第64話【VSペロリスト14 エゴイズム】
すいません。最近ちょっとサボってました。
ウェーブを落としたペロリスト達はリスポーン地点から再スタートを切ろうとしていた。今は全員が揃うまで待機していたところだ。
一二秒なんて一瞬のはずだが、リスポーン待機をしている間は意外にも長く感じる。だが、のんびりとするだけの余裕はない。この時間を使って、次の戦い方についてを話し合っていた。
「今、ウルトどんな感じだっけ?」
バジリコはまず状況の確認をした。
「パルカとソーマはウルト上がってる。相手はまだウルト切ってないから、次が厳しい」
デジ男はスコアボードを確認しながら答える。
先のウェーブでは粘って相手のホークアイに攻撃を入れ続けたことで、ちょうどウルトを貯めることが出来た。
だが、こちらは先仕掛けでパラディンとボマーの攻撃系ウルトを使ったばかりで、ウルトを使っていない向こうの方に有利がある。
ここまでの試合、両チームともに仕掛けが始まるとすぐに全滅してリグループをしていた。
これにより、ウルトチャージをしている時間が極端に少なかった。
「リッカーはもうウルト貯まってる。ニンジャとブギーマンはさっきキャラチェンしてばっかやから、すぐにウルトは飛んで来んやろ。あとはサポート二人のどっちか貯まってるくらいやろうなぁ……」
実際、その予想は当たっていた。
リッカーとアカリのウルト準備は完了しており、ネコプライドに関してはウルトが八割までチャージされていた。
エイリアンズもこの時間を活用して、作戦を練っているところだった。
「ナイスファイト。みんな強いよォ良かったよォ〜」
「ごめんネコ! 助けられなかった!」
「Don’t mind! 勝ったからOK」
リッカー、メイ、ネコプライドが互いのファイトを褒め合う中でも、アカリは淡々と次の攻撃についてを話し始める。
「ナイスファイト。そろそろパルカのウルトは上がってるだろうし、ウルトのぶつけ合いから始まるな。次のファイトはこっちが有利だけど、あまり長引かせるとパラディンのウルトが上がるからな。ファイトのコールしたら全員で戦うよ。俺もウルト切らから、ここで決めよう」
ペロリスト側はアカリの読み通りに作戦を進めていた。
「デジ、先にパルカウルトで仕掛けてくれ。削れた体力の奴からぶち抜いたるから」
死んでも復活できるゲームである以上、スキルの回転率が高い方が有利を得やすい。このゲームに関しては、ウルトしないで負けるくらいならウルト吐いてから死ねと言われるほどだ。
どちらのチームも攻める気は十分。
今までのスキルが少ないファイトから、今度はウルトの勝負から始まるのだ。




