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決断

そのことが起こり、決心したその日、私はまず部屋の内

装から変えてみようとした

しかしその壁、机、タンスに飾ってあるのは全て私の宝物であった

推しのフィギュア、壁紙、ポスター、パネル..

どれも捨て難い

だがうちの部屋に置いてまた新しく魔改造するには小さいし、うちには物置部屋らしい部屋などはない

そして知り合いや友だちもいないため、他の家に預かってもらうなどと言ったこともできない

だから捨てるという選択肢しかないのだ

「…さて、どうしたものかねー…」

と独り言しながらすこし部屋の中でさ迷うかようにウロウロした

…そして決意した

…大きめビニール袋を買ってこよう

____________

「……よし」

勿論あまり乗り気ではなかった

しかし前に進むためには何かを犠牲にしなければならない

しらんけど

私はそのギッシギシに詰まった数袋の重いビニール袋を近くのごみ収集場まで運んだ

運ぶ途中、これから別れるという虚しい気持ちなどもあったのかごみ収集場に近づくにつれ重く感じた

そして、そして、私は捨てた

ついに捨ててしまったのだ

…しかしもう後戻りはできない

全ては私のため、私が陽キャになるため

そのための第1歩だ

これは記念すべきものだ……

などと自分に語り説得しながら自分の部屋へ足を運んだ

捨ててよかったのか、他の道があったのかもしれないという不安、

もう離れてしまう、もう会えなくなるという悲しみ、

これから陽キャになれる、友だちができて、色々なことをして、などという胸の高鳴り……

色々な感情が混ざり合い、正直動けなくなった

これが無○空処というやつなのだろうか

色々考えすぎて、何処から動けばいいのか、私には分からなかった

「…もう寝よう」

気づけばもう深夜の2時

私はそれに気づいたとき、ようやく脳が情報に追いついたのかいきなり眠気が私を襲った

その日私は何も考えようとせずただ寝ることに専念した

スライドお疲れ様っす

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