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詩❲家族❳

膝の上の愛

作者: 日浦海里

わたしが座って作業していると

ちょこんと膝の上に座ってくる


無邪気で無防備な


可愛らしいと思い

愛おしいと思う


ふと


この膝の上に乗るものが人であった場合

いつまでこんな風に思えるのか

そう考える


重いと感じてしまうぐらいか?

あまりに大きいと

膝の上に重石を乗せた拷問のように思える


そしたらそれは

愛しいよりも

苦しいが先にきそう


では膝枕なら?


きっと今、この手が撫でているようにして

頭を撫でてあげられそうな気がする


無邪気で無防備な


可愛らしい……かは分からないけど

愛おしいとは思うだろうか


多分何も期待してないからだ

そして何も期待されないから

許される


居てくれるだけで構わない

庇護対象としてのきみ


わかって欲しいとか

何かして欲しいとか


見返りを期待してないから

ただ愛おしい


わかって欲しいとか

何かして欲しいとか


要求が分かりづらいから

分からなきゃと思う


対等じゃないから?


きっと内側から湧く気持ちがあるから

愛おしいと思えるのだろう


対等とか

見返りとか


そんなこと考えなくても

想った分だけ返してくれる


ただそれだけのことなんだ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 子供じゃなくて、私は猫を連想しました。 元々保護猫なんですが、どこまでも人懐こくて、8歳になっても膝の上に上がってきます。 子供と違って、自分よりも先に居なくなってしまうことは確実なので…
2023/06/26 09:18 退会済み
管理
[良い点]  微笑ましい様子。ほんわりしました。 [気になる点]  人だと体重もですが、骨張ってる子もつらいものが。  お尻ってもう少し柔らかいものではないのかと。  そんなことを思う日々でした。 …
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