voice
-下校前-
学校が終わり陽菜は紫苑を廊下で待っていた。
「紫苑ちゃん終わったかな〜」
~お願い!助けてよ!~
え?まただ…
誰もいないよね…
今度は「お願い!助けて」って
はっきり聞こえた。
やっぱりあの夢と同じ!
「陽葉! お待たせ!」
「あ! 紫苑ちゃん!行こっか!」
紫苑ちゃんには言わないでおこう
ただでさえ夢のこといつも言ってるし…
「ここ確かいつも行列ができるって
言ってたよね?今日は並んでないね。
このお店でいいんだよね?」
「ほんとだ!珍しいよ!これ!
お店も合ってるしラッキーだね!」
「入ろっ!」
店員さんがやって来た。
「いらっしゃいませ何名様ですか?」
「2人です!」
「奥のお席にどうぞ」
店内はとても広く見た目はお花屋さんの
ようにたくさんのお花があった。
「お洒落だね!お花が沢山ある!」
「ほんと!お花屋さんみたいな匂いする!」
「こちらメニューになります。
セットや期間限定メニューもございますので
よかったら是非!では失礼します。」
「定員さん綺麗なんだけど!!」
「ここの店員さんみんな綺麗だし
スタイルいいよね!男の人も!」
男性の店員さんがこちらを見て笑って
会釈をしてくれた。
「え!笑って会釈してくれたんだけど!
イケメンじゃん〜!」
「紫苑ちゃん顔顔(笑)
メニューどれもおいしそうだよ!」
「あたしはこのふらわーめもりー?
このケーキにする!ドリンクセットで!
アイスコーヒーにしよっかな!
陽菜頼んでてくれる?
パウダールーム行ってくる(笑)」
「名前もお洒落だね!アイスコーヒーね
パウダールームって(笑)完全に
気になってるじゃん!」
「うふふ、じゃあよろしく〜!」
「はいはい〜」
紫苑ちゃんはパウダールームへ
駆け込んで行った。
このお店お洒落だし店員さんも
いいし人気な理由がわかるな〜
「あたしはこのミモザ?セットに
しようかな
「お決まりでしょうか?」
「え?!」
梅雨になってきましたね…(笑)