第2世代型 アフェクシオン・ヴィルジニテ
被弾率の高い上半身の強化が行われておりこれによって操縦室が足の付け根付近まで下げられている。
装甲素材の密度と厚さはもとより衝撃の吸収と拡散のためのジェム皮膜など可能な限り内部に衝撃が伝播しないように設計されている。
胸部に続いて被弾率の高い肩部にも肩を覆う小型の盾を両肩に設置されアームなどでなく電磁力で浮遊し固定されている。
盾の形状は機体毎に変わるが後年時代が進む(国家の誕生はアルドルから100年先かな)と国家、騎士団、騎士によって特徴を持つようになる。
合わせてヴィルジニテによるコントロールを可能としギミックを仕込む機体も現われるようになる。
ヴィルジニテの胸のデゥセルヴォからの胚核の培養により造られた複製品ディエスアムが多量に用いられることになる。
ヴィルジニテの身体の各部のビジュ(装飾品)と鎧の身体各部に用いられている。
ヴィルジニテの身体の各部のビジュは以下のとおりになる。
頭×1 耳×2 首×1 腰×1 腕×2 足×2
鎧の身体各部に用いられているディエスアムは以下の通りになる、
頭、首、胸部、腰、両肩、両腕、両腿、両脛
この他に仮面とユテリュス(操縦室)になる。
ディエスアムによってヴィルジニテの情報処理能力の向上と鎧の操作性が格段に向上することになる。
ユテリュス(操縦室)
上下に中枢制御装置となる2つのディエスアムが存在しそれにより亜空間固定されており実際よりも広い空間を有している。
室内にディエスアムをもとに造られたナノマシンが散布された羊水が満たされておりクリスタルフィールド内と同じ環境を維持している。
これによりヴィルジニテはより多岐にわたる操作が可能となる。
騎士の操縦は脳波トレースと身体トレースの2つの方法になる。
また羊水は騎士の疲労回復や健康の維持やケガの治療にも用いられる。
これにより長時間の戦闘でも騎士の疲労を軽減する事ができる。
(これだと1ヶ月連続で戦っても平気なように思えるかも知れないが精神的負担、緊張の連続にどこまで耐えられるかの問題があるのでそこまでは無理だろう。
睡眠も無理やり起こしている状態が続くと脳がオーバーヒートを起こすので3日~4日が限界に思える。
戦闘中の精神的負担、緊張の連続を考えると日常よりも脳を酷使しているので1週間も続けるのは不可能と考えられる)
汗やアカなども分解されて羊水は常にろ過されているので中は常に清潔である。
ここまでの設計思想は騎士とヴィルジニテの負担の軽減と生存率の向上に重点が置かれている。
これは開発に携わり多くの騎士とヴィエルジュの戦いの記憶を編纂し続ける彼女の願いでもある。
これと相反する設計思想が攻撃力の増大でありこれは開発に携わった彼女たちの目的のためのものである。
アフェクシオン・ヴィルジニテの顔にはめ込まれた仮面の裏側にはディエスアムが術式と共にはめ込まれている。
これにより騎士でもソルセルリ-と同様の魔術の行使が限定された範囲内で可能になる。
実際には仮面に組み込まれている術式しか使用できず属性も仮面ごとに定められている。
術式の発動は騎士のエペ・クウランのディエスアムと仮面のディエスアムの精神感応で行われる。
発動される術を騎士の力量に合わせて暴走しないように調律するのはヴィルジニテの役目となる。
実際には騎士の力量に大きく左右されるのもあるが鎧にも対魔法措置が幾つかあるので剣の戦いの補助的な使われ方になるであろう。
そうでないと剣がいらないし騎士もいらない本末転倒な事態になるので。
この他作中の展開で変更などの可能性もありますが第2世代型 アフェクシオン・ヴィルジニテの大まかな内容になります。
ヴィルジニテも聖地からでなく胚から造られることになりますがその際には開発の中心人物3人が大きく関わります。
これによってヴィルジニテの性格も合って攻撃型、防御型、知性型、に分かれることが大分先の後年に分かる事になります。
これはネタバレになるので詳細は控えます。