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エイリアンズゲーミング  作者: 春木千明
2 スクリム編

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34/73

第34話【作戦会議】

 スクリム二週目に差し掛かる日曜日。エイリアンズは作戦会議をする予定になっていた。

 ウォーカーもボイスチャットに参加しようとしたころには、すでにアカリとリッカーとネコプライドの三人が何か話をしているようだった。


「おォ、ウォーカー来たねえ」

「リッカーさんこんにちは。アカリさんとネコプライドさんもお疲れ様です」

「おつ~ウォーカー」と、ネコプライドはすぐに返事が返ってきたが、アカリからの声がなかった。


「アカリさんは今どっか行ってるんですか?」

「アカリはねェ、メイに電話してるところだよォ」

「ーーーー本っっ当によ~~~~マージで電話でも連絡つかねえよ予想してたけどもさ。なんでこう、配信者ってのは時間帯にルーズな奴ばっかなんだ。せめて五分前行動くらいの気持ちでいてくれよ、っていつも言ってると思うんだけどな~~~~~~~。あ、ウォーカーくんお疲れさま」

「お、お疲れ様です」

(あっぶねえぇええええ! この人そういうの厳しいタイプの人か)


 内心、集合時間ちょうどに入ればいいだろうくらいに思っていたウォーカーは思わぬところで命拾いをしたのだった。

 そんな話をしていてたところ、ちょうどメイがやって来るのだった。


「ぎりぎりセーフ!!!」

「いやアウ……」

「セーフセーフ! セーフ!!!」

 謝るでもなく、相手のツッコミに対してもまともに取り扱おうとしない圧倒的なエゴ。集合時間から五分遅れて登場したメイは悪びれもなくボイスチャットに参加を果たした。


「ゴリ押すな! アウトだよ時間ちゃんと見ろ」

「えー? 私の腕時計だと時間ピッタリなんだけど? あ、見る? 最近買ったやつなんだけど~」

「ヒマがあればエゴサしてるやつが携帯の時刻表見れないとは思えないけどね……」


 このままではアカリがキレて説教からスタートしてしまうかもしれない。その場合作戦会議にかかる時間が長くなってしまう。つまり時間の無駄になってしまうと、この間一秒にも満たない思考速度で推理を導き出したウォーカーは、なんとか場を和ませようとしたかった。


「あははは。実はエゴサして嫌なコメント見つけちゃって、バトってきた後だったりして……なんて」

「っすぅーーーー……そ、そんなわけ」

「おいこの野郎。今度は何しでかした」

「な! 私まだ何も言ってないんだけど!」

「お前バカだけど正直だからウソつけねえもんな? 否定しない時点で何かあんだろ。まぁいいや、話長くなりそうだからあとで聞かせてもらうからな」


 積もる話もあるが、先に目的を果たそうとアカリは切り替える。全員が揃ったところで本題に移るために、グループ内のチャットに大量の写真や資料などを載せていった。

 そこには今まで戦ってきた相手の構成や、ポジションについての解説など。また、自分たちが負けた試合を動画で残してyoutubeに投稿したURLを張り付けていた。


「さて。じゃあ、作戦会議でも始めますか」


 今まで行われていなかった反省会がようやく開催されたのだった。

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