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くそげーのはなしはてんぽもわるい

「さぁ!闇騎士でも闇皇帝でも闇鍋でもドンとカモンよ!ナーッハッハッハ!そんなの(主に勇者が)パパッとぶっ○して!(主に私が)女神様とフフフのフ~ンよ!」


 どこに行くとも知れずどこか有頂天気味のというよりは何も考えていないナリアは歩みを進める。


「なんか君の言動…括弧の中までちゃんと読めるな…それと伝わるか分からないが、ドントカモンだとこっちにくるなって意味になるんだが…」


 こんなことを言いながらも隼は先程見たステータスのことを懸命に考えていた。喜びの値が重と一緒ということはやはりあれはSTR値みたいなものなのだろうか…くつろいでる感じの顔文字は敵から攻撃を受けてもあの顔で平然としていられるという意味でVITだろうか…怒りのは…待て…こっちの方がSTR値ぽくないか攻撃してるときの顔のような…フッいくら僕でも攻撃するときあんなバカ面しないさ…いやまて怒りという感情は…いや…そもそも怒りとは…


 それは哲学の境地に達した。


「いった!!ん?ノゥワワワワァァアアァああああ!」


 怒りについて哲学的迷想をし、思想という無限の宇宙の中を彷徨っていた隼は、このナリアの奇声によって今ある現実に一気に引き戻された。


「全く…君は騒がしいな」


 そう言って何かとぶつかり転んだナリアの方を見る。その前方には身長190程のつぶらな瞳をした大男が立っていた。


「なんじゃお前は!ワレとやるゆんかぁ!おぉ!?(主に私の隣にいるこいつが)ぶっ○すぞ!」


「だから君、なんでそんなに括弧の中分かり易いんだい?…こいつって……あと、ワレって言っちゃってるじゃないか…自分でなんとかしなよ……」


 そんなことを言い合っているとつぶらな瞳が二人に話かけてきた。


「お二人の話は聞いています。貴方達はまだここから進まない方が良いでしょう。それは貴方達の身に危険です。まずは反乱軍の宿屋に案内します。そこで準備を整えた方が良いでしょう。私についてきてください。」


 そう言うとつぶらな瞳反乱兵Aさんは二人が歩いてきた道を戻るように歩みを進めた。


「や、やっぱ慣れないぃぃ…」


 ギルドの時と同じくナリアは隼の後ろに隠れる。


「てか、そんなことしてる場合じゃない!さっさと敵を○しまくって戻らなきゃいけないんだから!ほら早く行くぞ!ガリ貧眼鏡!!」


 そう言いながらナリアは元より歩いてきた方と同じ方へ体を向け歩み始めた。


「…君意外とネーミングセンス良いかもな…まぁ待ちなよ。宿にいけば何か情報があるかもしれない。良いかい君…クソゲーにおいて情報は普通のゲームをするのより大事だ。大半意味の無いものだが…まぁ、宿屋に行けばマップくらいはありそうなものだろう?大半は無いが…だが行くべきだろうな」


 隼は昔に苦しめられたクソゲーの事を思い出していた。それは「甘くない香りのミステリアス」というゲームで普通にプレイするとマップが無い、情報も出ないと言うシンプルなクソゲーだった。それは一番最初に訪れる宿屋の二階の一番端(壁抜け必須)にゲーム内時間13時だけに現れる男のみがマップから最後のボスの位置情報を持っておりそれに気づかないとゲームが成立しない、ましてやクリア出来ないというものだった。ちなみにゲームを始めたゲーム内初日の13時にしか現れない為、ゲーム内の時間設定を夜にすると次のゲーム内でいう朝となりその男は出現しなくなる。


「それに…」


 隼もナリアと同じ方に向かおうとすると凄い勢いでつぶらな瞳が隼を追いかけ「お二人の話は…」と先ほどと同じことを繰り返した。それも無視して隼が進もうとしても「お二人の話は…」と永遠と付きまとってきた。


「ほらな…行くしかないようだ」


「わ、わかったわよ…」


 宿屋にもこんなのが一杯いたらどうしようかという恐怖でナリアは一杯だったが、このつぶらな瞳に追いかけられるのも嫌だったのでしぶしぶと隼に付いていくことにした。



冒険禄1


隼「ステータスオープン」

キラキラ光(ry  雄大に高雅に(ry

ナ「何やってるの?」

隼「君…猫とかいってだろう反応するのかと思って」

ナ「?」

隼「光をみたらおいかけたくなるだろう」

ナ「んなっ!バカにしないで!私は高貴な産まれなの!その辺の猫は反応するでしょうけど!いやてか光の女神様にも良く反応しないのね…とか言われてたけど!」

隼「反応すれば良いじゃにゃいか」

作者「そうだそうだ。俺はとんでもないことをわすれてたぜ」

ナ「は、はずかしいの・・・・・・って!何でもない!ぶっ○すわよ!!!てかあんた誰…」

作者「次回も是非読んでくれよな!」

隼・ナ「誰に言ってる…」


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