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アバンチュールの名の下に  作者: ヨイヤサ・リングマスター
第一部:異世界でのアバンチュール編
4/11

第4話:作者は天狗が嫌いなのか? いえいえ大好きですよ。

 漫画『うしおととら』の河童は一度しか出さない使い捨てのキャラかと思いきや最終話付近で再登場していましたし、私は河童好きでもありますね。


 あまり関係ありませんが。

ショワワワ~ン


 魔法勇者ならぬ魔法王様キルカッツ&その恋人ユティの二人の物語の始まり始まり♪


 って言ってもこの物語は基本的に一人称だから上での文もこのワシ、主人公キルカッツ・ウィルムヘッドのセリフなんじゃがな。


 流石はキルカッツ様、前話まで三人称だった小説の地の文を、突如として一人称に変えてしまうだなんて小説の常識を悉く塗り替える御方ですわ♪



「いやいや、一人称だと分かっちょるならユティはワシの活躍を静かに見といてくれんかの?

 一人称小説の地の文で、視点変更なしな上に、キャラ二人がセリフを入れるだなんて読む人がこんがらがっちまうわい」



「ふふ、確かに作者の信念はひたすらに笑えるギャグだけでなく、読みやすさの追及もあるのかもしれないけど、笑いにも色々な種類があるものですよ。

 シュール、ジョーク、ギャグ、カオス、アメリカン、何を使っても面白ければいい。

 そうなると面白ければ小説という枠にとらわれるのは良くないと思うのですわ♪」



「まぁ、そうじゃのう。

 確かにワシの愛しのユティの言うとおりじゃ。

 それとここまでの会話は全て前書きなので良しとしよう!

 では本編へゴー!」





_______________________________________________





「はっはー! 驚異の大魔法使いキルカッツ・ウィルムヘッド&その最愛の恋人ユティ・パミュロ、世界渡りに成功の巻~♪」



「ひゃっはー! 絶世の美剣士ユティ・パミュロ&その最愛の恋人キルカッツ・ウィルムヘッド参上よ~♪」



 互いに抱きあうようにして世界を渡ったキルカッツとユティ。


 景色を見渡せばどこかの草原地帯のようだが何も見当たらない。

 少し離れた場所に森があるようだが、その奥にでも行けば集落があるのかもしれないが、少なくとも二人が現れた場所には何もなかった。


 はてさて、二人が最初に訪れた世界はどんな世界なのだろうか?


 ちなみに、ユティが剣士という設定は今思いついて追加されただけで、伏線も何も張っていなかったので何も疑問に思う必要はない。


 ちなみにちなみに、先ほど一人称でやると言っておきながら、いまだに三人称なのは何となくである。

 三人称も作者は好きなので、もうしばらくこのまま楽しむのも悪くないと思っているのだ。



「ややっ! なぁユティ、あっちに誰か人の気配があるぞい♪」



「第一異世界人発見ってところね。

 早速私たちの愛を見せつけなくっちゃ♪」



 森の奥……ではなく、そのさらにその奥の奥だろうか。

 潮の香りがするところからしてこの近くに海があるのだろうから、その近くに村でもあるのだろう。



「異世界での適当魔法その1:乗り物出てこーいの術♪」



 キルカッツがそう言うと草原には突如として真っ赤なスポーツカーが!


 しかし、キルカッツがただ車を出すだなんてつまらないことをするわけがない。


 この車は異世界トリップのチート主人公がよく使う空間魔法から取り出したり、無から有を生み出す創造能力でもなく、その辺の草や木を魔法で変化させたものである。


 この辺のしょうもないところで他作品との差別化を図る辺りが作者の変な癖とでも言うのだろうが気にしてはいけない。

 これも今更のことなのだから。



「流石はキルカッツ様!

 スポーツカーに見せかけていますけど、この車の原動力は術者の脚力のみなんですね♪」



「HAHAHA♪ その通りだよ愛しのユティ~。

 ワシの魔法によって身体能力無限アップ+時間や距離をいじる魔法によってガソリンみたいな時代遅れなもので走る車なんて、目じゃない速度が出せるのじゃ!」



 そう、ただ車を出しただけではない。

 この車は見た目こそ普通のスポーツカーのようでいながら人力車なのだ。


 キルカッツは魔法により身体能力を強化しており、疲れることなく超人的スピードが出せるので、ガソリンやバイオ燃料などの古臭いものに頼らないのも当然である。



「車の運転の描写はオールカット♪

 そして到着じゃ!

 車の運転だなんて面倒な過程は、はしょるのが魔法使いの常識!

 人の気配を追ってきたものの、どうやらこの村? を襲っているのは……ありゃ天狗かの?」



「ここに来る途中に、異世界ファンタジーでは定番のドラゴンを轢き殺したりしたのも『面倒な過程』に含めてしまうだなんて流石はキルカッツ様♪

 それに着いた先の村にいるのは間違いなく天狗でしょう。

 赤くて長い鼻、それに翼を持っているだなんて天狗以外にはいませんわ!

 でも、この世界では妖怪変化の類が普通にいるのでしょうかね?」



 着いた村では村人らしき人たちが天狗に襲われているようだった。



「ぐっがっが。食い物よこせてん。

 俺達『天狗っぽい族』に狙われたからには、命か食い物のどちらかを差し出すのだてん」



 どうやら天狗っぽい連中は種族が「天狗っぽい族」らしい。

 本物の天狗とは違うのだろうか?



「そこまでに、しんさい天狗っぽい連中よ」



「何者だてん!?」



 敵は武装した天狗っぽい有翼の集団。


 見たところ達人級マスタークラスの強さを持つ者もいるし空からの攻撃は戦闘では厄介だろう。


 だが、我らが主人公&ヒロインのキルカッツ&ユティの二人はそんな連中相手に怯むほど弱くはない!



「義を見てせざるは勇無きなり。

 ただしエロスはある! みたいなノリでいかにもな悪人のお前たちを倒させてもらうわい」



「キルカッツ様の言う『エロス』というのは主に私との甘い生活を指すものであって、貴方達とは関係ありませんので私の恋人をとるようなら殺しますので。

 ええ、十全に殺してあげますとも」



 気分は正義のヒーロー。

 誰もが憧れる英雄の力を実際に持っている二人は常にノリで行動することを心掛けている。


 この状況で助けに入らないという選択肢は最初からなかったのだ。

 なぜなら面白そうだから!!



「ふっふっふ。俺達天狗っぽい族に歯向かうならば「ちょいさ!」ぐわばぁ~」



 敵が喋ってる最中に殴り飛ばす。

 これは勇者の基本である。



「正義は勝つ!

 ユティも一緒に暴れんしゃい」



「任せてマイスウィ~トダーリン♪

 愛のラブラブアタック!」



 けっこうな数がいた天狗っぽい族の連中だが、チート丸出しの二人に広域殲滅魔法と広域殲滅剣技を同時に食らったことで、まとめて空の彼方へと吹き飛んでいき星となった。


 この物語はチートな主人公とヒロインがメインなのでバトル描写はあっさりとします。



「これにて一件落着じゃ。

 村人連中も安心せい、悪人は全員吹っ飛ばしたぜぞい」



「私とキルカッツ様の愛に感謝しながら食い物を寄こしなさい」



「そりゃ強盗じゃろ。

 さっきぶっ飛ばした連中と変わらんわい」



 そこでキルカッツは初めて村人たちを見てみたのだが、なぜか村人たちは頭に食器を乗せている。


 先ほど吹き飛ばした天狗っぽい連中が妖怪の天狗なのだとしたら、この村の連中は……。



「ありがとうございました異世界の勇者様方。

 わしはこの『カッツパルゲル村』村長のピン・シリュウという者ですじゃ。

 一応『賢河童けんかぱ族』の長もしております。

 恩人でもあるお二人の来訪を歓迎しますので幾らでもごゆるりとしていってください」



 ピンと名乗る初老の男は何故かキルカッツとユティが異世界人だと知っているようだ。



「はて?

 ユティ、ワシら特に自己紹介もしてないのに異世界人ってことが知られておるぞ」



「そういう物語なんでしょう。

 疑問に思っては負けだと思いますわ」



 特に気にするでもないユティ。


 確かに気にする必要もないのでキルカッツは流すことにした。



「それじゃよろしく頼む、ピンの爺さん。

 ワシはキルカッツ・ウィルムヘッド。世界一の大魔法使いにしてユティの恋人じゃ。

 ゆるりとしていくぞなもし!」



「私はユティ・パミュロ。世界一の剣士にしてキルカッツ様の恋人よ」



 何故か異世界に来ていきなりだが二人はとりあえずの住処を手に入れた。


 はてさて、この二人の恋の行方はどうなることやら?




 武器の「カッツバルゲル」はゲームではよく見る名前ですし、知っている人も多いとは思いますが、この武器の名前を見て最初にカッパをイメージしたのは私だけではないはず!

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