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俺は、ホモじゃないっ!!!  作者: シマいか
プロローグ
2/3

待っててね 

ゲームの主人公視点です。

僕の名前は、天野 星夜 十七歳。

天川高校の生徒会長である。


僕には前世の記憶があって、かつて腐男子とよばれる類いだった。

そんな僕にはとても気に入っていたゲームがあり、『天シリーズ』と呼ばれるBLものだった。そのシリーズの中でも特に気に入っていたのは『キミホシ』だ。理由は、物凄く好みの攻略対象者が居たから。

その攻略対象者の名前は――桜水 凉彦。

主人公のふたつ下で、このゲームシリーズ"唯一"の受けだった。

そして、他の攻略対象者よりも若干劣っていた。


そう、『劣っている』のではなく『劣っていた』のだ。

容姿は、若干癖っ毛の黒髪に黒曜石が埋まったような瞳。そして、パーツと配置は良いのにあまり目立たない顔。身長も女性が理想とするものよりも、やや低い。なによりも、性格に癖が無いのが他の攻略対象者とは大きく違う所だろう。

だが、彼は選択によっては自分好みに変えられるのだ。

それはもう、人気が出た。

しかし、エンドはとても彼が幸せとは言えないものばかりだった。

これには、プレイヤー達が嘆いた。残酷な終わりかたにゲーム本社に問い合わせをした者達も居た。因みに僕も問い合わせをした。

本社曰く、彼の真のエンディングがあり、それはレジェンドエンドというらしい。

多くのプレイヤーがそのエンドを目指した。だが、どんなに頑張ろうともそのエンディングにたどり着けた者は、一人も居なかった。

そして、一人、また一人と彼の真のエンディングを諦めた。

僕は、諦めずに彼の真のエンディングを目指した。

だが、睡眠時間を削っていた為に車に気が付かず、道路に飛び込んでしまったのだ。

車に撥ね飛ばされたにも関わらず、最後に考えていたのは凉彦の事だった。



次に目を開けた時には、僕はもう『天野 星夜』という主人公に生まれ変わって居た。

僕は、前世の僕が出来なかった夢を果たそうと、思った。

今度は、『ゲームの凉彦』じゃない『現実の生きている凉彦』を幸せにするのだ。


明日は、入学式。凉彦との出合いだ。


待ってて、絶対に僕が幸せにしてみせる。あんな、最後ではなく。

『真の最後』を。

書いてて、自分勝手な奴だなーと思ってしまいました。


でも、これはプロローグ。まだまだ、未來は判らないものです。

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