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くそげーのえぬぴーしーにはひゃっかいはなしかけろ



「こちらが我ら反乱軍の宿舎になります 」


反乱兵Aに付いて行った先にあったのはレンガ造りの大きめの宿舎だった。中に入るとそこは案外広く、奥の方には食事処のような場所も見えた。


「勇者様をお連れしました」


反乱兵Aがそう言うと、受付の奥の部屋から紺色のエプロンドレスを着た若い淑女が現れ、二人を出迎えた。それを確認すると反乱兵Aは「では私はこれで」と一言だけ残しその場を去った。


「さ、こちらへどうぞ」


二人はそのまま二階にある部屋へと案内された。その部屋の造りは広々とはしているが大きな洋服タンスとベッドが置いてあるだけで、あとは窓が一つ開いているという簡素なものだった。


「なによこれ!ベッド一つしかないじゃない!てか私、この変態クソゲオタクと一緒の部屋なわけ!?嫌!嫌!ぜえったいいやぁああああ!」


まるで子供が駄々を捏ねるようにナリアが騒ぎ立てる。


「使いの方には隣の部屋をご用意しております。鍵はこちらをお使い下さい。ベッドのシーツの取り換えと清掃はお昼過ぎ頃に致します。お食事は朝、昼、晩にて一階にございます。ではごゆっくり」


 そう言うと淑女は二人に鍵を渡し、そのまま一礼して部屋を後にした。


「…まぁならいいけど…はぁ~ぁあ!!にしてもなんか疲れたなぁ~!あ~シャワー浴びたい…」


 綺麗なベッドダイブを決めた途端、ナリアの身体は急激な疲労と眠気に襲われた。


「…君、ここは僕の部屋なんだが……」


「なんか…分かってるけど…ムリ…動けないぃぃ…」


 枕に顔を埋めながらナリアが応える。


「…そうか…じゃあ僕は少しやりたいことがあるから外に出かけてくる。ちゃんと後で自分の部屋に移動しとくんだぞ」


「待ちなさいよ…単独行動は危険でしょ…てかそもそもこんなか弱い美少女を置き去りにするなんて許せ…」


 ベッドに横になりながら、何かを言い切る前にナリアは酷い歯軋りの音を立てながら眠り込んでしまった。


「…やれやれ……寝ているときも君はうるさいんだな…」


 口ではこう言いながらも隼はナリアに仕方ないといった様子で毛布を掛けてやった。


「さて…」


 毛布を掛けてやると隼は、ゲームで何かの秘密の通路や隠しアイテムを探し出すかのように洋服ダンスを勢い良く開け中を確認したり、ベッドの下に潜って床を叩いたりという奇行に及んだ。


「…何も無いか…」


 そう言いながら何となく窓淵を見ると、そのすぐ下部分のレンガ壁に一か所だけ異様な膨みがあることに気付いた。まさかと思いながらその部分を触ると、いとも簡単にそのレンガに化けていた膨らみが転げ落ちるように取れ、その中から一枚の紙が出てきた。そこにはこう書かれていた。


 [全員魔王に殺された…恐怖によって魔王に支配された者達は…何やら同じことしか言わなくなっていった…誰か他に話を出来る者はどこかにいるだろうか…ここももう駄目だろう…49番目の勇者は良くやってくれた…それでも勝てなかった…彼女は暁の剣を自らの力で研ぎ直し次に託して…死んでしまった…次なる勇者よ…必ず……]


「フッなるほど…やはり良く探してみるものだな……」


 隼はその紙を胸ポケットに大事にしまった。


「さて…うるさいのも今はいない。まぁ寝てもうるさいが…」


「だ、だれがうるさ…んにゃんにゃ…お父様…また尿漏れが…」


 ナリアの意味の分からない寝言に少々驚きながらも、廊下に誰もいないことを確認し部屋の鍵をしっかりと閉め、隼はその部屋を後にした。


「あのメモを察するに…」


 ブツブツと何か呟きながら宿舎を出て、隼は先ほど行ったギルドに向かった。そしてその中にいた十数人の内の一人に「やぁ」と一言話しかけた。


「こんにちは!」


 隼に話掛けられた反乱兵Bはにっこりとしながら挨拶を返すと、またどこかをただ見つめた。


「やぁ」


 隼がまた反乱兵Bに話しかける。それに応じてまた反乱兵Bも「こんにちは!」と返す。これを隼は100回程繰り返した。


「やぁやぁやぁやぁやぁやぁやぁやぁやぁやぁやややややややや……」


「こんにこっこんこんにこっこっこっんこっこんにこっっこっこここここっこっこっこっ…」


 壊れたラジオのように二人が呼応しあう。


「…だめか…次だ」


 そう言うとその男の隣にいたまた別の男にも「やぁ」と繰り返した。隼はこれをギルドの中にいる全員に繰り返したのだった。

作者「ピィヤァァァァアアアア!」(血涙白目発狂黒歴史

隼「どうしたんだいそんな奇声を発して」

作者「5時間だ…こんな文章力0.05のゴミが書いた文章でも5時間だ…」

隼「全くだもっと美しく僕の活躍を書いてくれ」

作者「うるせぇよ!クソゴミカスの中でも最上級のザうんちプリンスまんが!ナリア様の靴百万回舐めろや」

ナ「もっと可愛く書きなさい!」

作者「すいませんでしたぁ!」

隼「君…それでも作者かい…」

作者「ちげーよカス!俺に何も求めるなうんちうんち!あと、なにか勘違いしてるみたいだが後書きが本編で上のがおまけだから!次も絶対読んでくれよな!」

ナ「こいつも頭大分おかしい…」隼「同じにしないでくれ…」



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