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Dawn  作者: ひよこ


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なん



 公募川柳を一昨年の二月か三月ごろ始めてから、割とすぐに大賞を貰った。


 その時の賞品はサイン入りの川柳本だった。


 あれ? 意外と賞って取れるものなのかと思ったが、その後は全然受賞出来なかった。


 そして二度目の大賞が一昨年の終わり頃、賞品は二万円分の肉のカタログギフト券だった。


 ……これが。


 これが二万円分の肉のギフト券じゃあ無くて二万円分のAmazonギフト券だったらどれほど嬉しかったことか。


 肉とか別に食べたくないし、高級肉だろうが結局一回食べたら終わりだし実際もう味なんか全く覚えていないし、Amazonギフト券を貰って本を買えた方がよっぽど良かった。


 公募川柳の賞品は大体Amazonギフト券かQUOカードPayか商品券が主流で、カタログギフトはレアケースと言える。


 だから何で自分の時は肉のカタログギフト券なんだと嘆かずにはいられなかった。


 いや。もちろん感謝はしているんですが。運良く受賞出来たことに。


 でもこれでAmazonギフト券を貰えていたら最高だったのに、普通はそれが賞品なのにと何故かズレる自分の人生を憐れんでしまうのだ。


 二万円……。


 欲しかった。


 何度も書くが公募川柳の賞金の上限は二万円で良い。


 三万以上はあげ過ぎ。川柳にそんな価値は無い。


 こんなに分を弁えているのに何故。



 最初の大賞の賞品に関しては初めての受賞だし小規模な公募だったからこういうものなのだろうと思った。励みになったからもちろん感謝している。あとが続かなかったが。



 それからは佳作などに入って千円だかの商品券が当たったり何かのグッズを貰ったりしたことが数回。


 ここ最近に至ってはもはや何の賞にも掠りもしない。



 公募川柳で大金を稼ぐ。


 開始当初の目標だった。


 未だに達成出来ずにいる。


 金が欲しくてもう愛想の尽きた公募にしがみ続けている。


 もしかしたらまた運良く大賞が貰えるかもと。その時こそ大金ゲット出来るかもと。


 もはや当たる気配はまるで無いし川柳の結果を見てはイライラするしただの人生の時間の浪費でしか無いんだが。


 あの時二万円貰えていれば成仏出来たのに。

 

 何故こうなんだろうな。









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