大揮
芦屋大揮の腹にナイフは刺さった。まさか、こうなるとは思いもしなかったであろう。彼は田村祐輔をいじめすぎた。
ここは何処だ?大揮は辺りを見回す。ここは地獄か?
さらさらとした土の上に枯れた木が、辺り一面に生えていた。木以外何もない。遠くの方に獣がいそうな洞窟があるくらいだ。 すると、暗黒の雲が立ちこめる空から雲を切り裂くように巨大な人物が現れた。
閻魔大王か?大揮は恐るべし尋ねた。
すると、巨人はそう答えた。お前は無の地獄を味わえそう言い天に消えていった。
閻魔の言ったとおりに何もなかった。腹が減っても死ねない辛さで大揮はとても苦しんだ。
しかし、奇跡は起きた。閻魔が死んだのだ。その時、閻魔の能力が大揮に分け与えられたのだ。閻魔の死因は地獄での仕事が嫌だという理由で、神に逆らい消されたのだった。
そして、地上界へ閻魔の能力で舞い戻ったのだ。
大揮は田村に会いにいく事に決めたのだった。田村に謝るため、そして、田村に復讐するために!
同時刻。日本。
A「さあ、俺達三人。よみがえったようだ。」
B「その、ようだな。世界制服計画も実行出来ますね」
C「当たり前じゃん。田村ってやつも 仲間にするんでしょう?」
A「あぁ、やつにはあの能力があるからな。」
閻魔のもう1つの能力についてはまた次回。