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クリスティンとジャン
「ジャン!見てみて〜、オセチ料理作ってきたの!」
「オセチ料理?なんだそれは。」
「いいから見て見て〜」
クリスティンが取り出したのは大きめの四角い箱。
中を開けると、たくさんのオードブルが並んでいる。
「ジュリアが作ったのか?」
「そうだよ〜」
実はクリスティン、今日のためにとこっそり作っていたのだ。
「食べる?」
「ああ。」
クリスティンはにっこり笑うと、スプーンでスクランブルエッグをすくった。
「あーん」
「……?」
「早く口開けて?あーん」
どうやら、どうしても食べさせたいようだ。
「仕方ないな……」
ジャンが口を開ける。
2人は、1日お正月を満喫したのだった。
とにかくイチャイチャし続けるこの2人。