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【第九話です。】


 彼のお名前は晶都というのだそうです。

17歳の華の高校生。とても偏差値の高い有名な高校へ通っているそうです。


 色素の薄い襟足まで伸びた長めの髪はサラサラで大変羨ましいです・・・チッ。

悪霊とはまた違ったイケメンです。所謂美形です。

死ね、そして蒸発して消滅しろなんて(以下略)


「初めまして、私篠原真白と申します。」


「よろしくお願いします。」


 にこりと品良く微笑む彼はどこぞの悪霊とは違ってとても印象が良いです。

さて、我が家のソファに座る彼に一通り説明しました。とりあえず、胡散臭さMAXではありますが、何をどうトチ狂ったのか信じました。


「だって、佑都ゆうととはお話しましたから。」


 だそうです。

霊感が強いのでしょうか、とても胡散臭いです。

そして彼と話すうちに素敵なはずの控えめな笑顔がとても胡散臭く感じてきました。


嫌ですね、悪霊の疑うという悪い癖がうつってしまったようです。



「波長が合うみたいで、取り憑かれていてもあまり負担は感じませんね。」


 取り付くにも波長が合う合わないがあるようです。どうでもいい情報をありがとうございます。

そして彼は紅茶色の切れ長の目を細めて、とても嬉しそうに笑いました。


「それに、気になっていた女性ひととこうして話せるんだからどうとも思いませんよ。」




 ・・・・・・・あれ、私は君と出会った覚えも見かけた覚えもはないんですけどね。



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