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こなきじじい  作者: 内野さびねこ
2/2

後編

続きです。

そうしたら、いきなり目が覚めたんです。

まだ夜も明けない暗い時分で、

枕元の小窓から、

何やら規則的に回転する、

赤い光が射していました。

そうしてだんだん我に返ると、

そんな時間にしては、表がなにやら騒がしくてね。


上着を肩に引っ掛けて、様子を見ようと立ちましたら、

玄関の戸を慌ただしく叩く人があり、

私の名前を呼ぶ声がしました。

何かが起きたに違いない、そんな胸騒ぎがしましたので、

素足にサンダルを突っかけて、急いで顔を出したんです。


するとそれが制服着た警官で、

家の脇には救急車が停まっているもんだから、

驚きましたよ、本当に。


それでそのお巡りさんがね、

私の家の門口に、あろうことか

赤ん坊が捨てられていたって言うんです。


新聞配達の人が偶然それを見つけて、

救急車を呼んだから良かったものの、

泣き声も上げられない程弱っていたから、

発見が遅れていたら死んでいたかもしれない、

赤ん坊について何か知らないか、って。


まさか私の子ではなし、

知りませんと答えましたけれどねぇ。


電線が風に鳴る音、あれがひょっとして

赤ん坊の泣き声だったかもしれないと思うと、

手足どころか背筋まで凍る気がして、

昨晩は、もう、寝付けませんでしたよ。

都合よく無視したいものは、何ですか・・・?


この作品は、前作「ろばの耳」「けはい」と共に「変な風に怖い話」シリーズとして書きました。

今後も思いついた時ゆるゆると投稿しますので、見かけたらよろしくお願いします。

あなたの次に出会う物語が、よい出会いとなりますように。

お読みいただきありがとうございました。


内野さびねこ

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