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episode3~ガーベラ~

「ついたー!我が家ー!」


いやいや、アスネさんは普通に"ついたー!"って言ってるけど、なんか変なゲートみたいなの通ってきたよね?



「さぁ!さぁ!中に入って!」


そう言われ私は背中を押され家に入る。


家の中はとても綺麗で落ち着く。

少し古いのがとてもいい。


「そこら辺座ってて!お茶入れるから!」


お茶なんて入れてもらったことないな。

そう思い私は椅子に腰掛ける。


カラン「疲れたか?」


急に話しかけられてびっくりした。

あ、狼。確かカランだったけ?


「少しだけ」

私は短くそう答える。


カラン「無理もないだろ。俺も狼で喋るし、アスネはお前の傷を治すし、不思議なことが一気に起こってるからな。」


すごいごもっともです。

まだ色んなことが謎過ぎる。


カラン「まぁアスネが説明してくれる。」


それはすごくありがたいことだ。


「お待たせー!二人で何喋ってたの?」


マグカップを両手に持ちながらそう訪ねるアスネさん。


「何も無いですよ」

とだけ言った


「二人だけの秘密ってやつかー!」

子供のような笑顔でいう。

そして椅子に腰掛けるアスネさん。



やっぱりこの人の笑顔は落ち着く。


「よし、早速なんだけど本題にいって大丈夫?」


結構早めに来てびっくりした。

でも、心の準備は出来ている。


「はい、大丈夫です。」


アスネさんは一呼吸おき話し始めた。




「この世界には魔法と異能力が存在するの」

まずもうここから予想外だった。


「魔法使いと異能力者は互いに嫌ってるの」


少し疑問に思った。だから…


「魔法と異能力ってそんなに違うものなんですか?」


魔法と異能力の違いがあまり分からなかった。


「いい質問!じゃ魔法の説明からいこーかな」



「魔法は簡単にいうと"契約"なんだよ」


魔法が契約?


「もう少しわかりやすく言うとね

今日私は傷を治したでしょ?」


私は頷きながら聞く。


「私の場合カランっていう使い魔がいるからカランとの契約だね。でも、妖精の力を借りて傷を治してもらうことも出来る。」


私は食いつくように聞いていた。


「もし、妖精に傷を治してもらうんだったら"対価"を払わないといけない。それが契約ね。」


対価を払う?


「さぁ、ここで問題!"対価"とは一体何を払えばいいでしょう?」


突然の問題。私は少し考えてからこう言った。


「体の一部とかですか?」


アスネさんは笑顔になり


「正解!妖精の場合血を欲しがるから血をあげるんだよ」


そんな穏やかな顔で怖いことよく言えるな。


「端的にまとめたら、何かに力を借りるときなどは全部"契約"がついてきて、力を借りたら"対価"を払わないといけないんですよね?」



「うん!そうそう!賢いね!」

そう言って頭を撫でられた。


人に頭を撫でられるのはとても心地がよかった。



「じゃ次は異能力だね」


異能力…どんな異能力があるんだろ


「異能力はね、魔法と全然違って自分の力だから"契約"とかないんだよね」


大きな違いだ。

"契約"があるとないでこんなに違う。


「でも、1つの能力しか持てないから魔法みたいに色々できないって所が唯一の弱点かな」


この話を一通り聞いていたらわかる。


魔法と異能力は全然違うことが。


「わざわざ説明ありがとうございます。」



「全然いいよー!」

笑って答えてくれた。



「あ!結ちゃん!」


初めて名前で呼ばれてちょっとびっくりした。


「なんですか?」


「これから、魔法使いに向いてるか、異能力に向いてるか調べるね!」


そんなこともできるんだ。

それも私魔法使いか異能力どっち向いているか。


少し興味が湧いた。



「はい、お願いします。」



「じゃ始めよう。カランお願い。」

「分かった。」


そう言ってまたあの時みたいに喉ぼとけを噛ませる。


これがあの二人の"契約"なんだ。



そして、アスネさんは自分の手に血をつけ、それを私の頬につけた。



「我が血で教えたまえ、"魔"か"異"か」



私たちは青い光に包まれた。


そして、数秒後それが弾けたように解ける。



「ど、どうでしたか?」


アスネさんは難しい顔をしながら沈黙。


「よく聞いてね結ちゃん。なぜだか結果が出なかったの。」


「結果が出なかった…」


私は普通の人間と言うことか?

ますます謎は深まる。



「私もこういうことは初めて。でも!そのうち絶対分かるよ!」


「そうですね」




私はどっちか分からなかったけど。

その内分かったらいいな。




私はまだ知らなかったんだ。




自分がどれだけ世界を動かすか。

皆さんわかりましたでしょうか?



説明まぁ難しかったと思います。

語彙力皆無なのでわかりにくかったと思います。



本当にすみません。



これからも応援して下さると嬉しいです。

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