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ヤンデレ、もしくは幸福な勘違いについて

作者: 河南

※前半無駄に長い。

ヤンデレについて真剣に考えてみた。たぶんメインの二人はハッピーエンド。一歩間違えるとメリーバッドエンド。

氷田草加は温室育ちのお坊ちゃんらしい。


なるほど、確かにあの男はそんな雰囲気だ。


「温室って植物園のこと?」と、とぼけたことをいう幼馴染を、曖昧に頷いてクラスメートに押しつける。幼馴染こと朽葉は、情報源のクラスメートから慣用句やら箱入りやらの説明を受けているが、頭上の疑問符はまだまだ消えそうにない。

ま、無駄だろう、朽葉は顔も脳みそもかわいい出来してるから。


琥珀色の瞳が、クラスメートの言葉を聞くたび、まばたきしたり、見開いたり。

無駄に長いまつげが大きな瞳を際立たせて、くるくると変わる感情を映している。


――嗚呼、きっと「かわいい」って彼女のためにある言葉なんだろうなぁ。


あの男もそう思っているに違いない。ちらりと教室の隅にいた氷田草加を伺う。

すると氷田草加と目があった。切れ長で涼やかな目が少し大きくなって、微笑まれる。同時にぞくりとした悪寒を感じる。


笑顔なのに目が笑っていない、冷たい笑顔。


普段の私ならその笑顔に気分が悪くなって、目をそらすところだけど、理由がわかってるから特にどうとも思わなかった。あの男は私に嫉妬しているのだ。この冴えない、どこにでも居そうな地味女子の私に。


「温室ってになによぅ、ヒユ表現ってなによぅ、あたしの知らない言葉をつかわないで、かおちゃんっ!」


話を聞くのに飽きたのか、朽葉が後ろから抱きついてきた。

それを受け止めながら、私は「やっぱりダメだった?」と、クラスメートと苦笑いを交わす。

自分で聞いておきながら会話を放棄する朽葉は、それでもクラスメートから反感を買うことはない。


いわゆるアレだ。バカなコほど可愛いというヤツだ。


容姿がよくて背も低くおバカな朽葉はこのクラスでマスコット的存在だった。

そして幼馴染の私は引き立て役兼お守り役。

つまり、嫉妬と反感を買うのはいつも私の方。


今も背中から一心に暑い視線を受けていた。

最近は主に、噂の色男・氷田から。




1年の頃から学年首席で、先生方の覚えもめでたく、さらにはその玲瓏たる美貌から、一部の女子から熱狂的な人気を得ている「氷の王子様」、氷田草加。そんな彼が実は幼馴染のストーカーだと知ったのは、つい1週間前のことだった。


体育の授業中、教室に忘れ物を取りに来た私は偶然氷田の荷物を倒してしまい、そこから怪しげな黒いファイルを見つけてしまったのだ。

もちろん私は他人の私物をいつも勝手に覗くような女ではない。ただ、そこからはみ出たメモに朽葉と私の名前が書いていたので、ついつい中をのぞいてしまったのだ。


中にあったのは視線のあってない朽葉の写真。

それも何枚も何枚もファイリングしてあって、ご丁寧に場所と時間までメモされていた。どの写真も屋外でとられたせいか、私の姿まで写っていて、ぞっとしたものだ。


慌てて、慎重に元に戻し、なかったことにするものの、やはり気になって。

帰りにそれとなく朽葉に聞いてみると、やはり異常は彼女の周辺に起きていた。


「最近あった変なこと?ん~……そうだ!やたらとイタズラ電話がかかってくるかも。」

「イタズラ電話?」

「うん。」


こくり、と小動物さながら素直に頷いた朽葉はさして問題だと思ってもいなさそうな顔をしていた。

それもそうだ。朽葉は美少女歴17年の猛者である。更に頭がかわいそうなほど、すっかすかで基本難しいことは放っておくか、誰か(主に私)にお願いするというちゃっかりした性格だ。

今まで私が気づかずスル―していただけで、氷田みたいなのは他にも結構いたのかもしれない。四六時中お守役やってる私が気づかないとすれば、どいつもこいつもたいしたことのない雑魚だったのは救いだけど。


お気楽な朽葉はさておき、小心者の私はそれから恐怖の日々をおくることになった。

一つ気づくと、他の諸々のことも、今までどうして気づかなかったのか!というくらいみえてくる。たとえば、休憩時間中の恐ろしい視線は勿論のこと、真夜中の謎の着信とか、夜道の追跡とか。


どうしよう、どうしよう。これはもう誰かに相談するべきか、それとも本人に直撃すべきか。

ちらちらと氷田の動向を伺い、挙動不審な動きを繰り返す私に、氷田も私にストーカー行為を知られたことを感づいたのか、ついに本人からコンタクトをとってきた。


私の机の中に、手紙をいれてきたのである。


手紙。この車もエコなエネルギーで動くという時代に手紙。

いや、私達は(公式には)連絡先を教えてないし、いきなり話かけられたら逃げるに決まっているので、氷田の判断は正しかったのだろう。

けれど、真っ白な封筒に黒い文字で氷田よりと書かれたそれをみつけた時、私は一瞬意識が遠のいた。


開けるか開けまいか、開けたとして返信すべきかしないか。

頭をかかえ悩んだ末に、しばらく鞄の底に放置していたら、いつの間にかなくしてしまった。恐らく他のプリントにまぎれて捨ててしまったのだろう。


少々罪悪感で胸が痛んだが、悩みの種が一つ消えて正直安心した。どうせ内容は朽葉に近づくなとか、言いふらしたら容赦しないとか、そんなことが書かれているに決まっているのだ。

「氷の王子様」の所業とは思えなかったが、状況的にそうだとしか言えなかった。


私はこれからどうするべきだろう?

相手は学年首席の秀才で、でもとんだ変態野郎で。

たぶん正面で戦って私の勝てる相手じゃない。でも私は幼い頃から朽葉の世話ばかりみていたせいで、こんな時相談できる友人がいない。親や警察に話して大事にしたくないし、なにを考えてるかわからないストーカーを放置したくもない――・・・ああ、もう!


私にどうしろっていうのだ!


悩んで悩んで、地団太を踏んで。

普段使わない脳味噌をフル回転したところで、諦めた。もうどうしようもない。

平平凡凡な私と違って朽葉や氷田は規格外の人間なのだ。だから、起こる事も規格外で問題ない。


つまり、そうだ。そういうことだ。

だから、しょうがない。


はぁ、と溜息一つで受け流したのは、疲れていたからだ。

氷田のことだけじゃない、朽葉と一緒にいることに、私は疲れていた。


昔から朽葉は美しかった。

美しくて、バカなのもかわいいと言われて、私はいつだっておまけ扱い。

そういう立ち位置にいた要領の悪い私も悪いし、状況を変えようとせず甘んじたことだって認める。

いつもいつも、朽葉の美しさが騒ぎを起こす度、今度こそ離れよう!とは思うのだ。

離れて他のグループに入って、友達つくって、恋でもしよう、と。


少し、いや、かなり情けない話だが、私は朽葉に弱い。

頼まれるとほっとけない。涙目で「ねぇ、かおちゃん、どうしたらいい?」と聞かれるとなんとかしてやらなくては、と思ってしまう。


でも今回の件で、気づいた。

このままじゃ私が本当に困った時、助けてくれる人などいないのではないか?

もしかしたら、今回のコレはいい加減幼馴染離れしろとカミサマが私に下した啓示なのかもしれない。


相手はストーカーで粘着質だが、まぁ、色男だ。うん。


………………わかってる。なんだかんだいって私は幼馴染より自分の保身をとったのだ。


家も隣、学校も一緒、しまいにはバイトまでついてくるからたまったものじゃない。

来年で私も高2だし、他に友人が欲しかった。遊びたかった。朽葉ぬきで。


この際ストーカーでもなんでもいいから、とにかく朽葉を誰かに預けたい。

勿論、朽葉を幸せにしてくれそうなヤツの方がいい。


そんなこんなで私は、冒頭にもあったように、氷田の身辺調査を開始した。

身辺調査、といっても朽葉の顔の広さを利用してクラスメートに聞くだけだ。

顔のいい子はこんな時でもお得である。

で、色々と調べてみたら氷田は家も金持ちだし頭もいいし、愛情もありあまってるし、もしかしたら好条件。いやいやそれじゃなくても好条件。あれ?もしかしてこれは私の悩みが一気に片付く感じ?



「ねぇ、かおちゃん。なんで氷田のことなんてきいたの?」


昼食中。

氷田についての情報収集を終え、にわかにみえてきた明るい未来に、にやにやしていると朽葉が突然そんなことを聞いてきた。

いつものほわほわした雰囲気は失せ、どことなく険悪だ。

この子がこんな顔をするなんて珍しい。

私はそう思いながらも、売店で買ったパンに噛み付く。ん、うまい。


「ねぇってばぁ」

「ん~へまほふじふう(今食事中)」

「かおちゃんっ」

「ん~…・」


机をばんばん叩き、興奮し始めた朽葉に、無理やりパンを飲み込ませる。

前の席に座るようにいうと、口をもごもごさせながら大人しく座った。


「ねぇ、かおちゃん?なんで?氷田なんてあたし達に関係ないでしょ?」

「別に。なんとなく興味があったから?」

「興味?なんで!」


なんで、って、そりゃぁ貴方の恋人選びのために?


………なんて、言えるわけがない。いくらなんでもそれじゃぁ朽葉は怒る。

だから代わりに、私はへらりとしまりない笑顔をつくってこう言った。


「いや、私最近数学やばくてさ。誰かに教えてもらいたいな~っと」

「うそだ!かおちゃん、頭いいじゃんっ」

「あ~最近悪くなったんだよ。私図形系すごく苦手で、先生からも注意されたんだよね」


これは嘘じゃない。だけどそこまで危機感はない。

そもそも私、勉強好きじゃないし。


だから、これは。


「今日氷田に勉強見てくれるようお願いしてみるから、朽葉先に帰ってくれる?」


氷田に近づくための、朽葉を遠ざけるための、言い訳。


「…えぇ!?なら私も行く!」

「朽葉、数学だけは得意でしょ?なにいってんの。」

「行くったら行く!絶対いくのっ」

「いや、氷田くんにいきなり二人で押しかけたら迷惑でしょ」

「かおちゃんが一人で行っても迷惑だよ!ねぇ、私が教えるから一緒に帰ろう?それがダメなら二人で行こう?」

「いやいや。朽葉、国語壊滅的だから教え方下手だし、今日はとりあえず聞いてみるだけだから。断られたらすぐに帰るからっ」

「だめだよ、それでもだめ!氷田は絶対だめっ」


その後も散々朽葉はぶーぶー文句を言っていたが、最終的には涙目で「ねぇ、かおちゃん。絶対早くかえってきてね」と言うとしぶしぶ一人で帰って行った。

よしよし、かわいいぞ、朽葉。

かわいいついでに、それで氷田に恋におちちゃってくれ。

んで、私から離れてくれ……・と思いながら、朽葉のふわふわ揺れるダークブラウンの髪をみる。


このダークブラウンの綺麗な髪も、白く細く長い手足も、どれも人形のようにこの世にない美しさだ。きっと朽葉なら本気をだせば、私が世話をしなくとも、どんな男だって捕まえる。

それなのに、どうしてこうも私という世話係に懐くのか、わからない。

わからないけれど、その呆れるほどの執着心はストーカーに通ずるものがあると私は思う。

ひょっとすると、氷田とお似合いのカップルになるかもなぁと思いながら、憩時間終了のチャイムを聞いた。

朽葉を自席に追いやり、ふと振り返ると氷田が未だに刺すような視線で私をみていた。



さて、時はあっという間に過ぎ去って放課後。


ぐずる朽葉を追っ払って、教室に戻ると氷田が残っていた。

こんなちょうどいい偶然はありえないが、なんということはない。私が呼び出したのだ。

今日の朝、いつかの彼にならって手紙を下駄箱にいれておいたのだ。


私が教室に入ってくると、氷田は「やぁ」と明るく手をあげた。

一部の隙もない笑顔。まさしく王子様の微笑み。

思ったよりずっと顔が整っていることを目の当たりにして、私は驚き半分緊張半分で「や、やぁ」と鸚鵡返しに挨拶をしてしまった。


途端、おかしそうに氷田が頬をゆるめる。


それが思いもよらず無防備な笑顔だったので、私はこの人なら大丈夫かもしれないと安易にそう思った。

憎んでるだろう私の前で笑える人なら、そんなに悪い人でもないだろう、っと。


「僕の下駄箱に手紙を入れたのは夏目さん、だよね?」

「うん。」


私、こと夏目薫が頷くと氷田はすっと目を細めた。


「じゃぁ前に僕がだした手紙の答えをくれるってことだね?」

「こ、答え?」

「あれっ、違うの?」


きょとんとした顔で氷田が私をみる。

その顔に若干の後ろめたさを感じながら私は正直に実は読んでないのだ、と答えた。

怖くて読めなかった、っと。


「怖い?え、なんで?僕、なんかした?」

「なんかした、っていうかさ………あー」


なんといえばいいのか。


この整った顔に向かって、お前ストーカーだろう、とはなんともいいづらい。

なにかしちゃったかな、と眉尻をさげ私に尋ねる氷田はどうみても常識人以外のなにものでもない。


しかし、状況証拠は十分揃っている。間違いはない、はず、だし……ね?


「……氷田って、朽葉のことが好きなんでしょ?」


考えた末、口に出した言葉はそれだった。

氷田の顔色をうかがうと、目を丸くして私を見ている。あれっ、間違えた?


もしかしてストーカーは別人?でもあの隠し撮り写真は……

それに昼間の殺気だった視線は明らかに氷田のものだ。そのはずだ。ね、そうでしょう?

じゃなきゃ私の計画はどうなるんだっ


「えっと、夏目さん?夏目さん?」

「な、なに?」

「……いいづらいんだけど、全部声にでてるよ?」

「えぇっ」


かっと自分の顔が熱をもったのを感じた。恥ずかしい!なに動揺してんだ私っ

こんなんじゃ目的は達成できないじゃないか。


「どうしたの?大丈夫?」

「う、うん。ごめん……」

「別にいいよ。それよりストーカーって何?谷崎さん、ストーカー被害にあってるの?」

「あ、その……」


もごもごと口ごもる。ちなみに谷崎っていうのは朽葉の苗字だ。

苗字は結構平凡なのだ、名前は変だけど。


「……落ち着いて、夏目さん。僕、君の力になりたいんだ。」


そっと氷田が私の手を握る。

ひやりとして冷たい。まるで人形みたいな体温。


「……………私、の?朽葉じゃ、なくて?」


「うん。教えて、夏目さん。」


顔をあげると、吸い込まれそうなぐらい近くに氷田の瞳があった。

鋭い視線。いつもより少し柔らかいけど、冷たい笑顔。


………もしかして氷田は、私を睨んでいたわけじゃないのかもそれない。


私は人形のように体温のない男の手を、小さく握り返した。







【おまけ】


かおちゃんのいない道を一人で帰る。

いつもはきらきらしてみえる景色も、酷く単調でつまらない。

他に誘ってくれる子がいなかったわけじゃないけど、かおちゃんのいない時にかわいこぶるのってめんどくさいから一人で帰る方がましだ。どいつもこいつもクソみたいな奴らばっかりで、みんなみんなかおちゃんとあたしを引き離そうとする。かおちゃんとあたしじゃ、つりあってないって。

特にあの男……


「氷田草加…ゆるせない。」


あたしのかおちゃんをいつもいつもあんな目でみやがって!

今日だってじっとかおちゃんのことをみてた!あんな汚い目でかおちゃんのことを汚してた!

あの男がいつもかおちゃんのこと、盗撮しようとしていたのも知ってる。なんて外道な男なんだろう!その度に盾になって、かおちゃんを守るあたしってほんと健気だ。その反面、汚い欲望をかおちゃんに押しつけようとする男。

ゆるせないゆるせないゆるせないっ!


こないだはかおちゃんの机にラブレターまで忍ばせておいて、何様のつもりなんだろう?あいにく賢明なかおちゃんは鞄の中に放置してたので、あたしが代わりに捨ててあげた。優しいかおちゃんが万が一にもあんな男に返事を返したら、調子にのるに決まっているからだ。

でも結局かおちゃんはあの男に会うという。なんて慈悲深いかおちゃん!わざわざ勘違い男に教えてあげるんだね。わかってる、かおちゃんにはあたししかいないもんね?


あたしはかおちゃんの慈悲深さに感動して、ついうっかり、かおちゃんのお願いを許してしまった。

あ~ぁ。いくらかおちゃんとあたしの絆に感動したからって、男と二人きりにするなんて。あたしってホント馬鹿。いつもならもっと上手く「皆」に頼んで、かおちゃんと帰れるよう誘導したのに。


溜息をついて、振り返り校舎を見上げる。

まだかな、かおちゃん。あたしこんなにゆっくり歩いてるんだよ?そのせいでクソ共に話かけられちゃってるんだよ?早く出てきて、一緒に帰ろうって、この手を握って。


「かおちゃん、かおちゃん、あたしのかおちゃん。あたしだけの薫ちゃん。」


小さな声で、そっと唱える秘密の呪文。

だいじょうぶ。まだ、大丈夫。かおちゃんにはあたしだけ。あたしにも、かおちゃんだけ。

でも、もしも、そうはならないと思うけど、万が一。


かおちゃんがあたし以外を選んだら……


「どうしよう、かな」


ふふふ、と思わず笑みがこぼれた。

その時は、その時だ。今までずっとこらえていた、この溢れそうな執着を全部かおちゃんにぶつけるのもいいかも知れない。


だいすきなかおちゃん。アナタがどんな選択をしても、最後に選べる選択は一つだけ。

だってかおちゃんは、絶対私の元に帰って来るって、約束したもの。


―補足―

作中で回収しきれなかった伏線をここで回収します。


・真夜中の無言電話

朽葉が薫にしたもの。薫が自分から離れるかもしれない不安が形になった。

薫に聞かれた時、答えたのは虚言。薫に疑われてるかもしれないとおもったため。


・夜道の追跡/盗撮

氷田の犯行。氷田にとって朽葉は邪魔者以下の背景モブなので、写真はすべて薫を狙って撮ったもの。背景が写ってても気にしません。

夜道の追跡は護衛のため(本人談)ストーカー、ダメ、ぜったい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 氷田くんの問題は一段落、勘違いも解消できたようですが……。 どうしてもこの後薫ちゃんがひどい目にあうようなきがしてなりません。本当の敵な身内にいたのですね。合掌。 続きが気になる作品でした。…
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