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悪魔の異世界冒険譚〜ゲスい男のやり直し人生〜  作者: 冷星 夜姫
第一章 新たな世界と新たな身体
7/20

5話 魔石とスキルの検証


 「お、コレか?魔石は」


 翌朝、目が覚めた俺はゴブリンキングの胸を切り裂いていた。

 あ、切ってるのはゴブリンキングの家にあった普通のナイフだ。

 何故そんなことをしているのかというと、


 (魔物だから魔石があるかも!)


 と、今更のように魔物の定番を思い出したからだ。

 それより、さっき抉り出した青い球状の石を【天眼】で視てみる。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ゴブリンキングの魔石 Bランク魔石


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 と、それだけ出てきた。

 Bランクか。

 やっぱりキングは強かったみたいだ。

 とりあえず【無限収納】にしまっておく。

 他のゴブリン達からは魔石は取らなかった。

 どうせ最低ランクだろうし。


 「あとは何しよっかな。やることねーんだよな」


 なんとなくステータスを視てみる。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ラント アカサキ 17歳 男

種族:ブラッドゴブリン(ユニーク)

職業:血槍術師

Lv1

[余分EXP保有…SPに変換可能]


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 (ん?何これ。余分EXPは何となく分かる。多分ゴブリンキングとのLv差がありすぎてLvMAXになる為に必要な経験値を越えていたんだろう)

 「でも、SPって何だ?【天眼】で視てみるか。………ああ、スキルポイントの略ね」


 【天眼】で見た通りだと、SPとスキルを交換出来るらしい。

 スキル一覧はーっと。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

スキル一覧

[10ポイント]

・剣術 ・槍術 ・斧術 ・盾術 ・体術 

・爪術 ・棍術 ・棒術 ・弓術 ・杖術

・刀術 ・短剣術 ・槌術 ………etc


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 「大したものはないなー。あれ?これは?」


 スキル一覧を下にスクロールさせていくと、何か凄そうなスキルが出てきた。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

[10000ポイント]

・スキル特殊進化先入手チケット

・直感 ・幸運 ……………etc


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 この中で俺が気になったのは、これだ。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

スキル特殊進化先入手 ランクS

価値 不明

説明:実際には進化しないスキルに進化させる事が   出来る。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 「実際には進化しないスキルか……。これ絶対欲しいな。あれ?俺が持ってるSPってどれくらいなんだ?」


 SPに変換してっと。

 10200Pか。

 これなら交換出来るな。

 じゃあ交換っと。


 «どのスキルを進化させますか?»


 えーと、何にするかな。

 一番今役に立ってないのは…、【罠作成】だな。

 じゃあこれを進化させるか。

 それで進化したのがコレ。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【戦略】

効果:戦闘に関する情報を理解しやすくなる。

説明:戦闘に関する情報を理解、把握し、直ぐに対   応出来る様になる。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 「全く別物になったなー。ま、別に良いか。スキルが無くても罠ぐらい作れるからな」


 残りのSPは残しておく。

 ていうか、こんなに血が流れてたのによく他の魔物が来なかったなぁ。

 今更だけど。

 まぁ、流石にもう危ないだろうしさっさと洞窟に戻るか。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 洞窟に戻ってきた。

 途中で何度か魔物に襲われたが、新装備の効果が実感出来た。

 なにげにウルフやジャイアントスパイダーなんかの新しい魔物も出てきたが、攻撃はたいして効かず、槍の一撃で簡単に倒すことが出来た。

 あ、その2匹の魔石はちゃんと回収して【無限収納】にしまっといたよ。


 「だけどこれからどうするかなー。まだ4日目だけどもう結構強くなってるし。今じゃあ、ゴブリンキングもあっさり倒せるだろうしなぁ。うーん」


 考えた結果。


 「スキルの検証をしよう!」


 いやー、まだ新しいスキル試して無かったんだよね。

 さっきの戦闘でも使わなかったし。


 「じゃあ最初は、【鬼風】だ」


 俺は右手を前に出し、叫ぶ。


 「【鬼風】!」


 ラントは叫んだ!

 何も起きなかった!

 ……………。


 「何でだぁ!?」


 もう一度スキルをもっと詳しく視てみる。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

スキル発動方法:魔力を集め、イメージする。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 「成る程、魔力を集めるのか。考えてみりゃ当然だな。魔法みたいなもんなんだし。じゃあもう一度!」


 今度はちゃんと右手に魔力を集め、風の刃が飛んでいくのを思い浮かべる。


 「【鬼風】!」


 右手から何かが抜けるような感覚がして、紅い刃が前に飛んでいく、前に霧散した。


 「はぁ!?何でだ!?ちゃんとイメージしたのに」


 【鬼雷】や【鬼氷】も試してみるが、同じように霧散してしまう。


 「何でなんだ?まあ後で特訓でもしておくか。とりあえず、次は【血槍術】だな」


 俺は槍を構え、突き、払い等の一連の動作を試してみる。

 結果、前よりも動きのキレやスピード、正確さが上がっているのがわかった。

 後はもう1つのスキルの効果を試してみる。  さっきと同じように魔力を操り、槍に魔力を纏わせる。

 すると、槍が淡く紅色に包まれる。

 そして、穂先から紅い刃が伸びるようにイメージする。

 するとゆっくりとだが、穂先からイメージした通りに紅い刃が出てくる。


 「成功…みたいだな」


 刃を伸ばしたまま槍を振り回してみるが、あまり違和感は感じない。


 「流した状態を維持するのは慣れるしかないな。同時に身体に魔力を流したり、【鬼風】とかも使わなきゃならないしな。さて、お次は【探知】と【魔力精密操作】だな。これはもうやったな。【探知】は前よりも範囲が拡がって、より詳しく分かるようになってる。【魔力精密操作】の方も前とは比べ物にならない程に速度と正確さが上がっている」


 【自動回復】も、もう分かってるな。さっき戦った時の傷がもう無くなってる。


 「あれだな。要するに、特訓がんばろーって事だな」


 その日は【魔力精密操作】で魔力を枯渇させて眠りに就いた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 それから一週間が経った。

 今では、槍に刃を維持したまま【鬼風】等を使って戦う事も出来ている。

 レベルやスキルも何度か上がり、新しいスキルも得た。

 あと称号も。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ラント アカサキ 17歳 男

種族:ブラッドゴブリン(ユニーク)

職業:血槍術師・鬼術師

Lv28

体力量 4700+200

魔力量 10100+200

筋力  3450+200

耐久  940+200

敏捷  2770+200

魔力  2270+200

知力  37000

精神力 18500


固有スキル:【成長率上昇】【天眼】【武装同化】【無限収納】【鬼】


エクストラスキル:【幻術無効】【王の威厳】Lv1【鬼風】Lv3【鬼雷】Lv2【鬼氷】Lv2


スキル:【血槍術】Lv4【探知】Lv5【魔力精密操作】Lv3【自動回復】Lv9【身体強化】Lv2【魔力強化】Lv2【魔力回復速度上昇】Lv7


称号:【転生者】【女神の加護】【卑怯者】【同族殺し】【鬼殺し】【殺戮者】【王の資格を持つ者】【血染めの鬼】【戦闘狂】


SP:200


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 最近では素振りや実戦が楽しく感じていた。

 称号に【戦闘狂】が加わってるし、俺、戦闘狂になっちゃったんだなぁ。


 まぁ、それよりも特訓、特訓!

 ……強い敵、来ないかなぁー。




 この時、俺は知りもしなかった。

 この近くにに脅威が存在していた事を………。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

職業:+鬼術師

Lv1→Lv28

スキル

【鬼風】Lv1→Lv3【鬼雷】Lv1→Lv2【鬼氷】Lv2【血槍術】Lv1→Lv4【探知】Lv1→Lv5【魔力精密操作】Lv1→Lv3【自動回復】Lv1→Lv9

新スキル

【身体強化】Lv2【魔力強化】Lv2【魔力回復速度上昇】Lv7

新称号

【戦闘狂】

SP:200


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

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