表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

本来あるべきボッチの日常

作者: 金木犀の空

 これを呼んでいる諸君はボッチと聞いて何を思い浮かべるだろうか。

 この話はその問題についての物語なのだ。


 俺には自慢じゃないが友達がいる。

 しかし、その友達はその友達にとって俺は1番の友達ではない。

 たくさんいる中の友達だ。

 だから必然的に二人組を作れと言われた時もその友達は俺以外を選ぶ。

 つまり俺は、毎回余った人の中からシンパシーを感じあって選ぶ。

 そのため毎回違う人になってしまうのもしょうがないのだ。

 本来のボッチと言うものはこう言う俺みたいな人を言うのではないか。

 いや、そうなのだ。異論は認めない、、、


 言ってなかったかもしれないが、俺は高校生なのだ。

 だから今日も学校へ行く。

 ん?ボッチだから学校なんて楽しくないし、行きたくないって思わないのかだって?

 ボッチと言えど話す人はいるのだ。

 初めに言ったかも知れないが、ボッチだが友達はいる。

 まあ、唯一無二の友達ではなく、量産的と言える友達だが。

 話す人がいるならボッチとは言えないのだろ、とか思ってなんか勿論ないよな?

 まあ、わからない人のために言うが、そう言う形の友達だと必ず俺以外に唯一無二の友達、言い方を変えれば親友がいるのだ。

 そうなっていくと、自分から話に行く時は勿論親友の方へ行くだろう。

 そう、これこそがボッチの本質なのだ。

 ボッチでは無い一般人はそんな事知らないし、そんな状況に陥った事すらないだろう。

 羨ましい限りだ。


 そんな事を考えている間に学校へ着いた。

 俺は2年生なので1階に教室がある。

 もしかしたら普通は2階だろとか3階だろとかあるかも知れないが、俺は1階なのでそう言う話はやめて欲しい。

 階の話をしたついでにためになる話を聞かせてあげよう。

 1年生2年生は学校によって何階かって言うのは分かれるが、3年生だけはほとんどの学校は共通性がある。

 それと言うのは、職員室がある階に3年生の階があると言うものなのだ。

 理由としては進路の話だとかを相談しやすくするためと言うものだ。

 まあ、もしかしたらこれを呼んでいる諸君は違うかも知れないが許して欲しい。

 ほとんどって言ったのは、除菌スプレーで絶対に100%除菌と書かないのと同じ理由だ。

 それで、もし何かの不具合で全部除菌が出来なかった時のために、絶対に100%除菌出来るわけでは無いですので、と言い訳できるようにするためなのだ。

 

 そして教室へ着いた。

 扉を開けるといつもと変わらない風景が見えた。

 友達と呼べる人に「よう!」とか言ってから自分の席へついた。

 ここでやることの正解だが、1年、いや小学生からも合わせると10年だな。その間を通して出た答えだが、寝るか、本を読むか、スマホを見るかの三択である。

 他にも答えがあるが、全部に共通しているのは、自分にはやる事があってあえて友達と話していないのだと周りに思われる事だ。

 もしそうしないと、周りからますます話したく無いって思われてしまうのだ。

 何故かって?そんなものは簡単だ。

 もし、自分の席で周りをキョロキョロとかしてみろ。

 絶対、自分から話に行けないとかコミュ障だろ、とか思われて逆に話す機会を失うのがオチなのである。

 これは実を言うと俺の実体験だ。

 だから軽く聞き流してくれると嬉しい。


 授業を受けて、なんやかんや昼休みになった。

 俺が学校生活で一番大変だと思った事はそう、飯の時間である。

 漫画やアニメとかだと便所飯や裏庭まで行って1人で食べるなんて話がよくあるだろう。

 しかし、俺はそんな事はしなかったのだ。

 以外と慣れてみれば教室で1人飯をしていても何も言われないし、何も感じないのだ。

 もし何か気になるならスマホでも触りながら飯を食べれば周りも、自分の意思で1人で食べてるのかって勝手に思ってくれるからそうすればいい。

 まあ、俺は窓側なので外の景色を見ながら食べているが。

 この結論が出るまでは大変だった。

 あれこれ試行錯誤したのがいい思い出だ。

 なんて思ってる間に食べ終わった。

 勿論その後はスマホを見る。

 今日も推しが可愛いなとか思いながら、ネットサーフィンをして昼休みが終わった。


 残りの授業を終えて放課後になった。

 言っていなかったが、部活には入っている。

 実を言うと、多分だがこの学校で一番二番を争うレベルには極めている。

 そのおかげで明確な信号の切り替わる時間も全部覚えてしまった。

 ここまで言ったら分かると思うが帰宅部だ。

 ちょっと期待した人に謝っておこう。

 仮入部の段階でギブアップだったのだ。

 でも、後悔はしていない。

 何故なら早く帰れるからだ。


 もうそろそろ家に着くから言うが、これが本来あるべきのボッチの姿なのだ。

 見習えとまでは言わないが俺にとってのベストはこれであるとだけ言っておく。

 何か困った事があったならこれを思い出してみて欲しい。

 

 

 

 

 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ