リナ、「六月の私」と会議する
**20xx年6月28日(日曜日) 高校1年生**
**朝**
カーテンのすき間から入ってくる光が、
いつもよりちょっとだけ強い気がした。
(今日は……“元気多め寄りのなんとかデー”かな)
・足 → だるさはちょい残り。全力ダッシュする気はないけど、普通に歩くぶんには余裕。
・お腹 → 生理後ゾーン続行中。完全に静かな優等生。
・頭 → 目はちゃんと開くけど、「日曜日なんだからもう少し寝させて」って言いたがってる。
(“おやすみデー”まではいかないけど、
“よっしゃ朝からフルスロットル!”でもない中間)
ベッドわきの壁にはった体調メモを見る。
『6/26 なんとかデー(眠+だる+英語ちょっと)』
『6/27 元気少なめ元気デー(部活+雨)』
空いてる今日の欄に、ペンを走らせる。
『6/28 なんとか寄り元気デー(六月まとめしたい)』
(“したい”って書いたからには、
どっかでやりたいんだよな、六月まとめ)
布団から出て、洗面所へ。
ぬるま湯で顔を洗って、タオルで軽く押さえる。
化粧水→乳液→日焼け止め。
(はい、今日も“3秒自分チェック+一言”)
鏡の前で目を合わせる。
一、二、三。
(クマ、ほぼ無し。
肌も、先月よりは落ち着いてる気が……する。たぶん)
「……今日の私としては、まあアリ」
いつものフレーズが、前よりスムーズに出てくる。
(この“まあアリ”カード、
たぶんもう私のデッキに常備されてるやつ)
髪をとかして、前髪を軽くストレートアイロンで整える。
日曜日なので、学校メイクじゃなくて、
日焼け止め+色付きリップだけの省エネバージョン。
(休日の私は、“未来の自分の肌のために休憩中”ってことにしとこ)
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**午前**
キッチンから、味噌汁の匂いがしてくる。
ダイニングに行くと、
テーブルにはごはんと、
豆腐とネギのお味噌汁、
焼き鮭と、キャベツ+人参の蒸しサラダが並んでいた。
「おはよ〜」
「おはよう。今日は洗濯日和だって」
お母さんが、サラダにすりごまをふりかけながら言う。
「あとでベランダ干し、手伝ってね。
六月の湿気が終わりかけてるうちに、
シーツもやっちゃいたい」
(“シーツやっちゃいたい”って、
たしかにそれっぽいタイミング)
「午後、スーパー行くけど、一緒に行く?」
「行く。果物コーナー確認したい」
横でお味噌汁を飲んでいたお父さんが、
新聞から顔を上げる。
「“果物コーナー確認したい”って、
なんかプロっぽいな」
「プロおやつ選び師だからね〜」
(肩書きが地味に気に入ったかもしれない)
ご飯を食べながら、
テーブルの端に置いてあったカレンダーを見る。
6月のページは、
ほとんど予定が書き込まれていて、
空白は少しだけ。
(あさってで六月終わるのか)
(“六月のリナまとめ”やるなら、今日か明日だよな)
お味噌汁を飲み干しながら、
頭の中でちょっとだけ段取りを考える。
(午後のスーパー→夕方ごはん→夜お風呂→
そのあと、“六月の私会議”30分コースくらいなら、なんとか)
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**昼前〜昼**
午前中は、
洗濯物をベランダに干すお手伝い。
バスタオルをパタパタしながら、
ふと自分の腕を見る。
(ちょっとだけ、前より引き締まってない?
……ってことにしておこう)
日焼け止めを塗ってるおかげか、
腕の色も真っ黒まではいっていない。
(“ちゃんとケアしてる腕です”って顔してる、気がする)
部屋に戻って、
ベッドの上にひっくり返る。
手を伸ばして、本棚から
『夏の途中の交差点』を取る。
(この本、
六月中に読み終わらせたいって思ってたんだよな)
読みかけのしおりのページを開く。
ちょうど、
登場人物たちが
「夏休みの前に、それぞれの今の気持ちをノートに書く」
みたいな場面だった。
> 『将来のことなんて、
> 今はまだ“夏の途中のメモ”くらいでいい。
> でも、そのメモを何も書かずに
> ページだけめくるのは、
> なんか違う気がした。』
(あ、分かる)
(“完璧な答え”じゃなくて、
“途中のメモ”って言い方、
この前の“将来はまだメモ段階”と同じ系統だ)
胸のあたりが、ちょっとだけふわっとする。
(六月の私も、
“夏の途中のメモ”くらいでよくない?)
ページを読み進めていって、
本を閉じたとき、時計はちょうどお昼前だった。
(よし。
六月の終わりに、この本読み終われたの、
けっこう気持ちいいかもしれない)
---
**昼**
お昼は、
昨夜の残りの鶏むね肉をアレンジした
野菜たっぷりスープと、チーズ少しのトースト。
家族でテレビをゆるく見ながら食べる。
太一が、急にスマホをこっちに向けてきた。
「ねえ見て。この動画の人さ、
テスト前なのに筋トレしまくっててさ、
“未来のオレに感謝されたいから”って言ってんの」
「いいじゃん」
「いや、“オレの未来、そんなに期待されても”って感じなんだけど」
(分かる。
“未来の自分”って、なんか勝手にハードル上がりがち)
手の甲をちらっと見て、
頭の中で“翻訳+本音”スイッチを押す。
「でもさ、
“未来の自分をがっかりさせないために”より、
“ちょっとはありがとうって言ってもらえるように”くらいのほうが
まだやる気出なくない?」
「それはある」
太一が笑う。
お父さんが、
味噌汁のお椀をテーブルに置きながら口をはさむ。
「将来の自分ってさ、
今の自分の積み重ねだからね〜」
(はい、出た。“正論風のやつ”)
一瞬、
(う…また重くなりそう)って思ったけど、
ここで前に覚えた“グレーな一言”を使う。
「うん。
でも“全部ちゃんとしてないとダメ”ってより、
“どっか一個だけでもマシになったらラッキー”くらいで見たいかも」
お父さんが少し考えてから、
「まぁ、それでもいいか」と笑った。
(よし、“説教コース”に行かずにすんだ)
(この“グレーな一言”、
やっぱり地味に役立つ)
---
**午後**
午後は、
お母さんとさくらと三人でスーパーへ。
入口の冷たい空気が、
外のむわっとした湿気からの避難所みたいに感じる。
まっすぐ果物コーナーへ行くと、
今日は桃と、
小さめの房のぶどう、
そして冷凍コーナーには
いつもの冷凍ブルーベリーが並んでいた。
「今日はどうする?」とお母さん。
「ブルーベリー一袋と、
桃は……二つ?」
「二つ買うなら、
今日一個食べて、
残りをヨーグルトとかにできるね」
(未来の私のヨーグルト事情まで
ちゃんと考えてくれる母)
ブルーベリーと桃をカゴに入れ、
ついでにプレーンヨーグルトも一つ。
魚売り場では、
鮭とサバとサーモンが氷の上に並んでいる。
お母さんが、トングで一切れのサーモンを持ち上げる。
「今夜、これを蒸して
レモンとオリーブオイルかけるのどう?」
「賛成」
(“サーモン蒸しレモンオイル”、
名前からしてすでにおいしい)
お会計を待っているあいだ、
ふと、さっき読んだ『夏の途中の交差点』の一場面が頭をよぎる。
——未来の自分が、
仕事帰りにスーパーで
迷いなく果物と魚をカゴに入れている姿。
(今日のお母さんポジションが、
何年か後の私だったらいいな〜)
(仕事帰りに、
「今日はブルーベリーとサーモンでいくか」って言いながらさ)
現実の私は、
まだお母さんの隣でカゴを持っているだけだけど。
(でも、今日この選び方覚えるのも、
その未来への“メモ”くらいにはなるのかもしれない)
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**夕方**
家に帰ってきて、
エプロンをつけてキッチンに立つ。
「じゃあ、サーモンとブロッコリーと人参、
一緒に蒸しちゃおっか」
お母さんが言う。
「ブロッコリー、洗って小房に分けてくれる?」
「はーい」
包丁で、
ブロッコリーを小さめに切り分けながら考える。
(“蒸し料理中心”って、
最初はただの健康っぽさだったけど)
(今はもう、
“未来の私の肌と体に票を入れてる感じ”に近いかもしれない)
サーモンと野菜を耐熱皿に並べて、
塩を少し振って、
上からレモンを絞る。
その上に、オリーブオイルをサッとかける。
(見た目地味なんだけど、
こういうのが一番あとで体に優しいやつって、
最近ちょっとだけ分かってきた)
蒸し器にセットして、
タイマーを回す。
タイマーが鳴るまでのあいだ、
リビングのテーブルで
『二人の季節』のノートを開く。
さっきスーパーで浮かんだイメージを、そのまま移す。
> 「スーパーの果物売り場は、
> “未来の自分に票を入れる場所”みたいだった。
> 今日買ったブルーベリーが、
> 何ヶ月か先の“ちょっとだけマシな私”に
> つながっていく感じがして。」
(完全に自分のことだけど、
物語の中で言わせると
ちょっとだけ客観視できるのが不思議)
タイマーの音がして、
キッチンに戻る。
蒸し器を開けると、
サーモンと野菜から
ふわっと湯気が立ち上がった。
(絶対おいしいやつ)
---
**夜**
夕ご飯は、
サーモンと野菜のレモン蒸し、
きゅうりとわかめの酢の物、
豆腐と長ネギのお味噌汁。
「なんか、“健康な食卓です!”って写真に撮りたくなるな」
お父さんが笑いながら言う。
「撮ってもいいけど、
フィルターかけすぎないでね」
お母さんが返す。
(うちの食卓、
たぶんフィルターなしでもじゅうぶん強い)
食後、
少し休んでからお風呂へ。
湯船に浸かると、
一気に全身の力が抜ける。
(あ〜……
今日、“なんとか寄り元気デー”で
ちょうどよかったかも)
(これ以上元気多めだったら、
スーパーからの片付けまで走り続けて
今ごろバテてそう)
湯船から上がって、
タオルで身体を拭いて、
ボディクリームを塗る。
鏡の前で、
もう一回3秒チェック。
一、二、三。
「……今日の私としては、まあアリ」
(さっきより、
ちょっとだけ“アリ度”が上がってる気がするの、
お風呂とご飯と保湿のおかげだな)
---
リビングに戻ると、
テーブルの上には、
さっき買ってきたブルーベリーと桃が並んでいた。
「どっち食べる?」とお母さん。
「今日はブルーベリーでいきたい」
ヨーグルトを器に入れて、
その上に冷凍ブルーベリーをざらっと乗せる。
上から、ハチミツを小さじ1だけ。
(“ブルーベリーヨーグルト・六月お疲れさまバージョン”)
ひとくち食べる。
(……冷たっ、でも、うま)
冷凍ブルーベリーが少しずつ溶けて、
ヨーグルトに薄い紫のマーブル模様が広がっていく。
(コンビニスイーツの派手さはないけど、
“ちゃんと私の味方です”って感じの甘さ)
おやつを食べ終わってから、
自分の部屋に戻る。
机の上に、
日記ノートと、
「月まとめ」用の薄いノートを並べる。
(よし、“六月の私会議”、はじめます)
壁の紙を見る。
『元気デー:35分×3セット
なんとかデー:30分×2〜3セット
おやすみデー:日記+ストレッチだけ』
(今日はなんとか寄り元気デーだから、
30分×2セット+月まとめ+日記で)
タイマーを30分にセットして、
一セット目は「六月の振り返り」。
日記ノートの最初のページに戻って、
6月1日からパラパラと読み返す。
(あ、この日プールで死んでたやつ)
(ここ、友達とちょっとギクシャクした日だ)
(“good enough”を初めて英語で書いた日、ここか)
ページの端に、
気になった単語だけメモしていく。
『ことば/本/英語/からだ/食べ物/睡眠/肌/将来メモ』
(……けっこう“ことば”と“からだと生活”ばっか書いてるな、私)
(この前、学校で将来のこと書かされたときに
出てきたワードと、ほぼ同じじゃん)
(ってことは、
“今ちょっと興味ある世界”は
やっぱりここらへんってことなんだろうな)
月まとめノートの真ん中に線を引いて、
左に「六月の私がよく考えてたこと」、
右に「七月の私に渡したいメモ」と書く。
左側に、さっきの単語を並べる。
『・ことば(本/文章/英語)
・からだと生活(食べ物/睡眠/肌)
・“将来はまだメモ段階”って何回も書いてる』
右側には、
それに対する小さな一行を足していく。
『→ 七月も、
“ことば”と“からだと生活”を
土台にして生きてみる。
→ 将来は、引き続き“メモ段階”でOK。
でも、“今ちょっと興味あること”のメモは
月に一回は更新してあげる。』
タイマーが鳴る。
(うん、“完璧な計画”じゃなくて、
“七月の私への付箋”くらいにはなったかも)
二セット目は、『二人の季節』。
さっきの月まとめをそのまま
物語の中の女の子に渡すみたいに書いていく。
> 「六月の私は、
> “ことば”と“からだと生活”のことばかり考えていた。
> それが、将来の仕事になるかどうかは、
> まだ分からない。
> でも、“今いちばん気になる場所”くらいには
> 認定してもいいのかもしれない。」
> 「七月の私は、
> それを“夢”って呼ばなくてもいい。
> “今、ここにいたい場所のメモ”って呼べれば、
> とりあえず、それでいい。」
書きながら、
自分の胸のあたりが
少しずつ落ち着いてくるのを感じる。
(“夢”って言葉、
まだちょっと重いんだよな)
(でも、“今ここにいたい場所”って言い方なら、
なんか、ちゃんと自分ごとになる)
タイマーが二回目を知らせたので、
ペンを置いて、英語ノートを開く。
今日の一行を書く。
『Today’s English:
I am still in the middle of June,
but I can write a small memo for my future.
→ まだ六月の途中だけど、
未来の私への小さなメモくらいなら書ける。』
(“未来への小さいメモ”って表現、
けっこうしっくりくるかも)
ベッドに移動して、
おやつノートと日記ノートを取り出す。
## 後書き
**日記**
**20xx年6月28日(日曜日) 高校1年生 田中里奈**
今日は、
「六月の終わりに、“六月の私”とちゃんと会議してみた日」だった。
---
### 今日できたこと
1. **「六月の私」が考えていたことを、ノートにまとめられた。**
日記を読み返して、
何回も出てきた単語をメモしていったら、
結局
『ことば(本/文章/英語)』と
『からだと生活(食べ物/睡眠/肌)』ばっかりだった。
学校で将来を書かされたときに出てきたワードと
ほぼ同じだったから、
「あ、これは本当に今の自分が気になってる場所なんだな」って
ちゃんと認められた気がする。
2. **“将来はまだメモ段階”っていう考え方を、「月まとめ」にも応用できた。**
『夏の途中の交差点』の
「将来のことなんて、“夏の途中のメモ”くらいでいい」
っていう一文を読んで、
自分の
“My future is still a memo.”って英語と
つながった感じがした。
だから、
「七月の私は“夢”を決めるんじゃなくて、
“今ここにいたい場所のメモ”を月に一回更新する」
っていうルールにしてみた。
3. **“グレーな一言”で、家族の中の「将来トーク」を重くしすぎずに済んだ。**
お父さんが
「将来の自分は今の自分の積み重ねだからね〜」って言ったとき、
そのままだと
「はい出た正論……」ってなりそうだった。
でも、
「全部ちゃんとしてないとダメじゃなくて、
どっか一個でもマシになったらラッキーくらいで見たい」
ってグレーな一言を返せた。
そのおかげで、説教モードにならずに
会話として終われたのは、
過去の“本音+やわらかい言い方”実験が
ちゃんと身についてきてる証拠だと思う。
---
### 今日できなかったこと
1. **「七月の具体的な勉強計画」までは作れなかった。**
月まとめノートに
“七月の私へのメモ”は書けたけど、
「この曜日はこれを勉強して〜」みたいな
具体的なスケジュールまでは落とし込めなかった。
書こうとすると、
「ほんとに守れるの?」って
自分で自分にツッコミ入れてしまう。
2. **夜のストレッチは、今日も“あとでやろ〜”で終わった。**
お風呂上がりに白湯はちゃんと飲んだ。
でも、
ベッドの上で日記を書き始めちゃって、
「ストレッチしてからにしよう」って一瞬思ったのに、
結局そのままノートタイムに突入した。
明らかに、
“白湯+ストレッチセット”のうち、
白湯だけがレギュラーになっている。
3. **スマホタイムの区切りが、まだふわっとしている。**
今日はそこまで沼には落ちてないけど、
ブルーベリーヨーグルトを食べ終わったあと、
ダラダラとおすすめ動画を見続けそうになった。
「月まとめやるんだった」と思い出して
机に向かえたのはよかったけど、
毎回“思い出し頼み”なのはちょっと危ないかも。
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### 障害とその分析
1. **「計画=ちゃんとした表」にしようとすると、急にしんどくなる。**
月まとめをしていると、
どうしても
「じゃあ七月の目標をきれいな表にしなきゃ」って
頭が動き始める。
でも、
そこで完璧な表を作ろうとすると、
だいたい三日坊主になってきた過去がある。
“計画=立派な表”って思い込みが、
まだ根強く残ってる気がする。
2. **「夢」という言葉の重さ問題。**
『二人の季節』にも、
「夢」って言葉を出すかどうかで
けっこう悩む。
「夢は?」って聞かれると、
どうしても
“人に言っても恥ずかしくないやつ”を
出さなきゃいけない気がしてしまう。
その重さが、
“今ここにいたい場所のメモ”を書くだけでも
ビビらせてくる。
3. **「ストレッチは後回しでいいや」がクセになりかけてる。**
白湯はもうほぼ自動で飲めるようになった。
でも、
ストレッチは
「立ち上がらないといけない」のがちょっとだけハードル。
ベッドに座った状態から動くのが面倒で、
「明日でいっか」が定番になりつつある。
ここを放置すると、
将来的に“なんとかデー率”が
増える予感しかしない。
---
### 明日以降の具体的な対策(小さな実験)
#### 1. 「計画」じゃなくて「七月の付箋」と呼ぶ
* 七月のやりたいことは、
立派な表にしなくていいから、
付箋に一行ずつ書いて
ノートの月初めのページに貼っておく。
例)
「英語ノートに“Future memo”を週に2回書く」
「一週間に一回、魚かサーモンのメニューを選ぶ」
→ “計画”じゃなくて“付箋”だと思えば、
失敗しても付け替えればいい、くらいの気楽さでいけるかもしれない。
#### 2. 「ストレッチ=3分動画1本分だけ」と決めてみる
* スマホで、
立ち上がらなくてもできる
3分くらいのストレッチ動画を一個だけ固定して、
「白湯を飲み終わったら、その動画を1本分だけやる」
ってルールにしてみる。
→ 「ちゃんとしたストレッチしなきゃ」じゃなくて、
“再生ボタン押すだけ”のところまでハードルを下げる実験。
#### 3. 『二人の季節』の中にも「夢」じゃなくて「今ここにいたい場所」を出す
* 物語の中の女の子にも、
「夢」って言葉をいきなり出さずに、
「今いちばんここにいたいって思う場所」を
自分なりにメモさせる。
→ フィクションの中で
“夢の言い換え”を練習することで、
現実の自分も少しずつ
「夢=重い」というイメージをゆるめていきたい。
---
### 中期目標のメモ(継続)
① 理科・国語・英語を「土台科目」として、
週のうち三日はどれか一つに必ず触れる。
② 進路や将来の話題が出たとき、
「翻訳した一言」+「自分の本音一言」を返す。
今日は、
* ① → 英語で
“I am still in the middle of June,
but I can write a small memo for my future.”
って書いた。
これは、
『夏の途中の交差点』の
「夏の途中のメモ」って表現と、
自分の“将来はメモ段階”って考え方を
英語にした感じ。
国語成分としては、
『二人の季節』に
「夢じゃなくて“今ここにいたい場所”って言い方をする」
シーンを書けたので、
そこもちゃんと土台科目に入ってる気がする。
* ② → お昼ご飯のとき、
お父さんの「将来の自分は今の自分の積み重ねだからね〜」を
頭の中で
『全部完璧にしろ』じゃなくて
『どっか一個マシになってたらそれでいい』って
翻訳してから、
「どっか一個でもマシになったらラッキーくらいで見たい」って
グレーな本音一言を返せた。
これのおかげで、
“説教タイム”に変化しなかったのが地味にうれしい。
七月も、とりあえず
この二つの中期目標は継続でよさそう。
(“新しいことを増やす”より、
“すでにある土台をちょっと厚くする”感じ)
---
### 今日のおやつメモ
『6/28のおやつ
・ブルーベリーヨーグルト(冷凍ブルーベリー+プレーンヨーグルト+ハチミツ小さじ1)。
作り方:
→ 器にヨーグルトを入れて、その上に冷凍ブルーベリーを好きなだけ乗せる。
上からハチミツを小さじ1だけかける。
ちょっと置いておくと、ブルーベリーが溶けて
ヨーグルトが薄い紫色になる。
味の感想:
→ 最初はキンキンに冷たいけど、
溶けてくると甘酸っぱさがちょうどよくて、
「六月、おつかれ〜」って言われてる感じ。
食べたあと、変な重さも眠気も来なかったので、
“未来の自分に怒られないおやつ”認定。』
---
### 繰り返しの意識
サーモンや鮭や鯖を蒸して食べて、
ブロッコリーや人参やきゅうりをお皿に乗せて、
豆腐とわかめのお味噌汁を飲んで、
お風呂でちゃんと温まって、
保湿して、
日焼け止めを塗って、
体調メモに「なんとか寄り元気デー」って書いて、
鏡の前で3秒自分チェックをして、
一回目の一言を
「今日の私としては、まあアリ」って
ちゃんと口に出してみる。
日曜日の午前中に、
『夏の途中の交差点』を読み終えて、
「将来はまだ“夏の途中のメモ”でいい」って言葉をもらって、
午後のスーパーでは
ブルーベリーと桃とサーモンを選んで、
「これは“未来の自分に票を入れる買い物”だ」と
こっそり思ってみる。
夜は、
ブルーベリーヨーグルトを食べてから、
日記と月まとめノートを開いて、
六月の自分が何回も考えてたことを
一行ずつ拾っていく。
“夢”って言葉はまだ重いけど、
「今ここにいたい場所」って言い方なら、
なんとか自分の口から出してもいいかなって
少しだけ思える。
将来は、
まだメモ段階。
でも、
そのメモは、
誰かに提出するプリントじゃなくて、
自分のノートの中で
自分に向けてこっそり書くもの。
そのメモに、
今日の私は、
「ことば」と「からだと生活」のそばにいたいです。
って、
六月の終わりにやっと素直に書けたから——
自己採点は、
“なんとか寄り元気デーの中では、だいぶ健闘”。
(“六月の自分とちゃんと向き合って、
ブルーベリーヨーグルトでねぎらって、
七月の自分に小さい付箋を渡せた日”)
七月のことも、
まだぜんぜん決まってないし、
「これでいいのかな……」って
またぐるぐるするんだろうけど、
とりあえず今日は、
I wrote a small memo for my future.
It is good enough for tonight.
(未来の自分への小さなメモを書けたから、
今夜のところは、それで十分。)
ってノートに書いて、
ブルーベリーの紫色を思い出しながら、
今日はこれで、よし。




