釣り!瀬戸内ライトゲーム
今日は朝から、山の管理に来ている。
ある程度作業をし、文乃は休憩をしながら、思い出に浸る...。
とある日、文乃は最近釣りに行っていない事に気づく。
文乃「ん〜、最近釣り行ってないなぁ。
天草も芦北も遠いんだよねぇ、有明海って、なんかあんまり釣れる気がしないんだけどどうなんだろうねぇ。」
文乃は山の敷地にあつらえた石のテーブルと椅子に座り、自分が引っ越してきた時に植樹した桜の若木を眺めながらコーヒーを飲んでいる。
文乃「そうだ、そういえばよりちゃんどうしてるかな?
最近連絡してなかったなぁ。...あっちの仕事、どうなってるかなぁ。多分大変にはなってるだろうけど....。」
文乃「今にして思うと、広島ってやっぱ釣り天国だったんだなぁ。釣りに行こうと思ったらすぐ行けたもんねぇ。」
文乃「ふふっ、よりちゃんともよく行ってたよねぇ....。」
...
....
.....
ヒュッ.....チャプッ!
...
....
.....
スーーーーッ......、クンッ!ドゥルルルルルルルル!!!
グッ!!
文乃「うん、ちっちゃいかなー。」
文乃はルアー釣りをしていた。
上がってきたのは、人差し指くらいの長さのメバルだ。
依子「五ヶ瀬さん、ちょっと浅そうですね、もう少し底を取った方が良いかもですよ。大きいアタリは深めで来てます。」
文乃「うん、でも根掛かり怖いんだよね〜。まぁ、とりあえず狙ってみるよ〜。」
グンッ!!
文乃「おおっ!」
グンッ!グンッ!、グンッ.....、グイ.....、みょ〜ん、みょ〜ん....
文乃「あは、ちたまですわww」
依子「あはは....。フラグ回収乙、です...w」
という感じで、私は釣りは大好きだが、イマイチセンスが無い。
周りは大物を上げる中、私だけ小物、私だけボウズというのもザラにある。
文乃「う〜ん、水中感覚難しいな〜、みんな上手いよね〜。」
依子「セッティングをキッチリしてる以上、こればっかりは慣れというか、気づき?ですからねぇ。しっかりと試行錯誤してみて下さい、と、おっ!!」
ゴツンッ!!グンッッッ!!!
ジジッ!!ジジッ!!ジジッ!!
依子の竿先が大きく入り込み、竿がしなる!
...しなった竿が戻らない...!
断続的にドラグが鳴く!
依子「これは大きいですね...!キュルッ」
ドラグをほんの少し緩め、ファイトを開始する!
ジジジジッ!ジジジジッ!時折ドラグが鳴き、竿が大きく入り込む!
文乃「あわわわわ...、強い!どんなのが上がるの〜!」
細糸でのファイトは緊張感もMAXだ、見ている文乃の方が手に汗握り、息が上がる。
依子「この感じは、チヌかタイの感じだけど....、どうでしょうかね...?」
それから10分ほど格闘する
魚は弱ったのか、竿の抵抗が少し軽くなり、依子は慎重に、パワフルに巻き上げる。
魚影が見える、50cmあるかどうかといったタイだった。
依子は手早くランディングネットを滑らせ、無駄の無い動きで躊躇いなく魚を掬い込む。
依子「........!......、よっし、キャッチ!」
文乃「おほ、鮮やか〜!すごいね〜!よく細糸で耐えたね!!」
依子「うまく力を逃して、根に潜られさえしなければ、案外なんとかなるもんですよ。って言いたいけど、今回は運が大きかったかもですね〜w良かったぁ〜。」
文乃「あは、よりちゃんも、実は焦ってた系?。」
依子「あせりますよぉ〜、0.6ですからねぇ、いつ切れるかハラハラでした♪」
文乃「めっちゃ嬉しそう..w」
依子「外道ですけど、このサイズなら充分美味しくいただけますからね〜♡あ、昆布締めしとくんで、明日にでもお裾分けしますね〜♪」
文乃「お、それはいただきたい♪よーし、私も負けないぞー!」
そして....
文乃「結局当たりすら無いとか...orz」
依子「そんなもんですよ、私も一回も来なかったし。さっきのファイトで魚散っちゃったかな。」
文乃「消化不良だけど、もう潮時だねぇ、残念。」
依子「まぁまた来れば良いんですよ。いくらでも来れますからね。」
文乃「ですね〜、次こそは。」
依子「それでは、五ヶ瀬さんお疲れ様でした。」
文乃「うん、おつかれ〜、気をつけて帰ってね。」
...
....
......
文乃「あの時は、結局まともに釣れなかったなぁ。」
文乃「タイミングみて、寿喜誘って天草にいこうかなぁ。そろそろ釣り行きたいねぇ。次こそは、良いサイズあげちゃうんだからっ♪」
午前の透明感のある空気の中、しばらくの思い出に浸り、これからの楽しみに思いを馳せながら、文乃はコーヒーを楽しんだ...。
熊本に戻ってからは釣りを全くしていなかった文乃。
思い出から帰ると再び釣り熱に火がつく。
行くは芦北か、三角、天草か?




