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エイリアンズゲーミング  作者: 春木千明
2 スクリム編

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25/73

第25話【地雷系元プロゲーマー6】

「一応聞いとくけど、メイはこのキャラ使いたいとか、このキャラならできるとかあります?」

「うーん……ガンマンとボマーくらいしかよくわからないかな」

「ならちょうど良かった。ガンマンを構成に使えればと思ってたから、こいつをいっぱい使って練習してほしい。ウォーカーくんは?」

「ガンマンとニンジャとトリガーと……あとトランスフォーマーならいけます」


 アカリは手元に用意したメモ帳と、資料作成アプリの両方にメンバーとその得意キャラを記入していく。

 リッカーについてはすでに把握しているのか、ウォーカーとメイの記入が終わるとなんの声掛けもなく記入が進んでいった。


「ネコは何が使えるんだっけ」

「ホークアイとヒバナとブレイヴができる」

「そういうアカリは何ができるの?」

「サポならフロッガー、ホークアイ、バジュラ、ブレイヴ、パルカくらいかな」

「意外とピックプール広いのね」

「リッカーとやってるとそうなったんよ」

「オレがカウンターできない奴をアカリがやってくれてたからねェ」

「しょうがない。ここ最近はタンクとサポのデュオかトリオで回していたからね。じゃあ次」


 アカリは自身の得意キャラも書き加えて、話を進めていく。

 ようやくページが一つ進んだ。


「まず大前提として、コールの優先順位があります。リッカーが絶対で俺が二番ね」


 チームの動き方に関する説明が始まった。

 複数人が統一した動きをするにはリーダーが必要だ。

 これは他のゲームでも同じことで、いかに個人の力が強くとも連携の取れないチームは崩壊しやすい。

 そこで必要とされるのがゲーム内の(In Game)先導者(Leader)。すなわち『IGL』だ。


 彼らはそれぞれ異なる思想を持つチームメイトをまとめ上げ、一つの意思の動きへと導く。

 進むのか、退くのか、見捨てるのか、助けに行くのか、それら全ての行いから生じる結果を考えて指示をする。

 チームメイトは彼らの言葉を信じることで、迷いなく自分の役目を果たすことに集中ができる。


 ただ一つ、チームの勝利のために何をするべきかを考えるのがIGLという存在だ。


「このチームはリッカーが戦いの主軸になるから、DPSはリッカーがピックを狙おうとしている奴らを撃ってほしい。で、相手が俺とネコを狙ってダイブしてくるときは一緒に迎撃してほしい。ネコはリッカーがコールするまではキルを狙わないで、チームの回復をがんばって」


 アカリの掲げる作戦は、リッカーが攻撃のチャンスを作ってそれに合わせチームがラッシュをかけるというものだ。


 ウォーカーとしても納得のいくものだった。

 元プロであるリッカー頼りのワンマンプレーではあるが、即席チームをまとめ上げるためなら理にかなってる。


 その後はウォーカーとメイとネコプライドを中心として、キャラの特性についての解説が入った。

 それぞれの得意な戦い方と苦手なキャラの傾向について。

 ただここでメイは座学が苦手なこともあり、途中からストロング缶を飲み始めていた。


 一通りの説明をすると、画面共有を閉じた。まだ見せていない資料は五ページほど残っていた。

 かかった時間は二〇分弱。思いの他サクサクと話が進んだ。


 そこからランク戦を開始した。

 昨日と比べると動きが良くなっていたとウォーカーは思う。

 敵の構成に対して有利だった日だったこともあるが、それでも格段に良かったと言える。


 だが、メイのスタッツはあまり振るわないままだった。

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