シェレネとウィルフル
お正月編。
書き初めですね!
「陛下、陛下!起きてください!ハツヒノデなるものをオガミに行きましょう!」
「ん〜、我が妃よ。それはなんなのだー?」
「1年の始まりに出てくる最初の太陽を、昇る前から見て朝日を浴びるというものです!異世界の、ニホンという国の風習で、オショウガツにみんなが見るそうですよ!(偏見)」
「ひとつ聞いていいか?」
「はい?」
「どうしてわざわざ朝早く起きてまで、太陽神ヘリオスを見に行かねばならぬ………?」
「………」
シェレネのところは太陽を動かしているのは太陽神ヘリオス。
すなわち、初日の出を拝むということは、ヘリオスを見に行っているのと同じだ。
「…………だめ、ですか……?」
シェレネが目を潤ませてウィルフルを見上げる。
「………わかった。行こうか。」
ウィルフルの負けのようだ。
そっと部屋を出ると、2人は庭へ出た。
外がよく見回せる。
東の空から、輝くような太陽が太陽神と共に昇ってきた。
眩い光に包まれながら、闇の国の王と聖妃はにっこりと笑いあったのだった。
あけましておめでとうございます!
これからも小説投稿頑張っていきたいと思いま
す!
年内に10万字は超えたいかな。
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