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海岸にて
三人の太郎君たちは、海岸を歩いていました。
すると、なにやら子どもたちが、なにかを囲んでさわいでいるではありませんか。
「こら、亀!」
「頭引っ込めてみろ~!」
「甲羅に乗るぞ~!」
見れば子ども達は、三匹の亀を囲んで、甲羅を突いたり、たたいたり。
三人の太郎たちは、子ども達にかけよりました。
桃太郎は剣をかまえ、
「弱いものいじめはやめろ!」
金太郎はしこを踏み、
「おいら達が相手だ!」
浦島太郎はきび団子を手に
「これで勘弁してよ。」
「わーい、美味しそう!」
いじめっ子達はきび団子を残らずひったくり
大喜びで走っていきました。
桃太郎は、頭を抱えて浦島太郎に言いました。
「浦島~。きびだんごは いぬ・さる・きじに渡すことになっているんだぞ~。」
金太郎も頭を抱えました。
「おい、どうするんだ~。」
浦島太郎も頭を抱えました。
「やっちまった~。」
「もしもし、私たちを忘れてはいませんか?」
うなだれている太郎三兄弟が頭をあげると
それは、いじめられていた三匹の亀でした。
「私たちは、亀三兄弟。」
「亀田三兄弟ではありません。」
「助けていただいたお礼に、竜宮城にご招待いたします。」
亀たちは、太郎たちを背中に乗せて、海底へと進んでいきました。
やがて、見えてきたのは、美しい竜宮城…




