プロローグ〜神との邂逅〜
初めまして、冷星 夜姫です。
今回が初めての投稿です。
結構変な部分もあると思いますが、楽しんで読んで言って下さい。
「…あ?ここは…何処だ?」
目が覚めたら、そこは真っ白な空間だった。
(まるでラノベみたいだな。確か主人公は死んでるんだったっけか?ん?じゃあ俺も死んでるのか。え〜っと、確か俺は…)
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「あー!ヤベェ!?遅刻しちまう!」
俺は大急ぎで家から飛び出し、学校に向かった。
俺が住んでいたところは割と都会の方だったので、それなりに発展していた。
油断していたのだろう。
俺は信号もよく見ずに横断歩道を突っ切ろうとした。
キキィー、ドンッ!!
視界が一瞬真っ暗になった。
(あれ?何だろう?体が動かない)
頭を少し動かすと、電柱にぶつかっているトラックと、大量の血液が見えた。
(あぁ、そうか、俺、ひかれたんだ)
事実を認識した途端、一気に力が抜けていった。
(嫌だ、死にたくない!死んでたまるか!)
そう思ったまま意識は闇に沈んでいった。
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「うん、死んでたな、俺。しかも割とテンプレな理由で」
しかし意外と冷静だな、俺。
あんなにはっきりと思い出せたからかな?
まあ、それはいいとしてこれからどうするかな。
ここ、誰も居ないんだけど。
と、その時。
「初めましてじゃな、人の子よ」
「!?」
背後から急に声が聞こえてきた。
とっさに振り向くと、
そこには美女が立って居た。
腰までの白金の髪と銀の瞳を持ち、服装は純白の法衣の様なものを着ていた。
思わず見とれているたが、直ぐに我に帰る。
(こいつは誰だ!?いつから後ろにいた?)
「ふむ…、少し場所を変えるか」
そう女が呟いた途端、そこは純日本家屋風の一室になっていた。
その女は俺の前に座ろうとしていた。
その間も、警戒して睨みつけておく。
女が座ると直ぐに俺は質問を投げかける。
「おい、あんたは誰だ?」
「うむ、私はそなたたちの言う神じゃ。私の名前は女神ネイミルと言う」
(女神か。俺は死んだんだし、嘘とは言えないだろう)
「話しが早くて助かるぞ、人の子よ。それより1つ聞いてもいいだろうか?」
(っ!?心の声が読めるのか?まあ、神ならその位出来るか)
「聞きたい事って言うのは何だ?」
「うむ、なに簡単な事じゃよ。お主は自分が誰か覚えているかの?」
と、そんな事を聞いてくる。
何故そんな事を聞くのかと思いながらもしっかりと思い出してみる。
俺の名前は朱咲 嵐疾。
東京の郊外に住む普通の高校生だ。
4人家族の長男で、幼馴染が2人いる。
「ふむ、ちゃんと覚えている様じゃの」
「それがどうしたんだ?」
「なに、覚えていないと異世界に転生させてはいけない決まりでな」
どうやらとても大切な事だった様です。
「…驚かぬのか?結構大変な事を言ったつもりなんじゃが」
「別に。大体予想出来てたしな」
「本当に話しが早いのう。では、転生先の世界の事を教えようかの」
転生先の世界の名前はクラミリアと言うらしい。
簡単に言っちゃえば、剣と魔法の世界の様だ。 当然魔物もいて、それを退治する冒険者もいるみたいだ。
スキルやステータスの様なゲーム要素もあるみたいだな。
「さて、それでは次はステータスじゃな」
いかがでしたでしょうか?
初めての投稿だったのでとても緊張しました。
気に入っていただけたなら、次からも是非読んで言って下さいねぇ〜♪