今日入学したのよ。」

 「いつからギター弾いてる?」そう幾分焦燥して言った高宮の意図は、単にベースとの会話を中断させたかったことにあるとわかった。でも乗った。

 「十五歳。」

 「METALLICA聴いて?」

 「そう。『ジョニーは戦場へ行った』をフィーチュアした『ONE』のミュージックビデオを観て。それからこのギターを入手して――」

 「何で観たの?」

 「T病院の小児科のプレイルームの大型TVが、発作で眠れぬ深夜に流したんだわ。」

 冗談だと思ったのだろう。高宮は楽し気にふうんと鼻を鳴らすと、アンプの上に置いてあった煙草に火を付けた。私はその様を凝視した。喫煙など、映画以外に見たことが無かったので。高宮が吸うと赤い火は一旦消えかかったかにも見えた。その後、煙草を口から外して息を吐くと、火は再度燃焼し始め、白い煙が辺りに広がった。その時である。激しい咳が喉を突き、倒れ込んだ。私は即座にバッタのように半身を勢いよく折り曲げねばならなかった。全身を貫くような必然的な咳が出たので。そしてそれは次々と襲い来る。私は耐え切れずにギターを守るべくどうにか体から外すと、地べたに両手足を突いて四つん這いになった。

 「おい、救急車を呼べ、救急車。」高宮に言われて、ベースが部屋の隅に投げ出していたバッグを漁り携帯電話を取り出す。私はそれに対して違う、違うと訴えるように手を振り、自分のサマンサ・タバサのバッグにとりあえずしがみ付くと、そこに入れておいた喘息の発作を止める吸入器を取り出し、咥えた。息を吐く、まずは、吐く。何度も咳が出て吐けもしなかったけれど、涙を流しながら吐いた。それができたら、今度は吸う。繰り返す。呼吸を整える。

 やがて胸や背の痛みが減じ、呼吸が出来るようになってきた。額からは汗が滴り落ちていた。

 そのまま吸入器を外し、涙を滲ませて横たわる私に、高宮が「な、何が、起きた?」とおそるおそる問うた。

 「そうなの。煙草と埃が、いっとう駄目なの。そう言われていた。」私は頭をエフェクターに乗せたまま、横目で高宮とベースとドラムの顔を見上げた。「忘れていたわ。」

 やがて高宮が口を切った。

 「そうか。……済まなかったな。明日の夕方五時から、またここに来てくれ。出来たら、これをコピーして来て欲しい。」

 高宮は部屋の隅で山を成すギターケースやドラムケースを蹴飛ばし、蹴飛ばし(それで部屋にはまた埃が舞った。だから私は今度は目を瞑って息を止め、埃の終息を待った。)、そこに埋もれていた古い小さな棚を発掘した。そこからCDを一枚取り出すと、私に手渡した。ジャケットには無数の折り重なった死体の上に、木の枝を括り付けて作った十字架さ刺さっていた。デスメタルに相違ないけれど、知らないバンドだった。

 「アレンジは任せる。」

 「おい、高宮。」爽やか青年が引き攣った笑いを浮かべた。「どういうつもりだ? ただMETALLICA合わせるだけだろ? お前、そう、言ったろ?」最後は幼子をなだめるような、妙な優しい声で。

 次第に呼吸が楽になってきたこともあり、私は起き上がった。

 「だから今度は、デスメタルで合わせるだけだ。」高宮はそっぽを向きながら低く呟いた。

 「別にいいじゃん。お前、女好きじゃん。」ドラムが飄々と口を開いた。

 「好きだけど、」

 認めるのか、と一瞬噴き出しそうになる。

 「バンドは別だろ。お前らは女が甲子園出ててもいいのか、相撲取っててもいいのか、デスメタルやっててもいいのか。女は小綺麗な恰好させて、連れて歩くもんだろ。」

 私は今ここで喧嘩が始まるのではないかという不安と、この埃まみれの部屋で発作がまたぶり返すのではないかという不安に苛まれ、一刻も早くここを出ようと思った。そこで、「明日までじゃ全曲は出来ないと思うけれど、とりあえずやってみますね。さようなら。」と言うと、弦も緩めないままギターをケースにそそくさと仕舞い込み、サマンサ・タバサを掴み取ってそのまま部屋を走り出た。

METALLICA [through the never]

https://www.youtube.com/watch?v=EFbdYvolxRM


CARCASS [HEARTWORK]

https://www.youtube.com/watch?v=ZpbpOgUybBM



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