表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

カーテン


 カーテンを開いて、なんて歌詞の曲がある。結構明るい感じの曲で、外の景色はなんだって自分にとって意味があるんだよって。励ますような曲だったはずだ。


 意味なんてない。


 締め切った暗い部屋で、僕は一人でそう思っていた。励ましなんて意味がない。むしろそんな言葉が痛くて辛くて、いやだった。


 だけど。


「おはよー!久しぶり!!」


 思わず耳を塞いで、塞いだところで意味がないほどに喧しい不法侵入者が、あっという間に開いて見せたカーテンの向こう側。彼女の笑顔に負けないくらいの、痛いほどに明るい景色には。


 もしかしたら、意味もあるのかなって。眩しさに目を細めながら少しだけ思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ