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第一回

人生は思ったより長い。

今考えられる、あらゆる危機に対して、備えを怠るべきではない。

地震、雷、火事、親父。

どんな災害がその身を襲うか、その時になってみないと分からない。

で、あればこそ。

急に異世界に飛ばされることだって、想定しておく分には、やり過ぎといったことは無いのだ。



とは言え、世に氾濫する様々な書籍では、すでに色んなタイプの異世界処世術が記載されているので

今更新しく考えるのも何かなとは思う。


ただし、如何せん「その時奇跡が起こった!」みたいな話も多いので

もう少し現実的にナチュラルに、確実性を追求した異世界での生き残り方を考えてみたい。

その上で特に、異世界に行ってからでは無く、行く前に用意しておけることを重点的に考えてみる。


1、地球より文明度が低く、尚且つ魔法があり、モンスターが居るような世界の場合。


皆さんが考える異世界は、一番このパターンが多いかと思います。

と言っても、どこの世界に行こうが、人間が生きていくのに必要なポイントは3つしか無い。

衣食住、この3つであることは疑うべくもない。

まぁ、細かく言えば病気とか空気とかそういった外的要因も無くは無いけれど、まずは自分でなんとかできる

なんとかするべき、3つのポイントから足元を固めていきましょう。


お金があればどうとでもなるのでは?なんて素人丸出しの質問はやめてください。

異世界に砂糖と胡椒を持っていけば大金持ち、なんて妄想は小学校で卒業すべきです。

現実世界でお金を手に入れるのは大変です。

それを異世界に行って簡単に手に入れられるなんて、甘えを通り越して愚の骨頂としか言えません。

知識チートでがっぽがっぽ儲ける?

勘弁してください、私達は小説の主人公でもなんでも無いのです。

そんな便利知識なんてそうそう持っているわけがない。

異世界に行っても通用する知識なんて、一朝一夕で身に着くわけもありませんし。

その道のプロだって、0から何かを生み出すなんて、容易いことでは無いのです。


そういったあれこれを踏まえて


まずは衣。

これは案外簡単な部類かと思います。

普段からきちんと清潔な服装を身につけておけばいいだけです。

素っ裸で異世界へ呼ばれることは少ないと思います。

転送のリソース不足で服だけは無理です、なんて話は、人体を移動させることに比べれば誤差の範囲でしょうし、そんなのはフィクションで、おっぱいとかお尻が見たい人向けのサービスでしかありません。


向うの人だって、何も好き好んでまっ裸の人なんて呼びません。

転生とかなら逆にこちらで服の準備なんてしても意味無いですし、検討する価値がありません。

その上で、どうしても素っ裸で向うに行く可能性があると主張したい方はには2つほど用意できるものがあります。


一つは、普段から素っ裸で居る心構えをしておくこと。

実際に素っ裸で外を歩くと、異世界に行く前に豚箱へ行くことになるので、自室では常時裸族で、宅急便のお兄さん向けで対人戦の経験を積むとかが有効です。


二つ目は、ボディペイントです。

服だけ異世界転移時に失っても、ペイントまでは無くなることは無いはずです。

こちらの世界で、普段から服の下はボディペイント状態ならば、服だけ無くされても全然平気と、こうなるわけです。

ペイントが消える前にまともな服を用意したいところですが、ここで安易に布の服を探すのはやめましょう。

あくまで文明レベルの低い世界に行くわけですから、布の価値だって低いわけがありません。

麻布だとて、無料では無いのです。

ですので、こちらの世界で練習しておくべきは、木の皮で服を編むことです。

何も完璧な服を作る必要はありません。

石を割って多少鋭利にしたら、木の皮を剥ぎ、股間を隠せる程度の服を編むのです。

あとは靴というか、サンダルですね。

私の実家なんかは、半分農家で米を作っていましたので、藁で縄を作れましたから、草履を編むのも在りですね。

異世界には米があるかどうかはわからないですが、粟や稗の草はあるでしょうから、それで縄をなうのも難しくは無いでしょう。


草も何も無いようなところに呼ばれた場合については、よくあるのが王城にある儀式の間に呼ばれるような場合です。

この場合、もっとも必要となるのはボディーランゲージによるコミュニケーション能力です。

翻訳魔法なんかをかけて貰えるならそれに越したことはありませんが、そうで無い場合は身体を使って表現するしかないのです。

向うの世界だって、腕が二本で足が二本の人が主だった人類が待ち構えているのが相場ですから、身振り手振りは大体通じると思います。

それ以外の生命体に呼ばれたら、そこはそれ、後は目力です。

目が無い知生体についてまで想定するのはナンセンスというか無駄なので、目は口ほどに物を言うを実践しましょう。


ということで、まとめますと。

異世界に行く為に、衣食住の内、衣料に関して現世で用意すべきことは。

・清潔な服を着て生活する。

・羞恥心を捨てる。

・自然物で簡易な股間隠しを作れるようになっておく

・ボディーランゲージとガンつけの練習をしておく

上記4点です。


今回はここまで

次回は食について考えてみましょう。












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